【Day 29/365|1日1金融用語】機会費用 ——「諦めたものにも、値段がつくんですね」と気づいたカナの話

【Day 29/365|1日1金融用語】機会費用 ——「諦めたものにも、値段がつくんですね」と気づいたカナの話

昨日は、Day 28「流動性」で持っているお金の全体を段の地図に並べ、列B(いま出したら何が減るか)は利率のままで構わないと書きました。
今日は、その列Bを金額に直します。 そして、その金額に名前をつけます。

機会費用を学ぶカナの4コマ・起
カナ「下限ぶん、段1に移しました。……でもこれ、損してますよね?」

おめでとうございます。 それで正しい。 そして、「損している」という感覚も、半分は正しい。ただ、名前が違います。

機会費用を学ぶカナの4コマ・承
カナ「定期なら0.500%なのに、0.400%で置いてるわけだし」

そこです。カナは、いま何も払っていません。 通常貯金に置いても利息は0.400%つきます。手数料も引かれていない。 それでも「損した」と感じる。その感覚の正体が、今日の用語です。

機会費用を学ぶカナの4コマ・転
カナ「じゃあいくら損してるんですか、それ」
サトル「損じゃない。値段だ。すぐ出せる状態には値段がついていて、それは計算できる。」

種明かしです。
払っていないのに失っているものがあります。 「もし、こうしていたら」の側に置き去りにした利息です。 経済学ではこれを機会費用と呼びます。
そして機会費用は、数えられるものと、数えられないものに分かれます。 分ける線は2本。 1本目は昨日の軸2の2種類(減り方が事前に分かるか)と同じ線。 2本目は今日引く、「昨日の地図に候補として載っていたか」の線です。

機会費用を学ぶカナの4コマ・結
カナ「諦めたものにも、値段がつくんですね」

そういうことです。
ここからは、その値段を実際に出します。 そして数えてはいけない値段も、はっきりさせます。

機会費用とは?

機会費用とは、ある選択をしたことで諦めた、「次に良い選択肢」から得られたはずの価値です。 英語で opportunity cost。選ばなかった機会(opportunity)が、その選択の費用(cost)になっている、という意味です。

数えるときの決まりは3つです。

  • ① 実際に払ったお金ではない。 財布からは出ていかない。だから通帳にも家計簿にも出てこない。自分で数えないと、永久に見えません
  • ② 「次に良い1つ」だけを数える。 諦めた選択肢が10個あっても、足し算しません。そのうち最も良かった1つの価値だけです。全部足すと、1つの選択に10回ぶんの費用がついてしまいます。そして「次に良い1つ」は、選ぶ時点で候補に載せていたものの中から選びます。 何を候補に載せたかは、選ぶ前に決めておく(カナは昨日の地図、私は1年という運用期間)。載せなかったものは、あとから次善になりません。これもこの連載の決まりです
  • ③ 確定していないものは数えない。 「上がっていたら」は、選ぶ時点で分かっていた数字ではありません。 昨日の言い方なら、軸2が「分からない」ものは、機会費用にも「分からない」と書きます

⚠️ ③は、この連載の決まりです。 経済学では、結果が不確かな選択肢も期待値(平均すれば見込める額)で数えるのが普通です。この連載では、それをしません。 理由は昨日と同じで、数えられないことを数えられないまま残すためです。 事後に「あの株を買っていれば」と数える後悔は、機会費用とは別のものとして扱います。

もう1つ、言葉を分けておきます。機会費用は「次善の価値」そのもの(今日の例では0.500%)。選んだものにも価値があるなら(段1の0.400%)、2つの差が「諦めたぶんの正味」です。 カナが「損した」と感じているのは、この差のほう。 以下、この差を値段と呼びます。

下限を段1に置く値段

昨日決めたことを、もう一度書きます。下限(固定費×2)は段1へ。 基準線までの残りは、段2の短いもの(6か月・1年)へ。

段1に置いた下限の機会費用は、「次に良い1つ」=段2の短い定期の0.500%です。 昨日の地図で、下限の隣に置き場として決めた候補だからです。 ゆうちょ銀行の2026年9月7日現在の利率で、6か月もの・1年ものはどちらも0.500%、通常貯金は0.400%。

選んだ段1でも0.400%は受け取ります。 だから値段は、差の0.100ポイント。 金額にします。

  • 1万円あたり … 年10円
  • 10万円あたり … 年100円。利息には20.315%の税金がかかるので、税引後80円
  • 100万円あたり … 年1,000円。税引後797円

これが、下限を「手続きを挟まずに出せる場所」に置く値段です。 10万円につき、年80円。

仮に、あなたの下限が20万円だったとします(固定費が月10万円の場合です。実際の額は自分の明細でしか出ません)。 段1に置く値段は、年200円、税引後159円。
Day 6「購買力」のラーメン909円で数えると、100万円ぶんでも税引後797円では1杯に届きません(切り捨て。 税引前の1,000円でようやく1杯)。20万円の159円なら、なおさら届きません。

カナの「損してますよね」の中身は、これです。 損ではなく、すぐ出せる状態を1年間買った代金。払っていないのに、確かに失っている。 そして金額が分かっている。 だから、値段と呼べます。
カナは、この値段を見て、下限をそのまま段1に置くことにしました。 感覚で置いたのではなく、値段を見て置いた。それが今日の変化です。

⚠️ 逆向きの機会費用も1つあります。下限を段2に置いた場合の機会費用です。 空白の月に解約の手続きが1つ挟まる——失うのは利率ではなく、手続きの時間です。 昨日と同じ理由で、何時間になるかは出しません。 数えられないので、「分からない」と書きます。数えられる側だけが小さく見えるのは、そのせいです。

候補に無かったものは、次善にならない

ここが今日のいちばん大事なところです。

段2には、もっと利率の高いものがあります。2年0.650%、3年0.800%、5年1.000%。 3年もので数えれば、差は0.400ポイント。 100万円で年4,000円です。1,000円の4倍。

でも、これは数えません。

理由は昨日の地図にあります。 基準線までの残りは、離職から数か月後に使うお金でした。 だから昨日、「回すなら6か月ものや1年ものなど、短いもの」と決めました。半年〜1年なら、使う前に満期が来うる。 2年以上は来ない。 2年以上の定期は、昨日の地図に置き場として登場していません。 候補に載せなかったものは、決まりの②で、次善になりません。

⚠️ 6か月・1年の定期にも、断りは要ります。3年たつまでに解約すれば0.400%=段1と同じなので、0.500%は「満期まで置けた場合」の利率です。
それでも短い定期を前提にして構わないのは、確定のしかたが違うからです。 短い定期は満期が来るごとに0.500%が確定していきます。 空白の月が来て解約しても、失うのはその回の期間ぶん(半年か1年)だけ。 一方で3年ものの0.800%は、3年たつまで確定しません。 途中で手をつければ、全期間が0.400%に戻ります。 0.800%に届くには3年間、1度も下限に手をつけないことが前提になり、それは下限を置く理由そのものと衝突します。 候補に載せていないのは、そのためです。

段3(投資信託・株式)との差は、決まりの③で出しません。 申し込む時点でいくらになるか分からないものは、機会費用としても「分からない」と書きます。 昨日、列Bに「分からない」と書いたところは、今日も「分からない」のままです。 金額に直せるのは、列Bに利率が入っていたところだけです。

候補に無かったものまで数えると、値段が大きく見えます。 4,000円と言えば動きたくなる。 1,000円なら、そのまま置く人も多いはずです。どちらの数字を見るかで、行動が変わります。 だから、候補に載せていた中の、確定している側だけで数えることに決めています。

物価との差は、機会費用ではない

もう1つ、混ざりやすいものを分けておきます。

Day 23「名目値と実質値」で、普通預金0.400%に対して物価は1.9%と書きました。 100万円を1年置くと、税引後3,187円増えて、物価に負けない線19,000円に15,813円届かない——実質では減っている計算です。
昨日のFAQでも、すぐ出せる状態を保つ=この差を毎年引き受けることと書きました。
⚠️ 昨日のその1文は、Day 23 の実質の帳簿の話として読み直してください。 段1を選んだことの値段ではなく、円で持っている人が全員払う額です。 今日の機会費用は、その横に置く別の帳簿です。

この差は、機会費用ではありません。

機会費用は「他の選択肢を選んでいたら得られたもの」です。 物価は、選択肢ではありません。 どの段に置いても、どの商品を選んでも、1.9%は全員に同じように来ます。 段1を選んだから物価が上がるわけではない。

だから、帳簿を2つに分けます。

  • 実質で減る額(Day 23)… 置き場所を選んでも消えない。 全員が払う
  • 機会費用と、その値段(今日)… 置き場所を選んだから生じた。 選び方で変わる

カナが「損した」と感じたのは、後者のほうです。 そして後者の値段は、100万円で税引後797円。前者の15,813円と並べると、およそ20分の1です。
⚠️ これは「機会費用は小さいから気にするな」という話ではありません。 2つを混ぜると、段1に置いたせいで15,813円損したという誤った文が出来上がります。分けて数えるのは、正しく責める相手を選ぶためです。

私の100万円と、諦めた1つ

この連載では、私が実際に100万円を1年間運用しています。

昨日、記録に足したのは「現金になるまでの営業日数を書く」でした。
今日足すのは、「選ばなかった次に良い1つと、その確定していた利率」を書くことです。

Day 6 で実質を併記、Day 7 で税引後、Day 8 で分母、Day 9 で元手の出どころ、Day 10 で自分の税率、Day 11 で住民税10%込み、Day 12 で預金の線、Day 13 で変化の原因の切り分け、Day 14 で通貨の内訳、Day 15 でドル建て、Day 16 で理論値だと断ること、Day 17 で通貨自体が割安だと明記すること、Day 18 で制度が動いた日付、Day 19 で書く順番、Day 20 で判定せず事実だけを残すこと、Day 21 で残高と流れを分けること、Day 22 で分子と分母のどちらが動いたかを書くこと、Day 23 で実質を何で割ったかを書くこと、Day 24 で引いた数字がどの版なのかを書くこと、Day 25 で運用の成績を黒字の日数に換算すること、Day 26 で「一度だけ決めたこと」と「その場で決めたこと」を分けること、Day 27 で生活防衛資金を運用の口座に混ぜないこと、Day 28 で現金になるまでの営業日数を書くこと。
今日足すのは、諦めた1つを書くことです。

そして、今日はっきり書かなければならないことがあります。

Day 12「政策金利」で、私が超えなければならない最低ラインは、普通預金に置いた場合の税引後3,187円だと書きました。「何もしなかった場合」の線です。

今日の決まりで数え直すと、私の100万円の機会費用は、その線ではありません。
この100万円は1年間動かさないと決めているお金です。 だから1年定期は、満期まで置き切れる。 運用に回した時点で候補に載せていた次に良い1つは、1年定期0.500%=年5,000円、税引後3,984円。これが私の機会費用です。
Day 12 の線3,187円と、今日の線3,984円の間隔は797円。 100万円あたりの0.100ポイントぶんです。これは私の正味ではなく、2本の線の幅です。

⚠️ ただし、カナと私では出せるものが1つ違います。 カナは選んだ段1の0.400%も確定しているので、差=値段(797円)まで出せました。 私は、選んだ運用のほうの結果が1年たつまで確定しません。 だから今日書けるのは機会費用の3,984円だけで、諦めたぶんの正味は、1年後に運用の結果が出てから引きます。

したがって、機会費用で測る限り、私が超えるべき額は3,187円ではなく3,984円です。 Day 12 の線は「動かさなかった場合」の線として残します。今日から、その横に「諦めた1つ」の線を並べます。 ラーメンなら、3杯が4杯になります。

⚠️ 2年・3年・5年の定期は数えません。この100万円の運用期間は1年で、満期が来ないものは候補に載せていなかったからです。 決まりの②です。

昨日、口座に時間の軸を足しました。今日は、選ばなかった1つを、選んだものの横に書きます。

よくある質問(FAQ・全6問)

Q1. 機会費用って、実際に払うお金なんですか?

払いません。 1円も出ていきません。
通常貯金に置いても0.400%の利息はつきますし、手数料も引かれません。それでも、1年定期に置いていれば受け取れた0.500%は、確かに受け取れなかった。 その受け取れなかった側を数えるのが機会費用で、選んだ段1の0.400%との差が値段です。
通帳にも家計簿にも出てこないので、自分で数えないと存在しないことになります。 今日の1手で金額にするのは、そのためです。

Q2. 諦めたものが複数あるとき、全部足すんですか?

足しません。 「次に良い1つ」だけです。
下限を段1に置いたとき、諦めたのは6か月定期・1年定期・2年定期・3年定期・5年定期……と並べられます。 でもカナが選べたのは、そのうち1つだけです。同じお金を同時に3か所には置けません。
だから数えるのは、候補に載せていた中でいちばん良かった1つ——今日の例では昨日の地図に載っていた短い定期の0.500%。 段1の0.400%との差、0.100ポイントが値段です。 全部足すと、1つの選択に何回ぶんも費用がついてしまいます。

Q3. 3年定期の0.800%との差は、なぜ数えないんですか?

昨日の地図で、候補に載せていなかったからです。
下限の隣に置くと決めたのは段2の短いもの(6か月・1年)でした。 使う場面は離職から数か月後で、長い定期の満期はまず来ないからです。候補に載せなかったものは、次善になりません(決まりの②)。
もう1つ。 短い定期は満期ごとに0.500%が確定しますが、3年ものの0.800%は3年たつまで確定しません。 ゆうちょ銀行の規定では、3年たつまでに解約すると受け取る利率は0.400%、通常貯金と同じ。 0.800%に届くには3年間、1度も下限に手をつけないことが前提になり、下限を置く理由そのものと衝突します。 4,000円と言えば動きたくなりますが、その4,000円は、候補に載せていなかった数字です。

Q4. 投資信託や株に置かなかった機会費用は、いくらですか?

「分からない」です。 それが答えです。
投資信託の換金価額は申込受付日(外国株式型は翌営業日)の基準価額で、申し込む時点では決まっていません。 株も同じです。選ぶ時点で確定していなかった数字は、機会費用としても確定しません。
昨日の1手で、列Bに「分からない」と書いたところは、今日も「分からない」のままです。 事後に「買っていれば」と数える後悔は、機会費用ではなく、別のものとして扱います。

Q5. 物価が1.9%上がっているぶんも、機会費用ですよね?

違います。 機会費用は「他の選択肢を選んでいたら得られたもの」です。 物価は選択肢ではありません。
どの段に置いても、どの商品を選んでも、1.9%は全員に同じように来ます。 段1を選んだから物価が上がるわけではない。 だから実質で減る額(Day 23)と機会費用(今日)は、別の帳簿です。
100万円なら、前者は税引後で年15,813円(Day 23)、後者の値段は税引後797円。混ぜると「段1に置いたせいで15,813円損した」という誤った文になります。 分けるのは、責める相手を間違えないためです。

Q6. 値段が年1,000円なら、下限は段1で構わないってことですか?

構いません。 ただし「小さいから」ではなく「値段が分かったから」です。
下限に求められているのは、手続きを挟まずに出せることでした(昨日)。その状態を1年保つ代金が、100万円あたり税引後797円。 これが高いか安いかを決めるのは、あなたです。
大事なのは、「損している気がする」から「年◯円で買っている」に変わることです。カナは今日、本文で値段を見て、そのまま段1に置くことにしました。 感覚で置いたのではなく、値段を見て置いた。 それが今日の変化です。

まとめ

機会費用とは、ある選択をしたことで諦めた、「次に良い選択肢」から得られたはずの価値です。財布からは出ていかない。 だから自分で数えるしかありません。

数える決まりは3つでした。①実際に払ったお金ではない ②候補に載せた中の「次に良い1つ」だけ ③確定していないものは数えない。

下限を段1(通常貯金・普通預金)に置く機会費用は、段2の短い定期の0.500%。 段1でも0.400%は受け取るので、値段は差の0.100ポイント。 100万円あたり年1,000円、税引後797円。 10万円なら税引後80円。これが「手続きを挟まずに出せる状態」の値段です。

3年定期0.800%との差は、数えません。 昨日の地図で下限の隣に置いた候補は短い定期(6か月・1年)だけで、候補に載せなかったものは次善になりません(決まりの②)。 短い定期は満期ごとに確定しますが、3年ものは3年たつまで確定せず、0.800%は3年間1度も手をつけない前提の数字だからです。段3(投資信託・株式)との差は、「分からない」のまま残します(決まりの③)。

物価1.9%との差は、機会費用ではありません。 物価は選択肢ではなく、どこに置いても全員に同じように来るからです。実質で減る額(Day 23)と機会費用(今日)は、別の帳簿。 混ぜると、責める相手を間違えます。

そして私の100万円。1年間動かさないと決めているお金なので、1年定期は満期まで置き切れる。 だから機会費用は1年定期0.500%=税引後3,984円。機会費用で測る限り、超えるべき額は3,187円ではなく3,984円です。 選んだ運用の結果は1年後まで確定しないので、諦めたぶんの正味(差)は1年後に引きます。 Day 12 の線の横に、今日この線を並べました。

🎯 今日の1手(実践)

昨日は列B(いま出したら何が減るか)を利率で書きました。 今日は、それを金額に直します。 そして、諦めた1つを書き添えます。

手順は3つです。

1つ目。 段1に置いてある「下限」の額を、昨日の地図から持ってくる。
昨日の1手で出した段1の残高のうち、下限(固定費×2)にあたる額です。 段1に下限より多く置いてある場合は、下限ぶんだけを今日の対象にしてください。 基準線までの残りは、昨日どおり段2に回せるお金なので、今日は数えません。

2つ目。 その額に0.100%を掛ける。
段2の短い定期(6か月・1年)の利率 − 通常貯金の利率です。 ゆうちょ銀行なら0.500% − 0.400% = 0.100ポイント。自分の銀行の数字で引いてください。 短い定期が0.400%と同じ銀行なら、差はゼロ。値段はゼロと書いて構いません。
出た額に0.79685を掛けると、税引後です(利息の税率20.315%)。

  • 下限 × 0.100% = 年◯円(税引前)
  • × 0.79685 = 年◯円(税引後)

これが、あなたの「すぐ出せる状態」の値段です。 昨日の列Bの、下限の行だけが金額になります。

3つ目。 「諦めた1つ」を、1行だけ書く。
何を選んで、その次に良かった確定済みの1つは何だったか。 たとえば「下限20万円を通常貯金に置いた。次善は1年定期0.500%。差は年200円、税引後159円」。
⚠️ 3年定期・5年定期・投資信託・株は、この行に書かないでください。 長い定期は昨日の地図で候補に載せておらず(決まりの②)、投資信託と株は選ぶ時点で確定していません(決まりの③)。書けるのは、候補に載せていた中で、確定していた1つだけです。

読み方はこうです。

  • 差がゼロだった(自分の銀行の短い定期が通常貯金と同じ利率) … 値段はゼロ。段1に置くことに、値段はついていません。以下の2つは読まなくて構いません
  • 税引後の額を見て「この値段なら段1で構わない」と思えた … 今日やることはありません。 昨日と同じ置き方のまま、ただし「損している気がする」ではなく「年◯円で買っている」に変わっています
  • 「この値段は払いたくない」と思った … 下限を段2に移すことになりますが、その前に昨日の理由を読み直してください。 空白の月は自分で選べず、引落日は待ってくれません。移すなら、失うのは利率ではなく、解約の手続きを挟むことです。それは金額では数えられません

⚠️ 2点、断ります。
① 今日出した値段は、いまの利率のものです。 利率が動けば、差も動きます。0.100ポイントは2026年9月7日現在のゆうちょ銀行の数字で、来年の値段ではありません。
② 段1と段2の差が0.100ポイントより大きい銀行もあります。 短い定期が0.600%なら差は0.200ポイント、値段は2倍です。自分の銀行の商品ページで、通常(普通)と短い定期の2つの利率を並べてください。

Day 7 で手取り率、Day 8 で基本給比率、Day 9 で標準報酬月額、Day 10 で実効税率、Day 11 で住民税倍率、Day 12 で何もしなかった場合の額、Day 13 で金利感応度、Day 14 で外貨比率、Day 15 でドル建て換算、Day 16 で往復コスト率、Day 17 で割安率、Day 18 で会合の日付、Day 19 で7つの棚卸し、Day 20 で自分DI、Day 21 でGDP比率、Day 22 で分母を替えて確かめること、Day 23 で引く相手を書くこと、Day 24 で実質の昇給率、Day 25 で自分の1枚、Day 26 で固定費率、Day 27 で3行の並べ方、Day 28 で段ごとの日数。
今日の「すぐ出せる状態の値段」で23個目です。 昨日は自分のお金にカレンダーの日数を掛けました。今日は、選ばなかったほうの利率を掛けています。

Day 27 から今日まで、持っているお金を並べてきました。 3行、段の地図、そして諦めた1つ。
明日 Day 30「資産と負債」では、同じ地図に、借りているほうを載せます。 持っている側だけを見て「基準線を超えた」と言えるのか。借りている側を横に置くと、答えが変わることがあります。 そして借りている側の利率は、選ぶ時点で確定しています。今日の決まりで、数えられる側です。
Day 6 が「資産と負債(Day 30)」と送り、Day 13 が「資産と負債をきちんと並べる話そのものは Day 30」と送りました。明日、そこに着きます。

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⚠️ ご注意

本記事は筆者個人の投資記録および一般的な金融知識の解説であり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。
記載の運用実績は筆者個人の資金によるものです。
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なおコンプライアンス上、当社の取引先に関連する銘柄は取引対象外としています。