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2025年11月18日 投稿:akiba mina

終わりの先に

こんにちは。

なでしこリーグ2部・ディアヴォロッソ広島でプレーしながら、株式会社stakで勤務している秋庭未奈です。

前回は「少し立ち止まってみる時間が、次の一歩をつくる」というテーマで書きましたが、リーグ戦と皇后杯を終えた今、私の心にはこれまでの自分なら選ばなかった小さな挑戦に踏み出してみたいという新しい気持ちが生まれています。

今回はその想いを、「終わりの先に」というテーマに重ねながら、シーズンを通して得た学びとともに綴ってみたいと思います。

静けさの中で見えるもの

今シーズンの公式戦であるリーグ戦、そして皇后杯がすべて終了し、長く続いていた日々が静かに一区切りを迎えました。

1年という時間は本当にあっというまで、毎週末を試合に向けて過ごしているうちに、気づけばリーグ戦も皇后杯も、積み重ねてきたすべての試合が過去となり、胸の中には少しの余白と、少しの静けさだけが残っています。

同じような準備を繰り返し、同じように時間を重ねてきた日々は、ルーティンと呼ぶほど型にはまっているわけではないのに、その慣れの中に身を置き続けることが当たり前になっていました。

その心地よさの反面、どこかで変化を求める気持ちも少しずつ芽生えていたように思います。

だからこそ、安定した流れを変えるというのは簡単なことではなく、勇気を必要とし、それでもなお今この瞬間だからこそ変化を求めたい――そんな思いがふと湧き上がってきました。

シーズンが終わると、どこか空気が変わります。

張り詰めていた緊張も、積み重ねた焦りも、期待も悔しさも、ゆっくりと色が薄まり、まるで深呼吸が自然とできるような静けさが訪れます。

その静けさの中に立ち止まってみると、前へ進むために必要なものが見えてきたり、見落としていた自分の心の声がかすかに聞こえてきたりすることがあります。

立ち止まるという行為は決して後ろ向きなものではなく、むしろ次の一歩をつくるために欠かせない、大切な時間なのだと実感しています。

一歩踏み出した先に広がる、新しい景色

新しい技術に挑戦しようとするとき、人は必ずと言っていいほど不安を抱きます。

ですが、その一歩を踏み出した先に広がる景色は、今まで立っていた場所からでは決して見えなかったものです。

これはスポーツの世界だけではなく、仕事や日常でも同じで、挑戦はいつだって新しい自分に出会うきっかけになります。

チャレンジの中では、自分の弱点や強みが自然と浮かび上がってくる瞬間があり、その一つひとつが自分を磨き、確かな成長へつながっていくのだと感じています。

小さな一歩の積み重ね

そして、大きな変化を生み出すには小さな変化が必要です。

いきなり大きな挑戦をすると身構えてしまう人も多いかもしれませんが、昨日より少しだけ前へ、いつものやり方を少しだけ変えてみる、その積み重ねこそがいつか大きな変化となり、自分自身の幅を広げてくれると信じています。

サッカーに置き換えるなら、長く続けてきたフォームや判断基準を意図的に見直すようなものであり、慣れた方法を手放すことには確かに勇気が必要です。

それでも、新しいやり方が身についたとき、プレーの景色がこれまでとはまったく異なるものとして立ち現れる瞬間があります。

その変化に気づけたとき、自分の可能性がまたひとつ広がったことを実感できるのです。

区切りは終わりではなく、次へのスタートライン

シーズンが終わった今は、終わりではなく、次の挑戦への準備期間です。

選手にとってこのオフの時間は、自分の課題とじっくり向き合える貴重なタイミングであり、その使い方によって成長の幅は大きく変わっていきます。

区切りがつくと、人は少しだけ強くなれるように思います。

挑戦は特別な日にだけ訪れるものではなく、日々の積み重ねの中にあります。

だからこそ今は、自分の課題と正面から向き合い、ひとつでも多くの成長をつかみ取りたいと思っています。

この時間をどう使うかで、自分の未来は必ず変わる。

そう信じて、次に向かうための力を積み上げていきます。

ディアヴォロッソ広島について

リーグ戦・皇后杯と、今シーズンの公式戦全日程が終了しました。

リーグ戦、そして皇后杯を通して思うように結果が出ない試合も多く、苦しい時間が続きましたが、その中でも皆さんの応援が力となり、最後まで戦い抜くことができました。

結果がついてこないときこそ、皆さんから届く声援やメッセージが私のエネルギーになっていました。

「なんとか結果で恩返しをしたい」という気持ちを支えてくれたのは、間違いなく皆さんの存在です。

本当に、心からありがとうございました。

シーズンが終わっても、クラブとしての活動は続いていきます。

試合がない期間だからこそ、地域の皆さまやパートナー企業の皆さまと交流する機会が増え、改めてクラブがどれほど多くの支えによって成り立っているのかを実感する時間にもなっています。

私自身も、ディアヴォロッソの一員として、感謝の気持ちを直接お伝えできるこの時期をとても大切にしています。

11月9日(日)には、キーレックスさまのイベントに参加させていただきました。

日頃から応援してくださっている皆さまと直接お会いし、お話しすることができ、とても温かく、充実した時間となりました。

そして11月24日(月)には、フタバフィールドにてキッズサッカー教室が行われます。

地域の皆さまと触れ合う機会を通して、1年間の感謝の気持ちをしっかりと伝えていきたいと思っています。

改めて、多くのスポンサーの皆さま、地域の皆さまに支えられて私たちは活動できているのだと、今シーズンを通して強く実感しました。

1年間、本当にありがとうございました。

ディアヴォロッソ広島の公式SNSのフォロー・いいね・拡散もよろしくお願いいたします。

Instagram:https://www.instagram.com/diavorosso2023

X:https://x.com/diavorosso11

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