どうも、stakのあつきです!
ChatGPT、触ってはいるけど「うまく使いこなせてる気がしない…」って思ったことありませんか?
それ、プロンプト(=指示の出し方)が原因かもしれません。
今回は、AIに“賢く働いてもらうためのコツ”を、初心者にもわかるように解説していきます。
実際に使えるプロンプト例も交えながら、今すぐ真似できる設計術を紹介します!
プロンプトで回答は激変する
AIに何か頼むとき、「要約して」のプロンプトだけだと、ぱっとしない仕上がりになります。
これ、人間にお願いするときを想像してみてください。
例1:ざっくり頼む
自分:「ねえ、このインタビューまとめといて」
後輩:「はーい」
(3時間後)→ 5,000字のダラダラ要約が届き、結局頼み直すハメに。
例2:具体的に頼む
自分:「このインタビュー、経営者向けに300字で。ポイントは“新サービスの狙い”。1分で理解できる内容でお願い」
後輩:「承知しました!」
(1時間後)→ 結論ドン、数字バチッ、ちゃんと使える要約が返ってくる。
AIも人間に頼むときと同じです。
“あいまいな指示”では、それなりの答えしか返ってきません。
「何のために・誰向けに・どう出してほしいか」まで伝えるだけで、求めている仕事を返してくれます。
つまり、“AIに任せる準備(プロンプト)”をする人間側のセンスが大事なんです。
プロンプト 10のコツ
「プロンプトの質が成果を決める」って言っても、実際どんな工夫が必要なの?
そんな人のために、これだけは覚えてほしいプロンプトを10個に絞ってまとめてみました。
① ゴールを明確にする
目的がはっきりしていると、AIも迷わず応えてくれます。
このインタビュー記事を300字以内で要約してください。
② 条件を具体的に伝える
数字・トーン・対象などを明示するとブレずに仕上がります。
丁寧なトーンで上司宛てのお礼メール(200文字以内)を書いてください。
③ 形式を指定する
箇条書き・表・文章など、見せ方まで指定するとわかりやすくなります。
以下の内容を3列の表(機能・価格・特徴)でまとめてください。
④ 役割を設定する
誰の視点で答えるかを伝えると、回答がプロっぽくなります。
あなたはSNSマーケターです。以下の内容をTwitter向けに要約してください。
⑤ 含めない条件も伝える
出してほしくない要素は先に伝えると、誤解が減ります。
子ども向けのイラストを生成。ただし、怖い表現は避けてください。
⑥ 完璧を求めず試す
一発で完成させようとせず、微調整前提でやりとりするとスムーズです。
この文章、もう少しカジュアルにして。
⑦ 分割して聞く
複雑な指示や長文は、ステップを分ける方が成功率が上がります。
①以下の文章を要約 → ②SNS投稿用に変換
⑧ 肯定形で伝える
「〜しないで」よりも「〜して」で指示すると精度が安定します。
難しい表現は避けて、やさしく伝えてください。
⑨ モデルを指定する
GPT-4など、精度の高いモデルを明記するとブレが減ります。
GPT-4で以下の資料を読み、最新情報も踏まえて要約して。
⑩ 構成例を提示する
出力の“型”を先に示しておくと、意図に沿った答えが返ってきやすいです。
以下の構成で提案ください:
①背景
②課題
③提案
④行動
上級プロンプト 3選
おまけですが、「こんなプロンプト使いこなしてるの?」と驚かれるような、上級者向けプロンプトを紹介します。
【経営企画】アクションドキュメント生成
以下の経営会議議事録から、要点・結論・未決事項・アクションオーナーを表形式で抽出してください。
不明な点はChatGPTから逆質問させ、補足が必要な場合は再提案するようにしてください。
目的は「翌日から全員が動けるドキュメント」です。
#会議議事録を入れる
【マーケティング】YouTube戦略統括プロデューサー
以下の3つの競合YouTubeチャンネルの構成と特徴を分析し、
週2投稿の動画戦略カレンダー(6週間分)を構築してください。
各回のタイトル案、導入文、フック、CTA、想定再生回数の仮説も含めてください。
#YouTubeチャンネルを入れる
【プロダクト】エンジニア×カスタマーの架け橋
以下のカスタマーサポートログから、技術的改善につながるフィードバックを30件抽出。
それらを「改善カテゴリ」「頻度」「推奨技術案」「影響度スコア」で整理し、
今週中に対応すべき改善優先リストTOP10を出してください。
#カスタマーサポートログを入れる
重要: プロンプトもAIに書かせよう!
「こんな指示、自分じゃ思いつかない…」
安心してください。
自分で考えるのではなく、AIにプロンプトを考えてもらえばOKです。
例えばこんなふうに聞いてみてください
あなたはプロンプト設計の専門家です。
私の業務に最適なプロンプトを5つ提案してください。
さらに応用すると
あなたは中小企業向けに提案資料を作る専門家です。
以下の資料をもとに、ヒアリング項目を洗い出し、
そのためのプロンプトを3つ作成してください。
…といった具合に、「役割+目的+お願いしたいこと」をAIに伝えれば、
「使えるプロンプト」を作ってくれます。
「プロンプトも自分で考えるもの」じゃなくて、「プロンプトさえAIに任せていい」ってことを、ぜひ体感してみてください。
まとめ
▼ 要点
・AIは便利。でも“言い方ひとつ”で賢くもバカにもなる
・伝えるときは「目的」「役割」「出力形式」の3点セットを意識
・プロンプトが思いつかない時は、プロンプト自体もChatGPTに頼ればOK!
ChatGPTは「使いこなす」ものじゃなくて、「うまく付き合う」相棒です。
聞き方を変えるだけで、仕事のスピードも、精度も、ぐんと上がります。
今後も、現場で役立つAIテクや活用事例を紹介していきます!
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