2018年はスタンドアロン型VRに注目ということで、実際にその1つを試してみました。
選んだのは199ドルという破格で登場した「Oculus Go」です。
注文から届くまで
まず、事前情報で下記をゲットしていました。
- Oculus Goオフシャルサイトから購入する際には英語で名前や住所等を記載した方がいい
- 199ドルの32GBではストレージが小さいので64GBがいい
ということで、英語でパチパチ入力してポチりました。
64GBは29,800円(税込)でした。
すると3日目の朝8時にピンポーンとチャイムが鳴りました。
「誰やねん、こんな朝はやくに!」
2分後には笑顔でOculus Goを受け取っている1人のおじさんがいました。
これがOculus Goとの出会いでした。
開梱から起動まで
いざ手元に届くとテンション上がりますね。
箱から取り出すとこんな感じで収納されていました。
リモコンの上にあった黒い箱の中身を取り出して上から撮るとインスタ映えしますね。
ちなみにリモコンはこんな感じで持ちやすいです。
肝心の本体はこちらです。
事前に大きさや重さの情報は仕入れていたので、ほぼイメージどおりでした。
そしてアプリをダウンロードします。
【アプリのダウンロードはこちら】
アプリを立ち上げるとこんな画面からスタートです。
その後はチュートリアルに沿っていけばいいので迷うことなく起動できるはずです。
あ、ここはちょっと迷いました・・・。
この画面になったらいよいよ本体を起動です。
リモコンのOculusボタンから各コンテンツに飛ぶことができます。
起動から実際に使ってみて
結論からいうと、まだまだ今からだなという印象です。
はじめてVRを体験するとなると違う印象だったかもしれません。
それこそVR初体験のときは「おぉ〜、すげぇ〜!」と声を上げた記憶があります。
ただ、スタンドアロン型以外のVRを試したことがある人は同様の感想になった人が多いのではないでしょうか。
もちろん、素晴らしいと感じたところもあります。
起動が抜群にはやく、ストレスを感じさせません。
コンテンツが膨大にあり、今後もあらゆる方面のコンテンツが急速に増える可能性を感じさせてくれます。
当然すべてのコンテンツを試したわけではないですが、リピートしたいと感じたソフトや人に勧めたいソフトもありました。
反対に気になったところです。
個人差はあると思いますが、長時間の使用は目が疲れるので無理だと感じました。
その原因はピントが両目で常に合うという調整ができないところにあると思います。
目の間隔は人それぞれなので、どうしてもデバイスを標準値に合わせないといけないので仕方のない部分です。
ただ初回の使用後には少々頭痛を感じたのも事実です。
そして膨大なコンテンツがあるのはいいのですが、ソフトのダウンロードに時間がかかります。
また1つ1つのソフトのサイズが大きいので、冒頭に書いたデバイスのストレージは大きい方を買った方がいいという理由も理解できました。
ソフトのダウンロードを同時にすると失敗することもありました。
とネガティブなところの方が多く出てきてしまうのはクレーマーみたいで嫌なのですが、これが試してみた正直な感想です。
勘違いしてもらいたくないのは、あくまで現時点での感想ということです。
今後の期待値も含めた感想であることはご理解いただきたいと思います。
VRビジネスの今後について
VRビジネスと聞くと、まだまだ今からのビジネスだと思っている人が大半のようです。
ところが、日本国内ではすでに成果を上げつつある企業があります。
代表的なのがDMM社の展開するVR動画サービスです。
VR専門メディアの「MoguraVR」の記事によると、2016年11月のサービスリリース後1年で売上20億円を達成しています。
事業として黒字化しており、2年目の売上は30億円以上を見込んでいるとのことです。
サービス開始からトータルで300万件以上のVR作品が売れており、毎月10万人以上のユーザがVR動画を購入しているそうです。
他にも「VR(バーチャル・リアリティ)の世界へようこそ」でも書いたように様々な業界でVRの活用が始まっています。
IT業界はもちろん、製菓業界、医療業界、飲食業界、不動産業界などあらゆる業界で可能性が広がりを見せています。
最後に
VRについては常にネガティブな情報もつきまといます。
特に成長期にある子どもがVRを長時間見ると斜視になる可能性が高くなることは有名な話です。
ちなみにOculus Goは13歳以上が対象となっています。
ここは個人の解釈や判断によるのでしょうが、大人でもデバイスを長時間使用することは避けた方が無難かもしれません。
とはいえ、新しい世界を見せるという意味では是非とも若い世代にも使ってみて欲しいという想いもあります。
反面、踏み入ってしまうと確実にハマってしまう危険なカテゴリがあります。
それは「アダルト」の世界です。
期待値も大きかったので、いくつかのソフトを試しましたが、正直まだまだ過渡期です。
ただ、確実に日本発信で短時間に高クオリティのものが出てくるでしょう。
インターネットの普及や新しい技術が世の中のインフラになるときに「エロのちから」は強大です。
VRにとっても直接的、間接的に外せない要素です。
そんなVRの世界に今後も注目していこうと思います。