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2018年4月16日 投稿:swing16o

海外のクラウドファンディング活用事例

前回のブログでは日本国内のクラウドファンディング活用事例に触れました。
そもそもアメリカで始まったサービスということは、前述のとおりです。

となると、海外での盛り上がり方はどうなんだろう?と気になった方もいらっしゃると思います。

 

今回はそんな方に向けて海外のクラウドファンディング活用事例を書きます。

桁違いの調達額と支援者数

日本のクラウドファンディングを活用したプロジェクトは調達額が1億円を超えるものも出てきています。

支援者数は5,000人を超えるプロジェクトもあります。

 

クラウドファンディングという言葉が通じなかった頃に比べると圧倒的な数字です。

ところが、海外の資金調達額TOP10を見るとその差は歴然です。(2018年2月末現在)

Pebble: E-Paper Watch for iPhone and Android」というプロジェクトが10番目です。

アメリカのクラウドファンディングの中でも最も人気のあるKICKSTARTER(キックスターター)からの登場です。

  • 資金調達額:$10,266,845(約11億円)
  • 支援者数:68,929人

第10位でこの数字です。

現在の日本のプロジェクトの資金調達額トップが1億円を超えたくらいです。

支援者数も桁が違います。

 

他にはどういったプロジェクトが資金調達に成功しているのか、いくつかピックアップしてみます。

海外のクラウドファンディング事情

第10位のプロジェクトは簡単にいうとスマートウォッチです。

プロジェクトの掲載は2012年ですので5年以上前ということになります。

テクノロジーを全面に押し出したプロジェクトに人気が集まるのも納得です。

 

結局こういった未来を感じさせるプロジェクトでないとダメなんだろうな。。という印象をもったあなた!

実はこんなプロジェクトもあります。

Flow Hive: Honey on Tap Directly From Your Beehive」というプロジェクトです。

KICKSTARTERと肩を並べる人気サービスのINDIEGOGO(インディーゴーゴー)から登場です。

 

プロジェクトはオーストラリアの養蜂をしている親子が開発した「蜂蜜採取箱」を広めるというものです。

ミツバチにストレスを与えることなく蜂蜜をオートマチックに集めることができるというコンセプトです。

蜂蜜を採取する際に防護服を着る必要もなく、煙で巣を燻す作業も不要です。

こういう言い方をすると失礼かもしれませんが、設計はとてもシンプルでアナログです。

 

このプロジェクトは世界第7位の調達額を記録します。

  • 資金調達額:$13,288,449(約15億円)
  • 支援者数:38,516人

さらに続きがあります。

 

 

Flow Hive 2」という続編も出しているのです。

第1弾のプロジェクトから150万ドル(約1億6,000万円)が上乗せされています。

続編の支援者数だけで1,939人がいます。

 

と書くと資金調達額や支援者数の多さにばかり目がいってしまいます。

もちろん驚きですが、クラウドファンディングの本質がこのプロジェクトから読み取れます。

 

それは、まずは第1弾をクラウドファンディングで様子見の側面も含めて公開するということです。

本気で取り組んでいるプロジェクトであることは大前提ですが、世の中の反応を見ることができます。

資本やファンがいない状態で、商品を先に出すというのはリスクです。

事前マーケティングの側面もあるクラウドファンディングはそのリスクを最小限に抑えることができるのです。

 

つまり、今までの定石は作ってから売るというものでした。

それをクラウドファンディングが「売ってから作る」という概念に変えてしまったのです。

次回予告

ここまで書くと海外のプロジェクトのトップ3が気になるという方もいらっしゃると思います。

いや、ほとんどの人がそうではないかなと思っています。

まじめな話、10人読んでもらえたら8人は気になると答えてくれるのではないでしょうか。

いや、逆に気にならないという人がいたら連絡が欲しいです。

 

ということで、次回は海外のクラウドファンディングの資金調達額トップ3のプロジェクトの紹介をします。

引き続き、お楽しみいただけると幸甚です。

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