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2025年8月21日 投稿:akiba mina

フェスティバルで得た力を、次の挑戦へ

こんにちは。

なでしこリーグ2部・ディアヴォロッソ広島でプレーしながら、株式会社stakで勤務している秋庭未奈です。

前回は「スポーツで学んだ、一人とみんなの両方を生かす力」について書かせていただきましたが、今回は「フェスティバルで得た力を、次の挑戦へ」というテーマで、私たちが取り組んだ初めてのフェスティバルについて綴ってみたいと思います。

初めてのフェスティバルを終えて

8月9日(土)、10日(日)の2日間、ディアヴォロッソ広島として初めての大規模なフェスティバルを開催しました。

女子小学生70名、そして私たち選手やスタッフを含め延べ約130名が集まり、会場は笑顔と声援であふれました。

開催直前まで「本当にうまくいくのだろうか」と不安が消えず、天候や湿度の高さも心配の種でした。

それでも、終わってみれば大きな事故もなく無事に走り抜けられたことは大きな喜びであり、心からホッとしました。

広島の子どもたちだけでなく、熊本からも参加をしてくださり、遠くからも足を運んでくれる人がいることに驚きと感動を覚えました。

地域を超えてサッカーが人をつなげる瞬間を目の当たりにし、スポーツの力を改めて実感しました。

選手として、運営者として

今回のフェスティバルは、私たち選手自身が企画から運営までを担いました。

普段は「プレーする側」としてグラウンドに立っていますが、今回は「運営者」として、子どもたちにどう楽しんでもらえるかを考える立場でした。

正直、想像以上に大変で、日頃当たり前に思っていた環境づくりに尽力してくださる方々への感謝を強く覚えました。

小学生の頃にフェスティバルに参加した記憶を思い出しながら、「あのとき楽しかったのはどんな仕掛けだっただろう」「どうすれば思い出に残るだろう」と何度も選手で話し合いました。

導線、安全管理、試合の形式、合間に楽しめる企画、備品の手配、選手の動き、役割分担など。

頭の中は常に課題でいっぱいで、しっかり予定どおりに終わることができるのかなど毎日不安を抱えながら準備をしていました。

特に大きなテーマは「熱中症対策」。

8月、昼間の開催ということで、最悪の場合を考えると正直怖さがありました。

だからこそ、給水の徹底、日陰の確保、休憩時間の設定など、できる限りの対策を話し合い、形にしてきました。

また、かき氷器をレンタルし、かき氷を一緒に食べるということも行い、子どもたちや私達にとっても良い時間を過ごすことができたのではないかと思います。

結果的に体調を崩す子が一人も出なかったことは、何よりの達成感につながりました。

仕事との両立、仲間との支え

私は「社員」であり「選手」という立場にあります。

だからこそ、日々の仕事と並行しながら準備を進めるのは正直簡単ではありませんでした。

「一緒に考えよう」という声に何度救われたか分かりません。

仲間と分担し合い、スタッフや関係者に助けてもらいながら少しずつ形にしていった準備期間でした。

フェスティバル当日、子どもたちが楽しそうに走り回る姿を見たとき、その苦労が一気に吹き飛んだ気がします。

しっかり時間をかけて準備をしてきて、良かったと思える時間となりました。

課題の現実と、未来への希望

フェスティバルを通じて痛感したのは、女子サッカーを取り巻く環境の現実です。

チーム数は増えていますが、進学や地域事情でサッカーを続けられない子も多いのが現状です。

だからこそ、私たち現役選手の役割は「プレーで魅せること」だけではなく、「続けられる環境をつくること」にもあると強く島じました。

今回のフェスティバルで子どもたちが「楽しかった!」「またやりたい!」と笑顔で帰っていく姿を見て、環境を整えることの大切さを強く実感しました。

参加してくれた子どもたちの一言ひとことが、私たちにとっても次への力になります。

そして、スタッフの方々からいただいた「また開催してほしい」という声は、フェスティバルを開催してよかったと思えることでした。

ゴールではなく、スタート

今回のフェスティバルは決してゴールではなく、新たなスタートです。

第2回、第3回と続けていくことで、子どもたちにとっては恒例の楽しみとなり、私たち選手にとっては経験と学びの場になっていくと感じました。

積み重ねていくことが、女子サッカーの未来につながると信じています。

「やってよかった」と胸を張れる今だからこそ、次に向けてまた挑戦したいという気持ちになっています。

そして、この取り組みを形にできたのは、クラウドファンディングを通じて応援してくださった皆さまの存在があったからこそです。

いただいたご支援や温かいメッセージが、準備の過程で何度も私たちの背中を押してくれました。

改めて心から感謝申し上げます。

地域とともに、サッカーの魅力をもっと広め、女子サッカーを続けたい子どもたちが一人でも増えるような取り組みを続けていきたいと思います。

今回のフェスティバルを支えてくださったすべての方々のお陰で無事開催することができました。

サポーターの皆さん、私たちの挑戦をいつも見守ってくださりありがとうございます。

私はこれからも「選手」としてピッチに立ち、「社員」として社会とつながり、「一人の人間」として夢を追いかけていきます。

今回のフェスティバルで得た学びと感動を胸に、これからも挑戦を続け、その歩みを皆さんと分かち合っていきたいと思います。

ディアヴォロッソ広島について

後期リーグの開幕まで、いよいよ残り1ヶ月となりました。

現在チームは9位と厳しい位置にいますが、残された4試合はすべて「絶対に勝たなければならない戦い」です。

前期は悔しい結果が多く、応援してくださる皆さまに勝利で恩返しできない試合が続きました。

そのたびに自分たちの力不足を痛感すると同時に、スタンドやSNSを通じて変わらず声を届けてくださるサポーターの存在が、どれほど大きな支えになっていたかを改めて実感しました。

苦しい状況だからこそ、チーム全員が同じ方向を向き、この経験を成長の糧に変えていきたいと考えています

私自身も、自分の課題にしっかり向き合い、日々のトレーニングから取り組むことで、チームの勝利に貢献できる選手になれるよう努力していきます。

どうか引き続き、ディアヴォロッソ広島への温かいご声援をよろしくお願いいたします。

ディアヴォロッソ広島の公式SNSのフォロー・いいね・拡散もよろしくお願いいたします。

Instagram:https://www.instagram.com/diavorosso2023

X:https://x.com/diavorosso11

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