【Day 33/365|1日1金融用語】元本保証 ——「保証って、約束の範囲のことだったんですね」と気づいたカナの話

【Day 33/365|1日1金融用語】元本保証 ——「保証って、約束の範囲のことだったんですね」と気づいたカナの話

昨日は、Day 32「分散投資」で幅を縮めました。 でも消えなかった。この連載で「幅ゼロ」と呼んできたのは、段1・段2でした。 その末尾で、その「ゼロ」は何が約束していて、何を約束していないのか、と書きました。
今日は、その約束を読みます。

元本保証を学ぶカナの4コマ・起
カナ「幅ゼロって、絶対に減らないってことですよね」

額面では、そうです。 100万円を通常貯金に置けば、1年後の通帳に100万円未満の数字が並ぶことはありません。ただ、「絶対に減らない」の「絶対」がどこまでかが、今日の話です。

元本保証を学ぶカナの4コマ・承
カナ「じゃあ元本保証の商品を探せば、幅ゼロで増えるってことですか」

幅ゼロで、額面は増えます。 通常貯金なら年0.400%、1年定期なら0.500%。でも Day 23 で見たとおり、物価は1.9%上がっています。 額面は増え、買えるものは減る。元本保証は、その減り方を1円も保証していません。

元本保証を学ぶカナの4コマ・転
カナ「でも、銀行が潰れても100万円は戻ってくるんですよね?」
サトル「約束は3つに分けて読む。誰が、何を、どこまで。銀行が約束しているのは額面だ。銀行が倒れたときの約束は、銀行ではなく別の仕組みがしている。」

種明かしです。
元本保証は「性質」ではなく「約束」です。 約束には、約束する人がいて、約束の中身があって、約束の範囲があります。
「元本保証だから安全」と聞くとき、たいていは①を見ていません。誰が約束しているか。 その人が約束を守れなくなったら、どうなるか。 ここを読まずに「保証」を信じるのは、署名を見ずに契約書にはんこを押すことと同じです。

元本保証を学ぶカナの4コマ・結
カナ「保証って、約束の範囲のことだったんですね」

そういうことです。
ここからは、段1・段2・国債・段3の順に、約束を3つに分けて読みます。

元本保証とは?

元本保証とは、預けた額面の金額が、満期や解約のときに減らずに戻ってくるという約束です。「元本」は預けた額面、「保証」は誰かの約束。
Day 31「リスクとリターン」の言い方なら、額面の振れ幅がゼロだと、誰かが引き受けている状態です。 幅が自然に消えるのではなく、誰かが幅を引き受けているから、預けた側からはゼロに見える。

読み方は3つです。

  • ① 誰が約束しているか … 銀行か、国か、保険会社か。その人が倒れたら、約束も倒れます(投資信託の運用会社は、元本を約束しません。段3で見ます)
  • ② 何を約束しているか … ほとんどの場合、円の額面です。実質(買えるもの)は約束していません
  • ③ どこまでか——何を約束していないか … いくらまで、どの条件で。途中で出すときの利率、物価、約束した人自身の破綻。書いてないことは、約束されていません

⚠️ 用語を1つ。 この連載で「元本保証」と書くとき、「額面が減らない約束がある」という意味だけで使います。「損をしない」という意味では使いません。 Day 23 で見たとおり、額面が減らなくても実質では減ります。

段1・段2:銀行の約束

通常貯金・普通預金・定期預金の元本保証は、銀行の約束です。

  • ① 誰が … その銀行
  • ② 何を … 円の額面。100万円預けたら、100万円未満にはならない
  • ③ 何を約束していないか … 3つあります

1つ目。 物価。 100万円を通常貯金に1年置くと税引後3,187円増えますが、物価に負けない線は19,000円。差し引き15,813円、実質では減っています(Day 23)。銀行は「額面が減らない」と約束しただけで、「買えるものが減らない」とは約束していません。 元本保証と実質は、別の帳簿です。

2つ目。 途中で出したときの利率。 3年定期0.800%を1年半で解約すると、受け取る利率は0.400%(Day 28)。額面は戻る。 約束された利率は戻らない。 元本保証は元本の話で、利率の保証ではありません。

3つ目。 銀行そのものが倒れたとき。 銀行が約束を守れなくなったとき、代わりに前に出るのが、別の約束です。 預金保険機構の説明では、一般の預金は「合算して元本1,000万円までと破綻日までの利息等を保護」。 決済用預金は「全額保護されます」。 外貨預金などは保護の対象外です。
つまり、銀行が倒れたときに前に出る約束は銀行ではなく、預金保険という仕組みがしています。 そしてその約束にも範囲(1,000万円)がある。 この仕組みの中身は Day 37「預金保険(ペイオフ)」で正面から扱います。今日は「約束する人が途中で入れ替わる」ことだけ、押さえてください。

個人向け国債:国の約束

国が約束する元本保証もあります。 個人向け国債です。 財務省の商品概要に、こう書かれています。

  • 償還金額 … 「額面金額100円につき100円(中途換金時も同じ)」
  • 中途換金 … 「発行後1年経過すれば、いつでも中途換金可能」(原則。例外は今日は触れません)。換金時には直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれます
  • 金利の下限 … 「0.05%」。3タイプ(変動10年・固定5年・固定3年)とも「年0.05%の最低金利保証」
  • 購入単位 … 「最低1万円から1万円単位」

3つに分けて読みます。

  • ① 誰が … 国。銀行ではなく、国が約束しています
  • ② 何を … 額面。しかも「中途換金時も同じ」——途中で出しても額面100円につき100円で戻ります。額面が戻る点は、段2の定期と同じ。 違うのは途中で出す条件です(定期はいつでも出せるが利率が0.400%に落ちる。国債は原則1年出せず、出すときは直前2回分の利子相当額が引かれる)
  • ③ どこまでか … 原則、発行後1年は換金できないこと(軸1の日数)、換金時に直前2回分の利子相当額が差し引かれること(受け取った利子を返す形になるので、1年で出せば利子はほぼゼロ)、そして物価。国も、実質は約束していません

⚠️ ここで、比べてはいけない比べ方が1つあります。「国の約束のほうが銀行より安全だから、国債のほうが得」とは言えません。約束の強さで、受け取る利率は決まりません。 個人向け国債の利率は回ごとの基準金利で決まり(変動10年は「基準金利×0.66」)、1年定期を上回る回も下回る回もあり得ます。 決まっているのは下限だけ——0.05%、100万円で年500円、税引後398円。 1年定期0.500%の税引後3,984円と並べると10分の1ですが、これは下限どうしではなく、下限と実勢の比較です。 どちらを選ぶかは、③の中身——原則1年出せないこと、途中で出すと利子が消えること——を引き受けられるかで決めます。

段3:約束は、ありません

投資信託と株式に、元本保証はありません。 金融庁の「資産形成の基本」は、こう書いています。「株式や投資信託などの運用商品に投資することで、預貯金よりも高いリターンを期待することはできますが、元本割れのおそれもあります。」

3つに分けると、こうなります。

  • ① 誰が … 誰も約束していません
  • ② 何を … 何も。Day 31 で見た±19.19%の幅を、預けた人が自分で引き受けています
  • ③ 何を約束していないか … 全部。額面も、実質も、利率も

幅ゼロと幅つきの境目は、ここです。 段1・段2には「額面が減らない」という約束があり、段3にはない。だから段3の幅は、誰も引き受けてくれず、自分に来ます。 Day 27 で運用しているお金を生活防衛資金に入れなかった理由は、突き詰めれば「約束がないから」でした。
カナの下限(固定費×2)は、段1の約束の中にあります。 リボを返している今、カナがやることは読むだけです。

⚠️ 「元本確保」「元本確保型」という言葉を見たら、必ず①〜③を読んでください。 誰が、何を、どこまで(いくらまで・どの条件で)。「保証」と「確保」は別の言葉で、確保のほうは条件つきのことが多い。 書いてあることだけが約束です。

元本保証は、増えることを約束しない

ここが今日いちばん大事なところです。

カナの「元本保証の商品を探せば、幅ゼロで増える」は、半分正しくて、半分違います。 額面は増えます。 通常貯金なら3,187円、1年定期なら3,984円、個人向け国債の最低金利なら398円(いずれも100万円・税引後)。幅ゼロで、確定で、増える。

でも、物価に負けない線は19,000円です。 3つとも、線に届きません。元本保証の商品は、いまの金利では、額面で増えて実質で減る。 これは約束違反ではありません。そもそも実質を約束していないからです。

だから元本保証は「増やす道具」ではなく、「減らさない道具」です。 減らさないのは額面。 何のために額面を減らさないかは、Day 27 で決めました。必要な月に、必要な額が、そこにあること。 生活防衛資金の下限と基準線は、この約束がある段1・段2で作る。 それが元本保証の使い道であって、「元本保証だから増える」「元本保証だから安全」という読み方は、①〜③を読んでいない読み方です。

私の100万円と、約束の範囲

この連載では、私が実際に100万円を1年間運用しています。

昨日、記録に足したのは「中身どうしの向きを書く」でした。
今日足すのは、「約束の範囲」を書くことです。 この100万円のうち、額面が減らないと誰かが約束している部分はいくらで、約束しているのは誰か。

Day 6 で実質を併記、Day 7 で税引後、Day 8 で分母、Day 9 で元手の出どころ、Day 10 で自分の税率、Day 11 で住民税10%込み、Day 12 で預金の線、Day 13 で変化の原因の切り分け、Day 14 で通貨の内訳、Day 15 でドル建て、Day 16 で理論値だと断ること、Day 17 で通貨自体が割安だと明記すること、Day 18 で制度が動いた日付、Day 19 で書く順番、Day 20 で判定せず事実だけを残すこと、Day 21 で残高と流れを分けること、Day 22 で分子と分母のどちらが動いたかを書くこと、Day 23 で実質を何で割ったかを書くこと、Day 24 で引いた数字がどの版なのかを書くこと、Day 25 で運用の成績を黒字の日数に換算すること、Day 26 で「一度だけ決めたこと」と「その場で決めたこと」を分けること、Day 27 で生活防衛資金を運用の口座に混ぜないこと、Day 28 で現金になるまでの営業日数を書くこと、Day 29 で諦めた1つを書くこと、Day 30 で負債の側を書くこと、Day 31 で想定した幅の中か外かを書くこと、Day 32 で中身どうしの向きを書くこと。
今日足すのは、約束の範囲を書くことです。

私の答えは、「約束はない」です。 この100万円は運用に回しています。額面が減らないと約束している人は、誰もいません。 幅は全部、私に来ます。Day 1 で引き受けたのは、この「約束がない」状態でした。

だから記録には、こう書きます。「元本保証:なし(100万円全額)」。 Day 30 の「負債:無し」と同じで、無いことを書きます。 書かないと、来月の私が「約束があるつもり」で読むかもしれないからです。

そして、今日はっきりしたことが1つ。この100万円が超えるべき線、1年定期の税引後3,984円は、「約束のある側」の数字です。私は、約束のある3,984円を、約束のない何かで超えようとしている。 超えられなければ、「1年目は、約束を捨てたぶんが返ってこなかった」と事実として書きます。 Day 31 で「幅ゼロを幅つきで超える」と書いたことを、今日は「約束を捨てて、約束なしで超える」と言い直せます。同じことを、別の言葉で見ています。

⚠️ 1つだけ、正直に。「約束のある側」も実質では減っています。 3,984円は19,000円に届かない。私が約束を捨てたのは、約束のある側にいても実質で減るからでした。約束があれば安全、ではない。 約束がなければ危険、でもない。 どちらも、①〜③を読んでから決めることです。

よくある質問(FAQ・全6問)

Q1. 元本保証があれば、損はしないんですか?

額面では損をしません。 実質では損をすることがあります。
元本保証が約束しているのは「預けた額面が減らない」ことだけです。 100万円を通常貯金に1年置けば税引後3,187円増えますが、物価に負けない線は19,000円。差し引き15,813円、実質では減っています(Day 23)。
これは約束違反ではありません。銀行はもともと、実質を約束していないからです。元本保証を「損をしない」と読み替えないこと。 読み替えた瞬間に、①〜③を読まなくなります。

Q2. 銀行が潰れたら、預金はどうなるんですか?

銀行が約束を守れなくなったとき、代わりに前に出るのが預金保険の約束です。
預金保険機構の説明では、一般の預金は「合算して元本1,000万円までと破綻日までの利息等を保護」、決済用預金は「全額保護されます」。 外貨預金などは対象外です。
つまり約束する人が、銀行から預金保険という仕組みに入れ替わり、範囲も1,000万円という上限がつきます。 この仕組みの中身——どう合算するのか、いつ戻るのか——は Day 37「預金保険(ペイオフ)」で扱います。 今日は「約束する人が入れ替わる」ことだけ押さえてください。

Q3. 個人向け国債は、定期預金より安全ですか?

約束している人が違います。 銀行と、国。 それだけです。 「安全」を一言で比べることはしません。
個人向け国債は財務省の商品概要で「額面金額100円につき100円(中途換金時も同じ)」。 額面が戻る点は段2の定期と同じで、違うのは途中で出す条件です。 定期はいつでも出せるが利率が0.400%に落ちる。 国債は原則、発行後1年は換金できず、換金時には直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれる。
利率は回ごとの基準金利で決まり、約束の強さで利率は決まりません。 決まっているのは下限の0.05%——100万円なら年500円、税引後398円——だけです。 選ぶなら、③の中身を引き受けられるかで決めてください。

Q4. 「元本確保型」と「元本保証」は同じですか?

別の言葉です。 同じだと思わないでください。
この連載で「元本保証」と書くのは、額面が減らないと誰かが約束しているものだけです。 「確保」「確保型」「守る」といった言葉を見たら、①誰が ②何を ③どこまで(いくらまで・どの条件で)を必ず読んでください。条件つきの約束は、条件が外れれば約束ではなくなります。
書いてあることだけが約束です。書いてないことは、約束されていません。

Q5. 元本保証の商品だけで運用すれば、安心ですよね?

額面は減りません。 でも、いまの金利では実質で減ります。 それを「安心」と呼ぶかは、あなたの判断です。
通常貯金3,187円、1年定期3,984円、個人向け国債の最低金利398円(100万円・税引後)。3つとも、物価に負けない線19,000円に届きません。 元本保証の商品は、減らさない道具であって、増やす道具ではない。
減らさない道具の使い道は Day 27 で決めました——生活防衛資金の下限と基準線。 その上のお金をどうするかは、約束を捨てて幅を引き受けるかどうかの話で、Day 31・Day 32 の話です。

Q6. 私の100万円も、元本保証の商品に入れたほうがよかったんじゃないですか?

入れていれば、いまの金利で税引後3,984円が確定していました。 そして、それは19,000円に届きません。
私が約束を捨てたのは、約束のある側にいても実質で減るからです。 約束を捨てれば、実質で増える可能性が出る。同時に、実質でも額面でも減る可能性も出る。 それが Day 31 で見た幅です。
超えたかどうかは、1年後に出ます。 超えられなければ、「約束を捨てたぶんが返ってこなかった」と事実として書く。それが正しい選択だったかの判定は混ぜません。 毎月の報告で隠さずに書きます。

まとめ

元本保証とは、「預けた額面が減らない」という、誰かの約束。 幅ゼロの正体はこの約束で、性質ではなく約束です。 読み方は①誰が ②何を ③どこまでか——何を約束していないか。

段1・段2は銀行の約束。 約束しているのは円の額面。 約束していないのは物価(実質では15,813円減る)、途中で出したときの利率(3年たつまで0.400%)、銀行が倒れたとき(代わりに前に出るのが預金保険の「元本1,000万円までと破綻日までの利息等」。 中身は Day 37 で)。

個人向け国債は国の約束。「額面金額100円につき100円(中途換金時も同じ)」。 額面が戻る点は定期と同じで、違うのは途中で出す条件——原則1年は換金できず、換金時に直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が引かれる。 利率は回ごとの基準金利で決まり、約束の強さで利率は決まらない。 下限は0.05%=100万円で税引後398円。

段3には約束がありません。 金融庁の言い方で「預貯金よりも高いリターンを期待することはできますが、元本割れのおそれもあります」。幅ゼロと幅つきの境目は、約束があるかどうか。

元本保証は、増やす道具ではなく、減らさない道具。 いまの金利では、額面で増えて実質で減る。 使い道は Day 27 の生活防衛資金。「元本保証だから安全」は、①〜③を読んでいない読み方。

私の100万円は「元本保証:なし」。 約束のある3,984円を、約束なしで超えようとしています。

🎯 今日の1手(実践)

Day 28 の地図の各行に、「約束の範囲」①②③を書き足します(③は2行になります)。 手順は3つです。

1つ目。 段1・段2の行に、①誰が ②何を ③どこまで、を書く。
①はその銀行の名前。 ②は「額面」。 ③は2つに分けて、「銀行が倒れたとき→預金保険(元本1,000万円までと利息等)」と、同じ銀行に置いている段1+段2の合計が1,000万円を超えているか(あり/なし)を書きます。
⚠️ 合算のしかたや対象の細かい決まりは Day 37 でやるので、今日は「同じ銀行で1,000万円を超えているか」だけ見てください。

2つ目。 個人向け国債を持っていれば、その行に「国/額面(中途換金時も同じ)/全額」と書く。
そして③の外側に、「発行後1年は換金不可」「換金時に直前2回分の利子相当額が引かれる」と書き添えてください。 約束していないことも、書いておくのが今日の1手です。

3つ目。 段3の行に「約束:なし」と書く。
Day 30 の「負債:無し」や、Day 31 の1手で段3を持たない人が書いた「段3:無し・幅ゼロ」と同じで、無いことを書きます。 段3を持っている人は、その額の幅を引き受けているのは自分だと、行の横に書いてください。

読み方はこうです。上から順に見て、当たったものは全部やります(排他ではありません)。 段3しか持っていない人は、3つ目を書いて終わりです。

  • 元本保証だと思って持っていたものが、①〜③を読んだら「確保」「条件つき」だった … その行を「約束:条件つき」に書き直してください。条件の中身を、商品の説明書の文言のまま写す。 今日の1手で、いちばん先にやる1行です
  • 同じ銀行に段1+段2で1,000万円を超えて置いている … 超えたぶんは、預金保険の約束の外にあります(銀行の財産から戻る部分があるかは Day 37 で)。分けるかどうかは Day 37 の中身を読んでから決めてください。今日は「外にある額」を書くだけで構いません
  • どちらにも当たらない … 約束の範囲の中です。「額面は減らない、実質は Day 23 のとおり」と1行書いて終わりです

⚠️ 2点、断ります。
① 今日の1手は、元本保証の商品を買うことでも、売ることでもありません。 持っているものの約束を読むことです。
② 預金保険の「1,000万円」は、合算のしかたや対象の細かい決まりがあります。 今日書いたのは入口だけで、Day 37 で正面から扱います。 今日の判定で「外にある」と出ても、慌てて動かさないでください。

Day 7 で手取り率、Day 8 で基本給比率、Day 9 で標準報酬月額、Day 10 で実効税率、Day 11 で住民税倍率、Day 12 で何もしなかった場合の額、Day 13 で金利感応度、Day 14 で外貨比率、Day 15 でドル建て換算、Day 16 で往復コスト率、Day 17 で割安率、Day 18 で会合の日付、Day 19 で7つの棚卸し、Day 20 で自分DI、Day 21 でGDP比率、Day 22 で分母を替えて確かめること、Day 23 で引く相手を書くこと、Day 24 で実質の昇給率、Day 25 で自分の1枚、Day 26 で固定費率、Day 27 で3行の並べ方、Day 28 で段ごとの日数、Day 29 ですぐ出せる状態の値段、Day 30 で純資産、Day 31 で段3の振れ幅、Day 32 で中身どうしの向き。
今日の「約束の範囲」で27個目です。 昨日は幅が縮んでいるかを向きで確かめました。今日は、幅がゼロに見える行に、誰の約束が乗っているかを書いています。

幅ゼロの側は、約束で読めました。幅がある側は、どう読むか。 Day 31 で「真ん中」と呼んできた数字——国内株式の4.8%——は、誰も約束していない数字です。 それでも、選ぶときの目盛りになる。約束のない数字を、どう出して、どう使うのか。
明日 Day 34「期待値」では、その「真ん中」の正体を見ます。明日、そこに着きます。

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⚠️ ご注意

本記事は筆者個人の投資記録および一般的な金融知識の解説であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
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