河魚腹疾(かぎょのふくしつ)
→ 腹疾とは、腹の病気の意で、魚の腐敗は腹内から始まることが転じて、国が腐敗して内部から崩壊していくこと。
国の腐敗して内部から崩壊しないように政府は様々な手段を講じる。
2021年11月16日にフランスのマクロン大統領がとある発表をした。
フランスの国旗といえば、トリコロールとして知られている。
左から青、白、赤の三色の国旗を多くの人がパッと頭に浮かべることができるだろう。
そんなフランス国旗の青色の部分をマクロン大統領がこっそり濃紺に変更したというのである。
マクロン大統領は、その理由をフランス革命直後に採用された当時の三色旗の色に戻したかったからだと主張している。
実は2018年から使い始めていたということで、フランス国民ですら多くの人が気づいていなかったことも注目された。
マクロン大統領のこの行為が国の腐敗を防ぐための手段とは思わないが、刺激を与えるという意味では面白い。
国の象徴が国旗だとすると、企業の象徴はロゴである。
ということで、今回は有名企業のロゴについて紹介していこう。
有名企業のロゴと込められたメッセージ
stakは広い意味ではIT企業なので、やはりIT企業のロゴを中心に見てみよう。
画像を載せることも考えたが、著作権の兼ね合いもあるので、控えることにしたのはご了承いただきたい。
Apple(アップル)
まずは2021年12月3日時点で世界一の時価総額を誇るApple(アップル)社のロゴだ。
創業年は1976年で、共同設立者のロナルド・ウェインによる複雑なデザインから始まっている。
その後、スティーブ・ジョブズが複雑なデザインをあまりにもかわいくないものに置き換えるように、デザイナーのロブ・ジャノスに指示した。
そして、1977年に現在のロゴの原型が生まれているが、当時はカラフルなリンゴだった。
そんなリンゴにかじった部分が入っているのは、チェリーと間違えないためだということである。
1998年には黒のロゴに変わったりとカラーの変化を5〜6回くり返しているので、検索して調べてみるといい。
Microsoft(マイクロソフト)
Appleとほぼ同時期の1975年にMicrosoftは創業している。
初めて登場したロゴは、1979年まで使用され続けていたロゴで、グルーヴィーと呼ばれるロゴタイプだ。
その後、1980年に複雑なロゴから離れて、Microsoftの単語を一直線上に置いた角度のある洗練されたロゴタイプに変更した。
1982年には、Microsoftのロゴ、blibbetが登場しており、このロゴは複雑な「O」という特徴を持っている。
そんな象徴的なMicrosoftのロゴである、blibbetは現在まで使用されている。
2012年から現在まで使われているロゴタイプ部分で使われているのは、Windows8世代の新製品やマーケティング素材と同じ Segoeフォントである。
左のシンボル部分は、Windowsの窓であり、カラーでMicrosoftの多様な製品ポートフォリオを表現しているとされている。
Microsoftの社名ロゴにシンボルがつくのは、マイクロソフトのロゴ史上初めてというのも興味深い。
Google(グーグル)
2017年9月にGoogleが株式会社(Google Inc.)からLLC(Google LLC)に変更されることが発表された。
そして、Alphabet(アルファベット)の子会社として新たな持株会社「XXVI Holdings Inc.」が設立され、Google LLCを含むAlphabet傘下各社の株式を保有することも発表された。
つまり、今やAlphabetという社名なのだが、圧倒的にGoogleのロゴをイメージする人が多いはずなので、そちらの話をしよう。
Googleロゴは、グラフィックプログラムGIMPを使用して、同社の創設者の1人であるセルゲイ・ブリンによって1998年に最初に構想されました。
当初から現在のようなカラフルなロゴで、Yahoo!と同様に感嘆符の「!」が付けられた時代のロゴもある。
その後もマイナーチェンジをくり返して、 2010年5月に現在も使われているロゴに近い形を発表している。
Amazon(アマゾン)
EC利用が拡がった現在では、当たり前のように使っている人も多いAmazon。
2000年に制定されてから現在も使われているロゴは、矢印が「a」から「z」に伸びており、Amazonには「A」から「Z」まで全ての商品が揃っていることを意味している。
と同時に、顧客の満足を表す笑顔が表現されている。
そんな印象がすっかり定着したAmazonだが、創業当初のロゴにはその名のとおり、アマゾン川が施されたロゴが使われていた。
こちらも検索すればすぐに出てくるので、一度は見てみることをオススメしたい。
まとめ
アメリカの有名IT企業のロゴの歴史と変化を見てきたが、IT企業に限らず、多くの企業がロゴを変えている。
その時代に合わせて認知を取りに行くことも大切だという判断が都度されていることがわかる。
そして、調べていくうちにこんな記事を見つけたので、是非一読して欲しい。
(出典:Gigazine)
2011年9月22日に公開されている記事なので、当時の予測から現在の2021年を迎えているものもあるのが興味深い。
答え合わせというわけでもないが、当時の予測がどのように反映されているのか、クリエイティブな仕事をしている人は見てみるのも面白いだろう。
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