晏子之御(あんしのぎょ)

2021-02-21 投稿: 植田 振一郎

他人の権威に寄りかかることで、自らの低い地位に満足している小者のたとえ。

インターネットの普及で情報が簡単に手に入る時代だ。

人のふんどしで相撲をとる小者が考えて行動を起こすには情報がありすぎる。

スキルなしでも3ヶ月で月収100万円を超えられるといった、こんな広告が増えたように思う。

こういった全く中身のない情報商材系の詐欺商法に引っかかる人は大抵が小者というパータンだ。

本当は劣等感を感じているのだが、その立場に留まることで生活が成り立つものだから思考が停止している。

いわゆる既得権益の域にいるから、悪意もないからたちが悪い。

 

そんな中、先日こんな経験をした。

広島でタクシーに乗ったときの話だ。

タクシー移動をするときは「Uber」が「DIDI」を使うようにしている。

別に贅沢で使っているわけではなく、車内でスマホで仕事したり電話で打合せをしたりできるので時間を買えることが最大の理由だ。

そして、目的地を事前に入力しているので運転手と余計な会話をする必要もないし、キャッシュレスなのもいい。

故にタクシーに乗るときはイヤホンをつけていることが多い。

それなのに、未だに話しかけてくるタクシー運転手がいる。

特に地方に行くとその傾向が強く、話しかけることがサービスの一環だとでも思っているのだろうか。

タクシー運転手との会話は中身がないものがほとんどなので、無駄な時間は使いたくない、迷惑でしかないというのが個人的な考え方だ。

ましてや、朝はやい時間に話しかけられるとなるとストレスしかない。

 

このときもそうだった。

ほんの10〜15分程度の距離にも関わらず、乗った直後からなにか話しかけてきているのがわかった。

イヤホンをしているので内容は聞こえず、面倒なので聞こえないふりをしていたが、とてもしつこい運転手だった。

仕方なく「なんですか?」と聞いた。

すると「今日はお休みですか?」というお決まりの面倒な会話の始まりだ。

「いえ、今から打合せです」と応えると、なんの仕事をしているのか、コロナの影響で乗客が減ったとか、まあ中身のない会話が続いてウンザリしていた。

そんな中、Bitcoin(ビットコイン)の上昇がすごいという会話をしてきた。

ちょうど40,000ドルを超えたあたりのときだったと記憶している。

個人的に40,000円くらいのときに興味がてらBitcoinを買ったことや、その後にあったICOブームのことを話すと運転手の食い付きがすごかった。

「お客さん、とても詳しいですね!」と興奮気味に話かけてきた矢先。

 

「実は私、まだ誰も知らないコインを買ってて、今週中にも大々的に発表されて爆上がりするのが約束されているんですよ!」

こいつは。。と思いこう返した。

「え!?それ、僕にも教えてくださいよ」

もちろん、そんな情報に全く興味もないし、1円の価値もないこともわかっている。

「それだけは絶対にできませんよ!」

単純にからかっているだけなことにも気づかない運転手が満面の笑みで応えてくれたところで、目的地に着いたのでタクシーを降りた。

 

暗黒時代(あんこくじだい)

ここで書いた「靴磨きの少年」の話がまさに起こっている。

 

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