自暴自棄(じぼうじき)
→ 自分を駄目なものと思い、将来を考えない行動をとること。
将来なにが起きるかなど誰にもわからないことなので、それは全く問題ない。
けれども、自分をダメなものと思うことはできるだけ避けた方がいい。
純粋にネガティブは良くない。
根拠がなくても自信を持っているくらいの方がいい。
自暴自棄になる原因
タイトルにある自暴自棄という言葉は多くの人が知っている言葉だと思う。
そして、ポジティブな言葉ではないということも理解できるだろう。
それでは、どんなときに人は自暴自棄になるのか、ざっくり挙げてみる。
ストレスやトラウマ
ストレスやトラウマによって、人は自暴自棄になることがある。
例えば、精神的な負担やトラウマ、過剰な仕事量や学業、人間関係の問題などが原因となって、自暴自棄になることがあるというわけだ。
失敗や挫折
失敗や挫折によって、人は自暴自棄になることがある。
例えば、目標を達成できなかった場合や、失敗した場合、周囲からの評価が低い場合などが挙げられる。
自己肯定感の低さ
自己肯定感が低い人は、自暴自棄になることがある。
例えば、自分自身に自信がなく、自分を否定してしまう場合がある。
過去のトラウマや失敗の影響
過去に経験したトラウマや失敗が、現在の自暴自棄につながる場合がある。
例えば、過去にいじめを受けた経験がある場合、その影響で自暴自棄になることがある。
心身の健康状態
心身の健康状態が悪化している場合、自暴自棄になることがある。
例えば、うつ病や不安障害、身体的な疾患がある場合などが挙げられる。
なぜ人はネガティブになりやすいのか
まず、人は根本的にネガティブな方向にいきやすいということは覚えておいた方がいいだろう。
なぜなら、人間の脳が進化の過程で身につけた生存戦略の1つだからだ。
人間の脳は、危険や脅威に対して敏感に反応するように進化してきた。
これは、危険や脅威に遭遇した際に速やかに対処することで、生き残るための戦略として有効だったからだといわれている。
そのため、脳はネガティブな情報に対しては、より注意を払うようになっている。
また、ネガティブな出来事や情報は、脳に強いインパクトを与え、忘れにくくすることが知られている。
これは、危険や脅威を忘れると、同じ危険や脅威に再び遭遇したときに対処できなくなってしまうためだ。
さらに、現代社会では、ネガティブな情報が多く報道されるため、それによって人がネガティブになることがある。
そこに過去のネガティブな経験やトラウマが影響している場合が生じることもある。
これらの理由から、人はネガティブになりやすいといわれている。
自暴自棄と決別する方法
ネガティブから決別するためには、とにかく自信をつけるということだろう。
その前に、そもそも決別とはどういう状況をいうのかをしっかりと把握しておこう。
決別とは、一般的には、ある人やものと完全に切り離すことを指す。
これは、一般的に、過去の出来事、人間関係、信念、価値観、習慣など、自分自身を制限しているものから解放することを意味している。
過去のつらい経験や嫌な想い出、毒親やトラウマ、悪習慣や不健康な生活習慣、害を及ぼす人間関係など、自分自身を制限しているものから決別することで、自分自身の成長や発展を促すことができる。
これにより、自分自身にとってプラスになるものに注力し、幸福感が増して充実した人生を送ることができるようになるというわけだ。
ただし、決別することは、それが自分にとってベストであると判断した場合に限り、適切だということは忘れてはいけない。
別れることが適切でない場合や、自分にとって大切なものを失ってしまう場合は、より柔軟なアプローチが必要になるかもしれない。
つまり、自暴自棄からは基本的には脱却した方がいい。
なぜなら、大半の人はネガティブよりポジティブの方が前向きに生きることができるからだ。
となると、くり返しになるが、自信をつけていくしかない。
ということで、自信をつけていく方法をいくつか挙げていこう。
自分自身に肯定的な言葉をかける
自分自身に対して、自分自身を肯定的に評価する言葉をかけることが大切だ。
例えば、私はできるとか私は価値があると自分自身に言い聞かせることで、自信を持つことができるというわけだ。
目標を設定する
自分に目標を設定し、その目標に向けて行動することで、自信を持つことができる。
目標を達成するために、自分自身に課題を与えることで、自信をつけることができるというわけだ。
過去の成功体験を振り返る
自分が過去に成功した経験を振り返ることで、自信を持つことができる。
過去の成功体験を想い出し、それをもとに、今後の課題に取り組むことができるというわけだ。
ポジティブな人々と交流する
自信を持つためには、自分自身をポジティブに保つことが大切だ。
ポジティブな人々と交流することで、自分自身を前向きに保つことができるのである。
新しいことに挑戦する
新しいことに挑戦することで、自分自身の可能性を広げることができる。
自分がやりたいと思うことに挑戦することで、自信を持つことができるようになるのである。
自暴自棄と決別する究極の方法
とまあ、一般的な方法を列挙してみたが、究極の方法がある。
それは、至極シンプルなことなのだが、忙しくするという方法だ。
というのも、人は暇な時間が多ければ多いほど、無駄にネガティブに考えてしまうという習性があるからだ。
ただ、なかなか忙しくすることができないという人もいる。
そんな人のためのオススメの方法を列挙していこう。
タスク管理をする
タスクをリストアップし、優先順位をつけ、効率的に処理することで、時間を有効に使うことができる。
また、締め切りの日程や予定を把握し、スケジュールを作成することも重要だ。
集中する
作業に集中することで、効率よく作業を進めることができる。
集中するためには、自分にとって最適な環境を整えることが大切だ。
例えば、静かな場所で作業する、集中できる音楽を聴く、ノイズキャンセリングヘッドフォンを使うなどの方法がある。
時間を有効に使う
空いた時間を有効に活用することで、時間を節約することができる。
例えば、通勤中にメールや電話をする、待ち時間に予定を確認する、歩きながら音声入力でメモをするなどが挙げられる。
優先順位をつける
重要で緊急なタスクに優先的に取り組むことで、時間を効果的に使うことができる。
また、自分にとって必要なタスクと、そうでないタスクを区別し、優先順位をつけることも重要だ。
プラニングをする
日々のスケジュールを事前にプランニングすることで、無駄な時間を減らし、スムーズに作業を進めることができる。
また、プランニングには余裕を持たせることも大切で、時間をコントロールできるようになる。
時間という概念が生まれた理由
忙しくするためには、時間という概念と向き合う必要がある。
それでは、なぜ時間という概念が生まれたのか。
その理由は諸説あるが、その中でも最も有力な説の1つが、農耕社会が発展したことによるものだとされている。
農耕社会が発展する前、人々は自然の循環に従って暮らしていた。
太陽の出入りや月の満ち欠けなどが時間の指標となっていた。
ところが、農耕社会が発展すると、種をまく時期や収穫時期など自然の循環だけではなく、作物の生育や収穫のタイミングに合わせた時間管理が必要となった。
このため、人々は日や月などの天体を基準に時間を計る方法を考え出し、時間という概念が生まれたとされている。
また、社会の発展や技術の進歩によって、時間の管理がますます重要になり、時間を正確に測定するための時計が発明され、時間の精度が高まっていった。
そして、今日では時間は社会や経済の重要な指標となっており、多くの分野で必要不可欠な概念となっているというわけだ。
まとめ
冒頭の話に戻るが、自暴自棄からは極力脱却した方がいい。
それは、単純にネガティブに生きるよりもポジティブに生きた方がいいからだということはほとんどの人に理解してもらえるはずだ。
そして、そのための究極の方法は、忙しくするということだ。
余計なことを考える暇もないくらいに忙しくすることで、人はネガティブから脱却できる。
そこに、時間という概念の捉え方が加わればなおいい。
人生において、最も重要なものは時間だ。
時間がなによりもプライオリティの高いものだという認識を持って生きる人生は充実すると確信している。
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