stakのあやなです!
いよいよ10月1日から「インボイス制度」が開始します。
最近ネットで、インボイス制度に対する反対の意見や記事などをよく目にするようになりました。
新しい制度が始まる時は、反対意見も賛成意見が飛び交いますよね。
色々な情報を簡単に取得できる時代だからこそ、様々な意見や記事を調べて本当にマイナスな事なのか、プラスになる事なのか、自分自身で判断する必要があります。
ひとつの記事だけで判断しないようにしていただきたいです。
これまで、インボイス制度について私なりにまとめたので、もし良ければよんでみてください!
いよいよスタートする「インボイス制度」って?
https://stak.tech/news/17517
インボイス制度の申請登録ってまだ間に合う?
https://stak.tech/news/17792
これまで、インボイス制度が開始する前に必要な申請などについてお話していきました。
今回は、インボイス制度が始まり、適格請求書発行事業者から発行された請求書を受け取ってからの対応についてお伝えしていきます。
適格請求書の確認する項目
課税事業者からの適格請求書が届いたら、簡単に放置せずにきちんとチェックが必要です。消費税の控除に関わる重要な書類のため、確認作業はとても大切。具体的にどのようなポイントに注意すれば良いのか、以下にまとめてみました。
1. 請求書の登録番号の確認
請求書の上部や下部に「登録番号」として記載されている番号があるかをチェックします。
この登録番号は適格請求書の正当性を示すものとなります。
税額控除を受ける際には、領収書のタイプごとの分類が不可欠です。適格簡易請求書に該当するものと、そうでないものとを明確に分け、それぞれ適切に管理することで、後の税務処理がスムーズに行えます
2.登録番号の認証登録確認
インボイス制度が導入された後、仕入税額控除を正しく受けるためには、領収書の内容が非常に重要となります。
特定の基準を満たす「適格簡易請求書」の条件をしっかりと把握し、それに基づいて領収書の各項目、特に取引先の登録番号などの詳細を丁寧に確認する必要があります。
もし何らかの記載ミスや不足がある場合は、発行元の事業者に修正や再発行を依頼しましょう。
適格請求書発行事業者の確認は、下記のサイトから検索することができます。
適格請求書発行事業者公表サイト
https://www.invoice-kohyo.nta.go.jp/
3. 税率ごとの対価額の確認
取引された商品やサービスに応じて適用される税率が異なる場合があります。請求書上で、税率ごとに区分された対価の額(税込みもしくは税抜き)が明確に記載されているかをチェックします。
4. 税率ごとの消費税額の確認
同様に、税率ごとにどれだけの消費税がかかっているのかが明確に請求書に記載されているか確認します。
5.領収書の整理と分類
税額控除を受ける際には、領収書のタイプごとの分類が不可欠です。
適格簡易請求書に該当するものと、そうでないものとを明確に分け、それぞれ適切に管理することで、後の税務処理がスムーズに行えます。
6.適切な領収書の保管
税務上、領収書の保管は最少7年間という義務が法律で定められています。
しかし、特定の条件下、例えば赤字となった事業年度に関しては、その期間が最大10年まで延長されることがあります。
さらに、2024年からは電子形式で受領した領収書は、同じ電子形式での長期保管が求められるので注意が必要です。
最後に
適格請求書は、消費税の正確な申告のために非常に重要な書類となります。
受け取った際には、上記のチェックポイントを元に確認作業を行うことで、将来的な税務上のトラブルを避けることができます。
皆さんもビジネスの現場での取引時には、このポイントを念頭に置いて適切な対応を心がけてくださいね!
新しい制度が始まり、現在決まっている対応内容が変わってくると思います。
私も対応していく中で、気づいた点や困った点など随時報告させていただきます!
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