暗黒時代(あんこくじだい)

2021-02-19 投稿: 植田 振一郎

世の中が乱れて悪や不正がはびこり希望が持てない時代。

歴史を振り返ると、暗黒時代が度々訪れていることがよくわかる。

1929年に起こった「世界恐慌」、1970年代に2度起こった「オイルショック」、1990年代の「バブル崩壊」、2007年に起こった「世界金融危機」などが挙げられる。

こういったときには多くの人が職を失い、その結果、財を失うという、まさに負のスパイラルが起こる。

悲しいかな、暗黒時代は必ずまたどこかで訪れる。

では、そんないつ訪れるかわからない暗黒時代に怯えながら日々を過ごせというのか。

当然、応えは否である。

 

こんな逸話をご存知だろうか。

「靴磨きの少年と世界恐慌」

例えで挙げた1つ目の世界恐慌にまつわる逸話である。

主人公はタイトルに有る靴磨きの少年ではなく、著名投資家のジョセフ・P・ケネディという人物だ。

ケネディという名を聞いて、ピンときた人もいるかもしれないが、第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの父親である。

ときは、1929年。

当時のアメリカは好景気真っ只中で、株式市場の取引も空前の大ブームとなっていた。

そのブームは投資に興味を持っていなかった一般人までも巻き込んでいた。

そんな状況の中、著名投資家であったケネディパパは金融の街、ウォール街でいつものように靴磨きの少年に靴を磨いてもらっていた。

「最近どうだい?」といった他愛のない会話の中で、靴磨きの少年がこんな話をしてきた。

「おじさん、◯◯という会社を知ってる? この会社の株が跳ね上がるみたいだから、買った方がいいよ!」

 

この話を聞いて、あなたならどういう対応をするか考えて欲しい。

靴磨きの少年はお金に余裕のある人を相手にしているから、そこから入ってくる情報は信憑性があるに違いない。

ということで、買おう!となった人がいたとしたら危険だ。

 

投資家のケネディパパはこう考えた。

靴磨きの少年のところまで株の話が来ているのであれば、これは異常事態だ。

株というものは買い手がいるからこそ、成り立つ簡単な構造が故に買い手がいなくなってしまったら、株は上がることができなくなる。

株式市場は、投資家を中心に取引が行われていて、一般人はあまり入ってきていない。

ところが、今まで投資に興味を持ったことのないはずの靴磨きの少年までが興味を示している。

つまり、買い手となる層がほぼ限界に達したわけで、現在の株式市場の相場は天井に達した。

ケネディパパは株をすべて売った。

 

そして、1929年10月24日木曜日にそのときは訪れた。

世界大恐慌だ。

この日を境にアメリカの景気は1933年まで後退することになる。

株価は9割下落、実質国内総生産は3割下落、失業率は25%にまで達した。

この影響はアメリカだけに留まらず、極東の日本をはじめ世界中に広がり、数年に渡って世界中が不景気に苦しめられることになる。

多くの人が恐慌の影響を受ける中、ケネディパパはそれを避けることができた。

この逸話から、あなたはなにを学ぶだろうか。

 

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