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2022年7月14日 投稿:swing16o

ポジショントークとハッタリと嘘の関係

牽強付会(けんきょうふかい)
→ 都合のいいように、無理にこじつけて、強引に自説を通し理屈づけること。

自分の立場から話をするということは、都合のいいように話をすることだ。

無理やりだったり、少々強引であっても自説を押し通すことは当然あるということだ。

それをポジショントークというわけだが、世の中のほとんどはポジショントークでできているといっても過言ではない。

というのも、誰しもが自分の存在価値を否定されたくないという心理が根本にあるからである。

ポジショントークで溢れる現代

なぜ、ポジショントークが世の中に溢れているのか。

その理由は簡単で、モノやサービスを売るときには、ある意味で洗脳というか導いていかないといけないからだ。

となると、自分たちのモノやサービスを悪いようにいう人は、まずいないだろう。

そして、1回で納得させるというか、懐まで潜り込むことはなかなか難しい。

となると、何度も何度もくり返し刷り込んでいくしかない。

そのためには、自分たちの優位な場所に誘い込む必要が出てくる。

そこで必要なのがポジショントークというわけだ。

もちろん、そこに嘘があってはいけないが、嘘とハッタリは紙一重だったりする。

つまり、ポジショントークも嘘やハッタリと紙一重の関係であることは否めない。

ハッタリと嘘の関係

こんな私にも数少ないファンのような人がいる。

大変ありがたいことなのだが、その多くの人は過去に書いたブログから来てくれた人たちだ。

ハッタリと嘘の狭間で 第1話〜第5話

このシリーズは第100話で第1章が終わった形になっているのだが、私がstakというモノづくりを始めてから、資金調達をするまでのリアルを書いたものだ。

今が第2章という感じなのだが、次のステージは自分の中でも決めているところがあるので、そのタイミングで101話〜200話を書こうと思っている。

このタイトルにもあるとおり、ハッタリと嘘について私の中では明確な定義がある。

それは、ゼロイチでなにかを始めるとき、ハッタリから始まるということだ。

そして、成し遂げることができれば遡ってハッタリになり、成し遂げることができなければ嘘になるということだ。

勘違いして欲しくないのだが、ここでいう嘘というのは悪いことではない。

肝心なことは動き出すということで、ハッタリか嘘になるのかはあくまで結果だということだ。

ただ、なにかをやると宣言したのに成し遂げることができなければ、嘘つき呼ばわりされても仕方がない。

だからこそ、成し遂げるまでやりきるしかないのだが、いずれにせよ、ハッタリと嘘の関係は宣言したことに対する遡った結果だということだ。

ここに、ポジショントークが絡んでくるというわけだ。

ハッタリと嘘に絡むポジショントーク

ハッタリか嘘になるのかは、結果であるということは先述したとおりだ。

ここに絶妙に絡んでくるのが、ポジショントークだということになる。

ハッタリにするのか、嘘にするのか、そこには営業活動とか広報PR活動が必ず生じるものだ。

となると、営業トークや企画が必要となる。

これだけ素晴らしい商品やサービスだという話をしなければ誰も振り向いてくれないだろうし、買ってもらうためにキャッチコピーや広告の内容を考えなければならない。

となると、興味を持ってもらうためにポジショントークを繰り広げる必要がでてくるというわけだ。

このポジショントークは当然、自分のいる立場によって変わってくるということだ。

例えば、車を売ろうとしている人が、車に乗ると交通事故に合う確率が増えるとか、排気ガスが出るとか環境問題に対することを全面に推すことはしないだろう。

この車を買えば、こんなに素敵な生活ができるということを軸にストーリーを組み立てるはずだ。

つまり、そこには必ずポジショントークが生まれてしまうということである。

ポジショントークが上手くハマれば成果を出すことができるので、当初に遡ってハッタリにつながるし、ポジショントークを使っても全く影響がなければ、嘘になってしまうというわけだ。

つまり、ハッタリか嘘になるかは、ポジショントークを巧みに使いこなせるかにかかっているともいえるということだ。

ビジネスの場面以外にもあるポジショントーク

それから、ポジショントークというのは、なにもビジネスの場面だけに登場するというわけではない。

マネジメントをする際にもポジショントークがあるということを知っておくといい。

どういうことなのかというと、冒頭で誰しもが存在価値を否定されたくないという心理があるということを書いたが、まさにこの部分である。

ビジネスをするということは、なにかしらの組織が必要になる。

組織というと必ず複数人いるということだから、組織の大小に関わらず、コミュニケーションが求められることになる。

となると、マネジメントをする人が登場するわけだが、それぞれがポジショントークを繰り広げるということだ。

例えば、忙しいかと問えば、ほとんどの人は仕事をしていないと思われるのが嫌だから忙しいと答えるだろう。

また、タスクの進捗を聞けば、ほとんどの人は上手く進んでいないと自分の能力が劣っていると思われたくないので、順調に進んでいると答えるだろう。

そのポジショントークの内容の濃さというか、どの程度の内容を織り込むかは人それぞれだと思うが、とにかくポジショントークが含まれているということを理解するということだ。

このことを知っておくと、大きく期待をすることもなくなるし、なにかトラブルがあったときにも冷静に対応しやすくなる。

もっというと、人はポジショントークをくり返すということを知っておけば、それを見越した対策を自然とするようになるということだ。

まとめ

こうやって書いていくと、ハッタリも嘘もポジショントークも全て悪いように捉えてしまう人がいる。

間違ってほしくないのだが、私はこの3つの関係についてはかなりポジティブに考えているというか、当然起こることだと思っている。

また、ポジショントークありきの組織ということを主張すれば、スタッフを信用をしていないと批判的に捉える人もいる。

そういう人は、おそらくマネジメントを本気でやったことがない人のはずだ。

というのも、人が一番厄介な感情というものを持っていることを根本から理解していないからである。

誰でもそうだと思うが、感情には浮き沈みがあるし、常に同じ感情をキープできる人などこの世に存在しない。

プライベートで嫌なことがあることもあるだろうし、仕事で躓くことだっていくらでもあるだろう。

反対にプライベートで良いことがあることも当然あるし、仕事で上手くいったときにはテンションが上がることもあるだろう。

そんな状況において、常に同一な会話が成立するはずなどないということだ。

どちらに振れたとしても対応できるようにすることが、マネジメントの根本にあるということを主張している。

もちろん、それは私自身を含めてもいえることで、特段意識をしていなくてもポジショントークをくり返しているはずだ。

ということで、ハッタリも嘘もポジショントークも全て悪いことではない。

ハッタリと嘘は遡った結果で、ポジショントークというのはその結果を導いた手段であるということだ。

生きているうちに様々な人と出会うし、その都度、やりたいことややっていくことは変わっていくはずだ。

とはいえ、なにも行動を起こさない人は、ハッタリにも嘘にもポジショントークにも関わる機会が圧倒的に少なくなるだろう。

やるからには成果を出すことを、とことんまで突き詰めて欲しいと思うし、私自身もそのつもりではいるが、行動を起こさない人が圧倒的に多い。

だからこそ、ハッタリも嘘もポジショントークもネガティブに捉えられる傾向にあることもわかっている。

 

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植田 振一郎 Twitter

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