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2024年8月20日 投稿:あやな

「賃上げ」って結局どういうもの?

stakのあやなです。

この時期になると「賃上げ」という言葉がニュースのトピックになっていたりと耳にする機会が増えています。

ですが、実際にはどのような意味があるのか、ふと疑問に思ったので、今回は「賃上げ」の基本的な意味から、政府の支援策や現状の賃上げ状況、賃上げ方法のメリット・デメリット、注意点、そして今後の傾向まで深堀りして、ご紹介していきます。

賃上げとは?

賃上げとは、従業員の給与を引き上げることをいいます。

給与の引き上げには、基本給や手当、ボーナスの増額が含まれ、企業が従業員の生活水準を向上させるためや、業績向上の見返りとして行うなど、さまざまな理由で賃上げが行われます。

賃上げは従業員のモチベーションを高め、企業の競争力を維持するために重要な要素だと思います。

どうして賃上げをするの?

賃上げを行う理由として、さまざまな理由がありますが、主な理由としては、下記の通りです。

  • 労働市場での競争力を維持
    優秀な人材を確保し、従業員の離職を防ぐためには、競争力のある給与水準を提供する必要があります。

  • 企業の業績向上
    業績が好調な企業は、従業員への報酬を増やすことで、さらなるモチベーション向上と生産性向上を期待します。

  • インフレ対策
    インフレが進行する中で、従業員の生活水準を維持するために賃上げが必要です。

  • 社会的圧力
    政府や社会からの圧力が賃上げを促す場合もあります。
    例えば、最低賃金の引き上げが法制化されると、企業はそれに応じて賃金を引き上げなければなりません。

政府による支援「賃上げ促進税制」について

日本政府は、賃上げを促進するための支援策として「賃上げ促進税制」を導入しています。

この税制では、企業が前年度比で一定以上の賃上げを行った場合、法人税の軽減を受けられるというものです。

具体的には、給与総額の最大15%を税額控除することが可能です。

これにより、企業は負担を軽減しつつ、従業員への給与を引き上げることができます。

さらに、政府はリスキリング(Reskilling)の支援も行っています。

リスキリングとは、従業員が新しいスキルを習得し、企業内での役割を拡大することを目的とした取り組みです。

デジタル化が進む現代社会において、リスキリングは重要なテーマであり、企業の競争力強化と賃上げの持続可能性を高めるために必要な施策です。

リスキリングについて、代表の植田が紹介しているので、チェックしてみてください!

リスキリングとDXの関係
https://stak.tech/news/17007

2024年の賃上げ状況

2024年の賃上げ状況について、政府の調査によると、コロナ禍からの景気回復とインフレの進行に伴い、多くの企業が賃上げを実施しています。

特に中小企業を中心に賃上げが進んでおり、全体の給与水準が上昇傾向にあります。

また、大手企業においても、景気回復を背景に賃上げが広がっており、従業員の生活改善が期待されています。

賃上げ方法別メリット・デメリット

賃上げにはさまざまな方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

企業側

  • メリット

    • 従業員のモチベーション向上や離職率の低下が期待できる。
    • 業績好調時に余剰利益を還元することで、企業の社会的評価が向上する。
  • デメリット

    • 賃上げに伴うコスト増が利益を圧迫する可能性がある。
    • 長期的な賃上げが負担となり、業績悪化時にはリストラや減給を検討せざるを得ない場合もある。

・従業員側

  • メリット

    • 収入増加により生活の質が向上する。
    • 将来の資産形成や消費拡大に寄与する。
  • デメリット

    • 賃上げが業績と連動しない場合、将来的な安定性に懸念が生じる。
    • 一時的な手当の増額ではなく、基本給の引き上げがない場合、長期的なメリットが少ない。

賃上げの注意点

賃上げを実施する際には、企業と従業員双方にとって慎重な検討が必要です。

特に企業側は、無理な賃上げが財務に与える影響を考慮し、持続可能な形での賃上げを目指すべきです。

また、従業員側も、賃上げが一時的なものでないか、業績や経済状況に基づく適切なものであるかを確認することが重要です。

今後の傾向

今後、日本の労働市場において賃上げはますます重要なテーマとなると思います。

少子高齢化に伴う労働力不足やインフレの影響が続く中、賃金の見直しは避けられない課題です。

さらに、政府の支援策が続く中で、企業はリスキリングなどの施策を通じて競争力を高め、持続可能な賃上げを実現することが求められます。

まとめ

いかがでしょうか?

補助金や助成金を行うにあたり、「賃上げ」という言葉を目にするようになり、今年も10月から実行されます。

私が住んでいる広島県もついに、最低賃金が1,020円になります。

賃上げはしているけど、物価の高騰などで豊かだと感じていない人が多く感じ、実際この「賃上げ」がどういう影響をもたらすのか気になり調べてみました。

また、新しい制度など生活をしていく上で影響があることもあると思うので、ご紹介していきます!

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