一井美咲です！
stakに勤めながら、なでしこリーグ2部のディアヴォロッソ広島に所属し、
女子サッカー選手として活動しています。
今回は「努力は必ず報われる？」というタイトルでなでしこリーグ前半戦を折り返し感じたことについてブログにしました。
ぜひ最後までご覧ください！
努力は必ず報われる？
なでしこリーグ後半戦が始まりました。
私は開幕戦を最後に一度もベンチに入れていません。
シーズンが始まってから、ほとんどの試合で「ベンチ外」という立場が続いています。
誰よりもピッチに立ちたいと思っています。
試合に出て、自分の力で勝利に貢献したい。
選手として当然の思いを胸に日々トレーニングを重ねています。
でも、やはり現実は厳しい。
「頑張っているのに報われない」そう感じたとき
正直に言うと、「頑張っているのに、なんで？」と思ったことは何度もあります。
練習もしているし、私なりに準備はしているつもりでした。
でも、結果も出ず、ピッチすら立てていない。
そうなると「努力は必ず報われる」という言葉が、時に嘘にさえ聞こえます。
どれだけ頑張っても報われないことなんて、いくらでもあるはずなのに。
それでも「足りていない」と認めること
今の状況を「不運」や「タイミングの問題」のせいにするのは簡単です。
でも、それでは何も変わらないとわかっていました。
だからこそ
「もしかしたら、まだ自分はやりきれていないのかもしれない」
足りていないのは、努力の量かもしれないし、質かもしれない。
自分ではやっているつもりでも、それが実際には届いていなかったのかもしれません。
努力をすれば必ず報われる。
そう信じる気持ちは今でもあります。
けれど、ただ頑張ればいいわけじゃないことも痛感しています。
努力していることに満足して、内容を見直せていないこともある。
そもそも、目指している場所に対して方向が合っていなければ、いくら進んでも辿り着けない。
何をどう改善するべきか。
今の自分に本当に足りないのは何か。
やるべきことは本当にそれで合っているのか。
「ただ続けること」が努力ではない。
考え続けて、修正して、それでもやめないことが、本当の努力なんだと思います。
ベンチ外から見えたこと
ベンチ外という立場は、選手にとって決して楽なものではありません。
それでも、そんな中で少しずつ見えてきたこともあります。
ピッチの外からだからこそ見える景色、気づけることが確かにあると感じています。
外から全体を見ることで、チームの流れや細かい変化に目が向くようになりました。
誰がどんなタイミングで声を出しているか、どこでリズムが変わっているか、どんなサポートが必要とされているか。
試合はどれだけの人のおかげで成り立っているのか、改めて気付かされる時間にもなっています。
「努力は必ず報われる」その本当の意味
よく聞くこの言葉。
かつての私は「報われること＝結果が出ること」だと思っていました。
でも今は少し違います。
結果が出ることももちろん大切ですが、努力が報われるかどうかは、すぐにはわからない。
むしろ、報われないことの方が多いとすら思います。
でも、努力をやめれば、報われることは絶対にありません。
「報われるかどうか」よりも、「努力をやめないこと」にこそ意味がある。
その努力は今、結果として見えていなくても、確実に未来の自分の力になっていく。
そしてその未来を信じられるのは自分だけです。
「がんばってるね」「ピッチでプレーする姿を見たい」
そう声をかけられるたび、本当は泣きたくなります。
結果が出ていない自分が、その言葉に応えられていないようで、悔しくて、情けなくて。
けれど、同時に救われてもいます。
見てくれている人がいる。信じてくれる人がいる。
その存在が、私の心を支えてくれています。
最後に
「努力すれば必ず報われる」という言葉は決して間違っていないと思います。
でもそれは「正しい方向」で考えながら「続けた努力」の先にあるもの。
やみくもに続けるだけでは報われないし、ただ頑張っているつもりでも届かない。
いつか努力が報われる日が来る日まで、正しい努力を探しながら、歩みを止めずにこれからも頑張ります！
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