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2021年8月5日 投稿:ueda

お盆の交通インフラの予約状況からみる危機感

盂蘭盆会(うらぼんえ)
→ お盆のことを指し、仏教で七月十五日に祖先の霊を祀り冥福を祈る行事で八月に行うところも多い。

お盆の期間に帰省するという行動が変わっていくのかもしれない。

その最たる原因は、新型コロナウイルスの影響によるものなのは間違いない。

この傾向がいつまで続くのか、今後どうなっていくのかの未来予想は難しい。

けれども、コロナが収束したらという言葉を未だに使っている人に疑問を抱き、どうやって舵を切っていくのか動き始めていない人は要注意だ。

2021年度 お盆期間の指定席予約状況について

2021年度 お盆期間の指定席予約状況について

東海旅客鉄道株式会社が2021年度8月6日(金)から8月17日(火)までの12日間の東海道新幹線、及び名古屋発着の在来線特急列車の指定席の予約状況の発表をした。

東海旅客鉄道株式会社は、JR東海と同義だといえばピンとくる人も多いだろう。

東京から新大阪までの新幹線を運営している企業で、新型コロナウイルスが蔓延する前までは、まさにドル箱の路線を抱えていた。

それがここ数年で急変している。

発表によると、2021年のお盆の12日間で新幹線と在来線特急の388万席を用意しているとのことである。

そして、2021年7月19日時点で、新幹線の予約は29万席、在来線特急の予約は2万席の合計31万席という。

 

新幹線の予約を新型コロナの前と比較してみると、3年前の2018年度の21%、2019年度の20%となっている。

注目したいのは前年2020年との比較だが、96%ということでほぼ横ばいということだ。

在来線特急は復活しているのかといえば、3年前の2018年度の23%、2019年度の24%という状況だ。

前年の2020年度と比べて112%と微増ではあるが、新型コロナ前と比べるとまだまだ回復しているとはいえない。

首都圏を中心に何度も緊急事態宣言が出されては延長されがくり返されている中、交通インフラの利用にも変化が出てきている。

肌で感じる交通インフラの変化

私は他の人に比べると出張の頻度が高いという自負がある。

飛行機や新幹線の利用頻度が多いということだが、新型コロナウイルスが世にはびこる前と比べて、明らかに変わったことを書いていこう。

まずは新幹線についてだが、明らかに本数が減った。

新型コロナ以前は、適当に新幹線が停まる駅へ行って切符を買えば待ち時間なしで乗れた。

10分に1本の頻度で時間に正確な新幹線に対して全くストレスを感じることなく乗車ができていた。

それが今や結構待つという印象になってしまった。

タイミングによっては20分以上待つこともあるので、単純に今までの倍以上の待ち時間ということもあり、体感ではもっと長く感じる。

それでも待たない方だと批判があるかもしれないが、便利な方向で慣れてしまうと、ちょっとした不便がストレスになるものだ。

それから、車内販売やグリーン車のおしぼりのサービス等の接触を避けるという意味なのだろうが、こちらもなくなっている。

必要か必要でないかは別として、それが余計に新幹線内を閑散とさせているイメージだ。

この状況が続けば、当然様々なコストの発生する車内販売等のサービスの再開は難しいだろう。

 

続いて、飛行機である。

新幹線と同様に便数が激減しているのは当然である。

stak社の拠点である広島と羽田を繋ぐ便は、広島発が9便、羽田発も同数の9便があった。

それが、現在は広島発が5便、羽田発も5便と約半分に減便している。

緊急事態宣言が明けからは元の9便に戻るという案内だったが、くり返される発令や延長でずっとこの状況が続いている。

2020年4月に最初の緊急事態宣言が出されたときには、1往復しかなかった。

それも、広島発が最終の21時35分発で羽田着が23時着、羽田発が7時発で広島着が8時20分着の便のみだ。

これでは実質、東京出張をしたところで生産性が悪すぎるので、誰も動けないようにするという選択をしたのだと判断した。

 

その後の状況はというと、緊急事態宣言が明けそうになると便数が増えるという案内が、その時間の便はやっぱり飛ばないのくり返しだ。

機体も大きな便を準備していたのが小さくなったの変更も日常茶飯事である。

羽田空港のANAのイミグレーションはA〜Dまであるが、Dはずっと閉鎖されている。

緊急事態宣言下のピークのときには、CとDの両方が閉鎖されているときもあった。

また、広島空港のイミグレーションに限っては、ただでさえ2レーンでステータス優待もないのに1レーンで運用されている場合も多々ある。

空港内のお土産物売り場も閑散としている状態が続いており、活気のなさが余計に広島市内から遠いエリアを淋しくさせている。

 

一方で、マイルやコインの延長がかれこれ2年以上続いているので、ステータス等の維持はできている。

また、株主優待券の延長も常にされている状況で、一体この優待券はいつまで使えるのだろうというのもあるあるになっている。

交通インフラの変化に伴う危機感

個人的なことをいうと、新幹線や飛行機が人が少ない状況で乗れるというのは嬉しい限りである。

人混みが好きだという人は少ないだろうし、余計な待ち時間もなく静かに移動できるのに越したことはない。

でも、明らかに活気のなさが見て取れることには危機感を感じる。

ただでさえ、地方は人口減少かつ超高齢化社会で都心部との分断が進んでいる。

嬉しいことに、私の周りには2021年になって新たな生命を授かった人たちがいるのに、移動できないという理由で未だに孫に会えていないという家庭もある。

本来であれば、いの一番に会いに来たいだろうに、県外に出てはいけないといった田舎独特の風潮がある。

ちょっとでもどこかへ行こうものなら、徹底した袋叩きにあうという現状が未だに続いている。

 

こんなことが健全なのか、立ち止まって考えるべきだ。

いつまでこの閉塞感を味わい続けるのか。

もういい加減にしてほしい、限界だと思うことが当たり前で、アフターコロナとかコロナが落ち着いたらというワードになんの効力もないことに気づいているはずだ。

共存するしかないのに、ゼロリスクに縛られるあまり、生きづらくしていることを素直に認めないといけない。

その上で、どうすることが最善なのか、根拠のない情報や周りに合わせるのではなく、未来に向けて行動を起こしていくべきだ。

すでにそうやって動いている人はたくさんいるし、分断を少しでも抑えていかないと大きな亀裂ができることを危惧している。

 

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植田 振一郎 Twitter

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