stakのあやなです。
以前から取り上げてきた「インボイス制度」が10月1日からついに開始ました。
コンビニやタクシーなど様々の領収書に「適格請求書登録番号」が表記されているものが増えてきました。
今回は、インボイス制度が開始されてからの世の中の反応や私が実際に、対応した感想をお伝えします。
これまで、インボイス制度について私なりにまとめたので、チェックしてみてください。
いよいよスタートする「インボイス制度」って?
https://stak.tech/news/17517
インボイス制度の申請登録ってまだ間に合う?
https://stak.tech/news/17792
インボイス制度について世間の反応とは
実際に、10月1日からインボイス制度がスタートし、対応に追われている方も多いのではないでしょうか。(私も、その内も1人です。)
帝国データバンク社が、インボイス制度が開始して間もない時点で、「インボイス制度」への対応状況や懸念事項について企業へアンケートをまとめていたので、紹介していきます。
インボイス制度の対応状況
「順調に対応できている」が65.1%に対して、「対応がやや遅れている」という回答が28.5%でした。
企業の3社に2社が順調にスタートを切っているが、対応が遅れている企業も30%いるという結果です。
規模別で比べると、「対応がやや遅れている」割合は、大企業に比べて中小企業の方が対応が遅れている傾向が見られました。
(参考:帝国データバンク)
インボイス制度導入にともなう懸念事項の有無
91.0%の企業が制度導入に関して、「懸念事項を持っている」と回答しております。
新しい制度が始まるので、これまでと違う工程が増え、手探りで行っている方も多いと言うことがわかります。
(参考:帝国データバンク)
インボイス制度導入にともなう懸念事項(複数回答)
(参考:帝国データバンク)
懸念事項としては、71.5%が「業務負担の増加(他業務への影響含む)」が最も高い結果となっています。
他にも「社内での理解・連携不足」や「仕入先への対応」などがあげられています。
業務負担の増加とは…?
私も、10月1日以降に発行された請求書を受け取り、「適格請求書登録番号」があるか、適格請求書登録済みの事業者なのか確認するという業務が増えました。
実際に確認していると、記載している番号が「インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイト」で検索すると検索結果が出てこず、先方に確認すると申請中で掲載されていない状況だったということもありました。
今後もこういった事があるので、企業ごとに適格請求書登録番号を確認する必要があります。
また、現在登録済みの方も登録を解除出来るということもあるので、逐一の確認が必要になります。
こういった事があるので、業務負担の増加と回答した企業が多いんだと思います。
最後に
インボイス制度が始まり、今回お伝えした通りさまざまな意見があると思いますし、こういった情報をみて、実際に自身が必要なのか悩まれている方もいらっしゃると思います。
10月から全国各所で説明会が行われていますので、インボイス制度について詳しく説明を聞き、その話を聞いた上でご自身の事業の場合、インボイス制度の登録が必要なのか相談してみてもいいかもしれません。
インターネットでも情報がたくさん出ているからこそ、どの情報を信じていいのかわからない方や誰に相談していいのか悩まれている方は、国税局のホームページをチェックしてみてください。
インボイス制度説明会スケジュール(広島県)
https://www.nta.go.jp/about/organization/hiroshima/invoice_setsumeikai/pdf/hiroshima.pdf
登録要否相談会スケジュール(広島県)
https://www.nta.go.jp/about/organization/hiroshima/invoice_setsumeikai/pdf/hiroshima01.pdf
広島県以外でもインボイス制度についての説明会が行われておりますので、国税庁のホームページより、ご自身の管轄の国税局を選んで、スケジュールをご確認いただければと思います。
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