こんにちは、stakのあゆみです!
今回は、特技が「相手のMBTIを当てること」な私の、
MBTI診断へのちょっと偏った(?)愛と考察をお届けします。
「INFPってだいたいこんな感じだよね」
「いや、あなた絶対IじゃなくてEだと思うよ〜」
こんな会話、最近どこかで耳にしませんでしたか?
SNSでも話題のMBTI診断。
自己理解や相性診断として楽しまれる一方で、ビジネスシーンやチーム作りの場でも活用されることが増えてきました。
今回は、そんなMBTI診断がなぜこれほどまでに人気なのか、実体験も交えながら掘り下げてみようと思います。
ぜひ、ゆるっと最後まで読んでみてくださいね!
そもそもMBTI診断とは?
「MBTI診断」という言葉、SNSや職場などで一度は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
MBTIとは「Myers-Briggs Type Indicator」の略で、人の性格を16種類のタイプに分類する性格診断ツールです。
この診断は、心理学者ユングのタイプ論をベースに、キャサリン・ブリッグスとその娘イザベル・マイヤーズによって開発されました。
大きく4つの指標を元に、以下のように組み合わせて診断されます。
- 外向型(E) or 内向型(I)
- 感覚型(S) or 直観型(N)
- 思考型(T) or 感情型(F)
- 判断型(J) or 知覚型(P)
たとえば「INFP」や「ESTJ」といったように、4つのアルファベットで構成されるタイプがその人の性格傾向として表示されます。
簡単な質問に答えるだけで、自分の考え方の癖やコミュニケーションスタイルが見えてくるのが人気の理由のひとつです。
MBTIはどんな場面で使われているの?
最近では、自己分析や恋愛傾向、友人との相性診断など、エンタメ要素として楽しむ人が多くなりましたが、元々は教育や人材開発の現場で活用されていたMBTI。
実際、企業の採用時や社員教育の一環で活用されることもあり、チームビルディングやリーダーシップのタイプ把握、職種適性の確認にも役立てられてきました。
私が以前勤めていた会社でも、入社時に社員がMBTI診断を受けていました。
それだけならよくある話かもしれませんが、その会社はさらに一歩踏み込んでいて──
なんと診断結果をもとに、チーム分けや直属の上司を決めたり、場合によっては配属部署までも調整していたんです。
一見、ユニークすぎるように思えますが、意外なことにこれが結構うまく機能していました。
MBTIでコミュニケーションが円滑に?
当時の職場では、社員数も多く、部署異動も2〜3年単位で行われていたので、
異動先での円滑なコミュニケーションのために、タイプ別にどう接したらいいかがなんとなく浸透していました。
たとえば、
「内向型の上司には、いきなり雑談ではなく、まず結論から話そう」とか、
「感情型の部下には、理屈だけでなく気持ちも一緒に伝えよう」
といったように、相手に合わせたコミュニケーションが自然とできていたように思います。
「性格って見えないものなのに、MBTIのおかげでなんとなくわかるようになった」という安心感が、
人と人との距離を近づけてくれていたのかもしれません。
もちろん、すべての人間関係がMBTIだけでうまくいくわけではありませんが、
共通言語のようなものがあるだけで、心理的なハードルが下がるのは間違いないと私は思っています。
一方で気をつけたい「決めつけ」の弊害も
便利なMBTI診断ですが、使い方を間違えると少し危うい面もあります。
たとえば、「あの人はESTJだからきっとこう考えるに違いない」と、相手をタイプに当てはめて決めつけてしまうケース。
あるいは、自分自身が「私はINFPだから、リーダーには向いてない」と本来の可能性を狭めてしまうようなことも起こり得ます。
人の性格はとても複雑で、たった16タイプで完全に分類できるものではありません。
同じINFPでも行動の仕方は人によって全然違いますし、その時の環境や経験によっても変化します。
MBTIはあくまで傾向を知るためのツールとして活用し、
決して「性格のラベル」や「枠」として扱わないことが大切です。
MBTI診断をビジネスにどう活かすか?
ビジネスの場面でもMBTIをうまく使えば、大きな力になります。
たとえば、チームマネジメントやプロジェクト編成において、性格の違いを意識して役割分担をすると、
作業のスムーズさや生産性の向上につながることがあります。
- 判断型(J)タイプがスケジュール管理をリード
- 直観型(N)タイプがアイデア出しや企画構想を主導
- 感情型(F)タイプがチーム内の調整やフォロー役に徹する
このように、お互いの強みを生かし合うことで、チームとしての相乗効果が生まれます。
また、営業やマーケティングの場でも、相手のタイプに合わせた提案やアプローチを意識することで、信頼関係を築きやすくなります。
MBTIは「自分を知る」だけでなく、「相手を理解する」ためのヒントにもなるのです。
MBTIは「使い方次第」。依存しすぎず、活用していこう
結論として、MBTI診断はとても有用なツールです。
ただし、それに依存しすぎることなく、あくまで参考情報として活用するのが正しい使い方だと思います。
相性の良いタイプという傾向はあるかもしれませんが、人間関係は数値やアルファベットだけでは語れません。
目の前の相手がどう感じているか、どんな価値観を持っているのかを知ろうとする姿勢が一番大切です。
MBTIをきっかけに、お互いの違いを受け入れ、理解を深めていく。
そんな風にうまく取り入れていけたら、もっと心地よい人間関係が築けるかもしれませんね。
おわりに
MBTI診断がこれほどまでに人気なのは、「自分を知りたい」「他人を理解したい」という根本的な欲求があるからだと思います。
道しるべとしてうまく取り入れつつ、最後は「自分で決める」柔軟さも忘れずにいたいものですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次のブログもお楽しみに。