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2021年12月23日 投稿:swing16o

キングダムの実在するキャラクターと実在しないキャラクター

合従連衡(がっしょうれんこう)
その時々の利害に応じて、同盟したり離れたりすること。

合従連衡という言葉とは少々異なるが、合従軍と聞くと、ある漫画を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。

そう、キングダムである。

2021年12月の時点で、コミックは63巻まで刊行されているが、まだまだ先が気になる注目の漫画の1つである。

そんなキングダムの魅力の1つは、実在した人物なのか、はたまた史実にはいなかった人物なのかという目線で楽しめるという点だろう。

ということで、全ての登場人物を網羅することは難しいが、できる限り多くのキャラクターについて実在したのか否かを紹介していこう。

キングダムに登場する実在するキャラクター

まずは、実在した人物を列挙してみよう。

  • 信:李信将軍
  • 政:始皇帝
  • 羌瘣(きょうかい):秦国将軍だが、キングダムの設定の女性という記録はない
  • 王騎(おうき)将軍:王齮将軍、王齕将軍と同一人物説がある
  • 楊端和(ようたんわ):将軍だが、キングダムの設定の女性という記録はない
  • 桓騎(かんき)将軍:将軍だが、元野盗という記録はない
  • 騰(とう)将軍:内史騰(ないしとう)将軍だが、王騎の副官だったという記録はない
  • 蒙恬(もうてん)
  • 王賁(おうほん)
  • 昌文君(しょうぶんくん)
  • 壁(へき)将軍
  • 成蟜(せいきょう)
  • 呂不韋(りょふい)
  • 麃公(ひょうこう)将軍
  • 王翦(おうせん)将軍
  • 廉頗(れんぱ)将軍
  • 李牧(りぼく)
  • 楽毅(がくき)
  • 白起(はくき)

この中から個人的にも好きなキャラクターの深堀りをしておこう。

廉頗(れんぱ)将軍

趙国の三大天とか元三大天という設定は原作者の創作だが、三大天の中で、廉頗と藺相如(りんそうじょ)と趙奢(ちょうしゃ)は実在する。

廉頗は趙の将軍として紀元前283年に斉を攻めて大勝し、後に藺相如と組んで斉や秦と交戦し、趙の防衛に貢献した人物だ。

すでに猛者として中華に知られていた廉頗だった、秦の謀略で追い込まれて将軍を辞める代わりに、趙括(ちょうかつ)が総大将となった。

その後、秦の白起による長平の戦いの敗戦がきっかけで将軍に復帰。

長平の戦いで趙は滅亡の一途をたどっていった。

そんな中、廉頗は老体に鞭打って戦争に参加し燕軍を大いに破ると、逆に追撃して都の薊(けい)を包囲し、燕から5城を取って和睦を結んだ。

そんな廉頗のいる趙に秦はずっと手出しができなかったといわれているほどに強烈に強かった武将であることは間違いない。

李牧(りぼく)

天才軍師として登場する李牧も実在した人物で、司馬遷は李牧を守戦の名将と位置づけている。

李牧は趙という国の武将で、趙という国は北方に匈奴という遊牧民族と常に領土を奪い合っていた。

そんな趙国の北方の国境を警備していた若き日の李牧は、非常に攻撃力の高い匈奴相手に守備を固めるという独自の戦略を打ったことが、守戦の名将といわれる所以だ。

李牧は決して先に仕掛けることはなく、間者(スパイ)を多くはなって情報戦を制し、徹底的に籠城した。

当時の趙国の王だった孝成王はプライドが高かったため、戦わない李牧が気に入らず弱気だと怒りをみせると罷免させる。

ところが、李牧の後任者は攻めに出て失敗し、匈奴が国境に侵入してくることになる。

これに焦った孝成王は再び李牧を任命しましたが、李牧は病気だと偽りこの命を断るのである。

困り果てた孝成王が李牧に一任することを認めると、李牧はその責務を引き受ける。

こうして指揮官となった李牧は、匈奴の小隊に対してわざと敗走し、多くの物資を略奪させた。

李牧が大したことはないと侮った匈奴軍は大軍で趙軍に攻め込んでくる。

そこで李牧は複数の兵を分けて配置し、猛進してくる匈奴軍に対して左右から伏兵で挟撃し、10万以上の匈奴軍を撃退する。

これがきっかけとなって、趙国が匈奴から侵略されることはなくなり、李牧の名は趙国内に一気に広まった。

あの桓騎将軍にも勝ったとされる史実もあり、相当な切れ者だったことは間違いない。

王翦(おうせん)将軍

王翦は、秦王政がもっとも頼りにした秦の将軍である。

趙、燕、楚を制圧したほか、南方の百越も征服した無敵の武人として知られている。

王翦は若い頃から兵法を好み、秦王政の11年には趙攻めの主将を務めると、9つの城を攻略するなど大戦果を挙げている。

このあたりは、キングダムにも登場している。

キングダムに登場する実在しないキャラクター

一方で、いい味を出しているキャラクターだけれども、実在していないキャラクターも多数登場している。

  • 飛信隊のメンバー:河了貂(かりょうてん)、渕(えん)、楚水(そすい)など
  • 漂(ひょう)
  • 山の民メンバー:バジオウ、タジフ、シュンメンなど
  • 桓騎軍メンバー:オギコ、雷土(らいど)、黒桜(こくおう)、摩論(まろん)など
  • 王翦軍メンバー:麻鉱(まこう)、亜花錦(あかきん)、田里弥(でんりみ)など
  • 陽(よう)
  • 向(こう)
  • 瑠衣(るい)
  • 輪虎(りんこ)将軍
  • カイネ
  • 舜水樹(しゅんすいじゅ)将軍
  • 媧燐(かりん)将軍

 まとめ

キングダムを読んだことがないという人にとっては、全く興味のない話かもしれないが、できることなら是非この漫画は読んで見て欲しい。

その理由としては、先が気になるという魅力がコミック数でいうと63巻を超えているのに続いている。

途中、このあたりはなくてもよかったなと思える部分がないとは言い切れないが、きちんも盛り上げ返してくるあたりがいい。

まだまだ先が続きそうな漫画であるが、息抜きをする意味でも楽しみの1つとなっている。

漫画ではなく本を読むように子供のころによくいわれたのを今でも記憶している。

ただ、現在にはこの教育は全く当てはまらないように思う。

漫画から得られる知識もたくさんあり、それが様々なジャンルの漫画のクオリティを上げていることに繋がっているように思う。

オススメの漫画があれば、是非教えてもらいたいものである。

 

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植田 振一郎 Twitter

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