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2021年10月17日 投稿:ueda

コロナ禍で働き方が変わったGoogleの社員14万人の今

王道楽土(おうどうらくど)
→ 正しく思いやりのある政治が行われている平和で楽しい国土。

政治が行われているのは、なにも国だけではない。

企業内でも同様に政治は行われている。

いわゆる社内政治というものだが、Googleは社員に優しい会社というイメージが昔からある企業だ。

もう、15年以上も前になると思うが、Googleの日本本社が渋谷のセルリアンタワーにあったころ、社内に招待されたことがある。

当時、話題になっていた最先端のIT企業Googleの内部に行けるということでテンションが上がったことを覚えている。

知っていたとはいえ、ビリヤード台が置いてあったりと遊びのスペースがある光景が斬新だった。

それから、Google社内の食堂でスタッフと一緒にランチをご馳走になったのも今では良い思い出だ。

そんなGoogleの今についての記事を見つけたので、紹介していこうと思う。

Google古参幹部が語る「それでもオフィスが重要」な理由

グーグル、社員14万人の「在宅勤務」で得た手応え

(出典:東洋経済Plus)

コロナ禍で入社した数千人の社員は、その多くがいまだオフィスに足を踏み入れていないというGoogle。

コミュニケーション体制や生産性をどう維持しているのか。

そのまま引用させてもらったが、冒頭からとても興味を引くところから始まっている。

記事のタイトルにもあるが、Googleの社員は14万人という、もはや日本のちょっとした都市の人口ほどに匹敵する。

それだけの社員がいるということは、マネジメントも大変だということは簡単に想像がつく。

 

上述したが、Googleのオフィスは昔から充実しているということで有名だ。

食堂やスナックが無料で食べ放題、スポーツジムやマッサージのサービスも完備といった具合だ。

なぜ、こんなにもオフィスを充実させるかといえば、社員同士のコミュニケーションの場としてオフィスを活用してきたからである。

つまり、オフィスはコミュニケーションの場として重要だと位置づけているということだ。

そんなオフィスのあり方が新型ウイルスの影響で大きく変わった。

原則として在宅ワークとなっているのである。

コロナ禍の在宅勤務でGoogle社員の働き方の変化

Googleでは日々の担当業務を超えてさまざまな取り組みをすることを社員に奨励している。

コロナ禍においても、オフィスと同様の生産性を保つためにどうすればいいか、チームを超えて皆が助け合っている。

その発見の1つは、どんな場所で働くかではなく、どんな人と働くかが重要だということだったという。

そして、生産性やコラボレーションのしやすさに関してについても書かれている。

社員が物理的に集まり、1つの部屋で対面でコミュニケーションしたほうが、意見交換したり理解し合ったりしやすく、仕事を簡単にこなせるのは間違いない。

けれども、社内調査をすると、多くの社員が在宅勤務でもオフィスと同様の生産性を保てていることがわかった。

その理由は、オフィスにいるときよりも気が散る原因となることが少ないからというものだ。

楽しさを感じることは減っているが、それでも以前と同じ量の仕事をこなしている。

この成果は驚くべき発見だったとのことだ。

 

また、コロナ禍で入社した数千人の社員は、その多くがいまだオフィスに足を踏み入れていない現状がある。

繋がりを感じられないという声も多く、そのための環境やリソースの提供はしているものの足りていない部分もある。

このあたりを踏まえ、生産性だけを見れば今の働き方も機能してはいるが、会社としては対面のコミュニケーションの重要性を信じているとしている。

リモートの環境下で社員同士のコミュニケーション方法とは?

経営陣やマネージャーたちは、カジュアルに話せる時間を確保するためにチームのオンラインミーティングの回数を増やしている。

多くの部署で、話したいトピックをただ話すコーヒートークという時間を設けているそうだ。

会社全体でも、TGIF (Thank God, It’s Friday)という全社ミーティングを続けている。

そんなTGIFの出席率は過去最高レベルで、社員は皆オンラインでも集まりたい、経営陣の声を聞き質問したいと思っているのだと実感するという。

そして、コロナ禍以前は、ランチニンジャと呼ばれる、初対面のグーグル社員同士が1対1で交流する時間があったが、今はオンライン上で、バーチャルコーヒーニンジャを実施している。

話したいトピックを基に異なる国やチームの人とマッチングしてコミュニケーションを促しているのだ。

他にも、世界中のオフィスで1,000人以上がボランティアとして参加している、カルチャークラブがある。

様々なチームが社員同士のつながりを促し、コミュニティ作りに励んでいる。

日本ではカルチャークラブが率先し、オンライン音楽フェスやタレントショー、フィットネスのレッスンなど、社員とその家族が楽しみながら繋がりを感じられるイベントを企画してくれたそうだ。

社員が求める特典の変化

Googleというと、健康志向の食べ物を無料で振る舞っているカフェテリアがよく話題にあがる。

それがコロナ禍では機能しなくなったことが、社員たちにとってデメリットの1つであることは否定できない。

ただ、肝心なのは無料というインセンティブではなく、気軽に集まってコミュニケーションの場となっていた機能が失われたということだ。

とはいえ、Googleの社員はシャイではないので、新たな必要なものをどんどん提案してくるという。

 

例えば学校が閉鎖された際は、家で仕事をしながら子どもの面倒も見なければならない状況になった。

そこでGoogleでは6週間のCarer’s Leaveという子育てをする親などに向けた有給休暇を設定した。

休校が長引いた際には8週間増やし、合計14週間とした。

他にも、一日中パソコンの画面を見続けることなどで精神的に参るという声も多く寄せられ、スンダー・ピチャイCEO自ら、創業来初めて、Global Day Offという全世界の社員の一斉休暇を打ち出した。

この日はいっさいのメールが入ってこない。

今後は10月22日と12月17日に実施される予定だ。

さらには、これまでほとんどの社員がオフィスで働いていたので、自宅で仕事をしやすくする設備が整っていなかった。

そこで在宅勤務手当として2020年に1,000ドル(約11万円)を全社員に支給している。

今後の働き方について

2021年5月には在宅勤務とオフィス勤務を組み合わせるハイブリッドな働き方を進めていくと発表した。

会議室の設計も、オフィスにいる人とオンラインで参加する人が交ざっても会議をしやすいように変えていくということだ。

具体的には、週のうち何日かは在宅で仕事をし、ほかの日はオフィスに来るというスタイルになるだろうとのことだ。

オフィスでさまざまな人と触れ合える賑やかさを大事にしつつ、オフィスに来る必要のない日も設ける。

もちろん国によって状況は変わる予定だ。

より細かいことを考えると、会議においては、オフィスにいる人もビデオ参加している人も、等しく発言でき、意見を聞いてもらっていると感じられるように注意しなければならない。

また、会議などにGoogle meetで参加しているが、会話に入り込むのが難しいと感じる人も多いようだ。

会議や共同作業においてオンラインの人も等しく参加できるよう、修を重ねつつ、テクノロジーの開発も進めていきたいとしている。

 

Googleでは従来、オフィスにいっさい来ずに在宅勤務をすることは非常に珍しかった。

オフィスで勤務しないことをどこか軽視していた。

最終的には皆がオフィスに戻ることが目標だが、他社と同様にコロナ禍で多くを学び、ハイブリッドな働き方を進めていきたいとしている。

まとめ

働き方について多くの企業が変化をもたらそうとしている。

一方で、結局多くの企業は元どおりの働き方に落ち着くと思っている。

結局、人はそう簡単に変われないというか、コミュニケーションの場としてリアルを求めると思う。

もちろん、全てではないと思うが、私の周りをみていても、毎日ではなくてもいいけれど、なにかあったときに誰かいる場があるのは嬉しいという声は多い。

それは、必ずしも同じ仕事をしていなくても、全く別のことをしている人とのコミュニケーションでもいいというのは、なるほどと思わせてくれる。

私はできるだけリモートの方がいいものだと思い込んでいたが、必ずしも大多数がそう思っているわけではないことに気づかされた。

確かに、コミュニケーションが取れるリアルの場が必要だという考え方も理解できるということである。

 

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植田 振一郎 Twitter

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