豪華絢爛(ごうかけんらん)
→ 贅沢で華やかなこと。
日本国内でも少しずつVIPに向けたサービスが拡がっている。
これは非常にいい流れで、富裕層が求めているビジネスはもっともっと増やすべきだ。
細かいことをここでは言うつもりはないが、いつかはこんな豪華な旅をしてみたいと思える豪華列車の旅を紹介していこうと思う。
このブログを読んだ後に、豪華列車の旅をしてみたいではなく、豪華列車の旅をするんだと、実現に向けて動く人たちが1人でも増えることを願っている。
3大豪華クルーズトレイン
宿泊機能はもちろん、旅先での特別なツアーもセットになっている豪華列車は、まさに線路の上を走るホテルといっていいだろう。
そんな豪華列車の中でも、特に人気で注目されている3大クルーズトレインを紹介しよう。
まずは、日本初の本格クルーズトレインとして誕生した、ななつ星 in 九州のことを紹介しないわけにはいかないだろう。
2013年10月15日に運行を開始してから、間もなく9年が経とうとしているが、その人気はますます上がっており、予約が本当に取れない豪華クルーズトレインだ。
その名のとおり、博多駅から九州の各地をコース別に回遊するのだが、飽きさせないアップデートを行っているあたりは本当に素晴らしいと思う。
2013年の運行開始4年〜5年後には、秋冬出発分の申し込み倍率が平均16倍になるなど、衰えぬ人気の秘訣は和洋と新旧が融合したラグジュアリーな空間のみではない。
九州を周遊する3泊4日なら1泊は現地の宿に泊まるような遊び心ある旅プランを準備しており、2018年春には運行開始後初の、3泊4日コースの大幅なルート変更も行っている。
1号車ラウンジカーはバーカウンターを備えており、ピアノの生演奏が迎えてくれる。
正面と左右に大きな窓があり、沿線の景色も一望できるつくりになっている。
また、九州各地の名だたる料理人が腕をふるった料理やスイーツを提供するダイニングカーでは、九州の食材や旬を取り入れたメニューが旅を華やかに彩る。
機関車と車両7両を連結しており、客室は全14室あり、スイートの他に2室限定でDXスイートが用意されている。
特に最後尾のDXスイートAは一面が窓で抜群の眺望となっている。
そんな、ななつ星 in 九州だが、実は2022年10月開催分から車内の一部を改装した車両で、新たなコースで運行するという発表があった。
改装によって客室数と最大定員は現行の14室30人から10室20人に減り、新たにサロンや茶室、バーラウンジなどを整備するという。
これまでダイニングカーだった2号車はサロンに生まれ変わり、3号車にはバーラウンジを設けるという計画だ。
コース内容も下記に変更になる。
- 3泊4日コース:霧島コース(2022年10月~12月)
- 3泊4日コース:雲仙コース(2023年1月~3月)
- 1泊2日コース:九州周遊コース
それに伴い、各コースの旅行代金は2人1室利用で1人あたり、下記に変更になるという。
- 3泊4日霧島コース:125万円~170万円/人
- 3泊4日雲仙コース:115万円~160万円/人
- 1泊2日九州周遊コース:65万円~90万円/人
運行開始当初は、1泊2日のコースが30万円~45万円程度だったのを考えると倍近くになっている。
そして、2022年10月に再編するところでは、客室を減らし一度に乗せる乗客数も一気に減ることになる。
これがビジネスにおいては最も理にかなったやり方で、ラグジュアリーのビジネスモデルを着々と築いていることが理解できる。
ななつ星 in 九州に遅れること、約3年半。
2017年5月1日にTRAIN SUITE 四季島が運行を開始した。
JR上野駅発着で、関東甲信越、東北、北海道といった場所へ、多彩なコースで連れて行ってくれる。
1泊2日、2泊3日、3泊4日のコースを中心に、ときには5日間のコースや期間限定のコースもあり、こちらも予約が取れない人気の豪華クルーズトレインだ。
車外での食事やバス移動も織り込むなどアイデア豊かな旅プランが用意されているのも特徴の1つだ。
車内は内外装とも現代アートを思わせるモダンな雰囲気に仕上げてあり、客室は和のテイストを感じる空間になっている。
樹木のようなデザインが印象的な5号車のラウンジカーは列車唯一の出入口を備えた玄関口になっており、ピアノやバーカウンターも当然のようにあり、まるでホテルのロビーのような設計だ。
シャンデリア輝くダイニングでは、有機ELのモダンなシャンデリアやワインセラーが彩るダイニングでは東日本各地の旬を味わえる。
料理は日本人初のミシュラン一つ星シェフが監修したり、常に優秀なシェフが担当をしている。
先頭車両と最後尾車両に配された展望車は三方が窓に囲まれ、明るい日差しが降り注ぐ。
運転台との仕切りはガラス張りで、進行方向の景色も存分に眺められるというのが素晴らしい。
シャンパンゴールドの車両は10両編成で、客車は6両に渡り最大定員34名となっている。
全17室の客室は、上述したとおり伝統工芸品を取り入れた和モダンな空間となっており、最上級タイプの四季島スイートは1階が寝室、2階が居間のメゾネットタイプで、檜風呂も備えている。
各コースの旅行代金は2人1室利用で1人あたり、下記の料金だ。
- 3泊4日コース:80万円~100万円/人
- 2泊3日コース:55万円~75万円/人
- 1泊2日コース:37万円~50万円/人
1人でも乗車ができるのもTRAIN SUITE四季島の特徴で、2人1室よりは若干割高になるが、豪華な1人旅を満喫するのも悪くないだろう。
2017年6月に西日本エリアに満を持して誕生したクルーズトレインが、TWILIGHT EXPRESS 瑞風だ。
TRAIN SUITE 四季島とほぼほぼ同時期に運行を開始しており、京都・大阪駅と下関駅を発着駅としている。
1泊2日で瀬戸内海側を通る山陽コース(上り・下り)と日本海側を通る山陰コース(上り・下り)、2泊3日でその両方を周遊する山陽・山陰コースがある。
また、各コースとも1日1回の立ち寄り観光が楽しめる点も魅力の1つだ。
全10両編成の列車は最大定員34名で、客車6両と食堂車、ラウンジ、展望車で構成されている。
屋外デッキを備えた展望車が、1号車と10号車にあり、頭上まで続く窓に面したソファ席でくつろげる仕様だ。
最後部車両の展望車では展望デッキに出ることができ、風を浴びつつ景色が眺められるのが素晴らしい。
インテリアはアールデコ調をベースに、懐かしさを感じるシックな雰囲気にまとめられている。
食堂車はオープンキッチンになっており、朝食、昼食、夕食まで、全国の一流シェフが監修した料理を提供しており、調理風景も見学できるのも特徴だ。
客室はロイヤルシングル、ロイヤルツイン、ザ・スイートの3種類を準備している。
中でも、ザ・スイートは、7号車を丸ごと使った1室のみで、バスタブ付きバスルームやバルコニーが備わっている最高級の客室だ。
各コースの旅行代金は2人1室利用で1人あたり、下記の料金だ。
- 第16期(2022年3月7日〜6月29日):32万5,000円〜132万5,000円/人
- 第17期(2022年9月3日〜2023年2月25日):35万5,000円〜137万円/人
西日本を優雅に旅するのであれば、選択肢の1つとして必ず入れておきたい。
まとめ
3大豪華クルーズトレインを紹介してみたが、いかがだろうか。
こんな高いのに乗れるわけがないと思うか、必ず乗ってやると思うかは、あなた次第だが、他にも豪華列車はたくさんある。
例えば、以前に紹介した博多と由布院を結ぶ、或る列車というのもその1つだ。
さらに調べてみると、手軽に乗れる観光列車が日本全国にはこんなにもあることがわかった。
(出典:トレたび)
あなたは、なんのために働いているのか、豪華な旅をすることを最初から諦めていないだろうか。
私はここに載せた全ての豪華クルーズトレイン、豪華観光列車、豪華寝台列車を制覇しようと思う。
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