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2018年5月15日 投稿:stak編集部

IoTベンダーとGoogleHomeを支えるAction on Google

みなさんこんにちは。開発担当の上本です。

先日GoogleIO2018が開催され、Android Pや流暢な会話をするAIなどの紹介が行われましたね。その中でもひっそりとアップデートがあったAction on Googleについて紹介します。

Action on Googleとは?

AndroidでおなじみのGoogle Assistant(グーグルアシスタント)。CMなどで知っている方も多いのではないでしょうか?

「近くのファミレスを教えて」「いい感じのカフェ」など、曖昧な音声ワードで検索をかけたりGoogleMapから候補を出してくれます。もちろん我々が開発しているstakを始めとしたスマートホームに対応している家電製品を動かすこともできます。

実はこのGoogle Assistantですが、開発者によってカスタマイズすることができます。それを実現しているのが「Action on Google」というプラットフォームです。

開発可能な2種類のアプリケーション

Action on Googleを使えば、開発者が自由にGoogle Assistantができることを拡張できます。例えば「ピカチュウと話がしたい」とGoogle Assistantに言えば、ピカチュウがやってきて、ピカチュウと会話することができます。Amazon Echoでもできますね。

また、Hue(スマートLED照明)やNatureRemo(スマート赤外線リモコン)などのスマートホーム対応家電を自宅に取り付ければ、GoogleHomeやAmazonEcho経由での家電操作ができるようになります。

前者はGoogle Assistant内で完結するアプリ、後者はIoTデバイスを必要とするアプリです。Action on Googleはこれらの2種類のアプリを開発することを目的としています。

スマートホームは「○○に繋いで」が不要

Google Assistantでカスタムアプリを呼び出すとき、「〜と会話したい」「〜と繋いで」といったアクションが必要です。先程のピカチュウの例であれば、「OK Google ピカチュウと会話したい」と言って、ピカチュウとの会話がスタートします。

スマートホームアプリは少し特殊で、ピカチュウアプリのような「〜に繋いで」のアクションが不要です。考えてみれば、家電を操作するたびに毎回「〜に繋いで」と言っていたら全然スマートでもなんでもないですよね。

実際に動作している様子を撮影してみました。「〜に繋いで」のアクションなしでGoogleHomeが反応している様子がわかると思います。

また、開発中のものですが、スマートフォンアプリの「Home」からは[test]スタックという項目が追加され、実際の製品と同じようにセットアップを行い、動画のようにGoogleHome実機で検証することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。Action on Googleはどういったものなのか、何ができるのかなど概要部分だけですがおおよそ掴めたのではないかと思います。

今回はGoogleHomeでの検証でしたが、AmazonEchoでも似たようなことができます。機会があればAmazonEchoの連携も記事していきます。

手元にstakの試作機がまだ届いてない状態なのでESP32の開発ボードでソフトウェアの実装を続けている状態ですが、6月中旬には検証用の実機を用いたテストも行う予定です。その際はまた動画を撮ってブログで紹介していきますので楽しみにしておいてください。

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