死生有命(しせいゆうめい)
→ 人の生死は、天命で定められたものであり、どうすることもできないということ。
いつどこで自分の人生が終わるのかは誰にもわからない。
だからこそ、時間を大切にするように何度も私は説いていて、時間という概念が人生においてなによりも価値のあるものだと、くり返し主張している。
ただ、統計学から、どういった死因によって人が命を落としているのかを知っておくことは重要だ。
というのも、ある程度の死因がわかっていたら、回避するための対策を講じることができるからだ。
とはいえ、世界の国と地域で死因は全く異なる。
環境や文化も異なるので、そりゃそうだということで、今回はどれくらい世界の国と地域で死因が異なっているのか紹介していこう。
世界の国と地域で全く異なる死因
日本の死因TOP10
まずはやはり、日本の死因TOP10から紹介しよう。
とその前に、大前提として、どの国にも当てはまることなのだが、年代、性別、地域などによって異なることは理解してもらいたい。
その上で、厚生労働省が発表した最新の2019年の統計に基づく日本全体での死因トップ10は下記のとおりだ。
- 癌
- 心疾患
- 脳血管疾患(脳卒中)
- 腎臓疾患
- 老衰
- 肺炎・肺炎球菌感染症
- 肝疾患
- 自殺
- 慢性呼吸器疾患(COPDなど)
- 外傷・事故
日本の死因は高齢化社会に伴い、癌、心疾患、脳血管疾患、腎臓疾患などの非感染性疾患が上位にランクされる傾向がある。
また、自殺もTOP10に入っており、社会的問題として注目されているという特徴もある。
アメリカの死因TOP10
次に気になるのは、やはりアメリカではないだろうか。
ということで、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が発表した、2020年の統計に基づくアメリカ全体での死因TOP10は下記のとおりだ。
- 心疾患
- 癌
- COVID-19
- 脳血管疾患(脳卒中)
- 慢性下部呼吸器疾患(COPDなど)
- 外傷・事故
- 薬物中毒
- 糖尿病
- 腎臓疾患
- 自殺
2020年はCOVID-19が死因トップ3に入るなど、過去とは異なる死因の分布が見られた。
また、アメリカでは過去20年以上にわたり、薬物中毒や自殺などの死因が増加している傾向があるのも日本とは異なるところではないだろうか。
ドイツの死因TOP10
それでは、日本人と気質が似ているとされるドイツの状況も調べてみた。
最新の統計によると、ドイツの死因のトップ10は下記のとおりだ。
- 心疾患
- 腫瘍(癌)
- 呼吸器疾患
- 消化器疾患
- 脳血管疾患
- 外因による死亡(事故、自殺など)
- 糖尿病
- 泌尿器疾患
- 神経疾患
- 感染症
ドイツは保健医療制度が発展していることで健康状態も良いので、他の西洋諸国と同様に疾患の一般的なパターンが見られる。
ただし、高齢化社会に直面しており、高齢者に特有の病気が増加する傾向にある。
シンガポールの死因のTOP10
おそらく、ヨーロッパの疾患パターンは似ているだろうということで、アジア圏の死因TOP10を比較していこう。
ということで、まずはシンガポールだが、死因TOP10は下記のとおりだ。
- 癌
- 心臓病
- 脳血管疾患
- 呼吸器疾患
- 糖尿病
- 感染症(肺炎、インフルエンザ、HIV / AIDSなど)
- 消化器疾患
- 腎臓疾患
- 外因による死亡(自殺、事故など)
- 精神および神経疾患
シンガポールは世界有数の保健医療制度を持ち、一般的な健康状態が良いため、西洋諸国と同様に疾患の一般的なパターンが見られる。
また、日本や西洋諸国と同様に高齢化社会に直面していて、高齢者に特有の病気が増加傾向にある。
そして、交通事故は比較的少ないが自殺率が高いという特徴もある。
タイの死因TOP10
アジア圏でも観光地としての人気の高いタイはどうだろう。
ということで、タイの死因TOP10は下記のとおりだ。
- 心臓病
- 癌
- 肝疾患
- 呼吸器疾患
- 交通事故
- 脳血管疾患
- 糖尿病
- 腎疾患
- 感染症(肺炎、HIV / AIDSなど)
- 外因による死亡(自殺、事故など)
タイは経済発展が著しいとはいえ、まだ発展途上国という位置づけも強く、健康上の問題に直面しているところも多い。
特に、肝臓病や肺炎、感染症などの病気が拡がっており、これらの疾患は飲料水の汚染、不衛生な生活環境、医療制度の不足など、様々な原因によって引き起こされている。
また、交通事故の件数も多く、道路交通事故による死亡率が高いという傾向もある。
オーストラリアの死因TOP10
南半球に目線を変えてみよう。
ということで、オーストラリアの死因TOP10は下記のとおりだ。
- 癌
- 心臓病
- 脳血管疾患
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- 消化器疾患
- 腎臓疾患
- 糖尿病
- 外因による死亡(自殺、事故など)
- 神経疾患
- 感染症(肺炎、インフルエンザなど)
オーストラリアは西洋諸国と同様に疾患のパターンが見られる。
発展した医療制度や生活環境、健康的な食事などにより、一般的な健康状態が良い傾向にある。
ただし、喫煙による肺疾患が問題となっているという特徴がある。
また、交通事故は比較的少なく、自殺や事故死の件数も減少傾向にある。
ブラジルの死因TOP10
南米にも目を向けてみようということで、南米最大の国であるブラジルの死因TOP10は下記のとおりだ。
- 心臓病
- 癌
- 外因による死亡(交通事故、暴力、自殺など)
- 脳血管疾患
- 呼吸器疾患
- 感染症(インフルエンザ、肺炎、HIV / AIDSなど)
- 消化器疾患
- 腎臓疾患
- 糖尿病
- 妊娠・出産に関連する合併症
ブラジルは発展途上国であり、健康上の問題に直面しているというのが現状だ。
特に交通事故や暴力、自殺などの外因による死亡率が高いことが特徴的だ。
また、感染症や妊娠・出産に関連する合併症も依然として問題となっている。
一方で、心臓病や癌などの生活習慣病の割合も増加しており、ブラジルは健康上の課題に取り組む必要がある国の1つだということができるだろう。
ケニアの死因TOP10
続いてはアフリカ大陸にも触れなければいけないだろうということで、ケニアに注目してみた。
そんなケニアの死因TOP10は下記のとおりだ。
- 感染症(HIV / AIDS、マラリア、肺炎など)
- 心臓病
- 癌
- 脳血管疾患
- 外因による死亡(交通事故、暴力、自殺など)
- 呼吸器疾患
- 腎臓疾患
- 消化器疾患
- 糖尿病
- 妊娠・出産に関連する合併症
ケニアは発展途上国であり、健康上の問題に直面している国だ。
感染症の死亡率が高く、特にHIV / AIDSとマラリアが最も一般的な死因となっている。
他にも、心臓病、癌、脳血管疾患、外因による死亡が問題となっているのも特徴だ。
また、妊娠・出産に関連する合併症が比較的高い割合を占めており、これらの問題に対処するために、ケニアは健康施設や医療インフラストラクチャーの改善、健康啓発活動などを進めている。
南アフリカの死因TOP10
アフリカ大陸の国をもう1つ参考までに調べてみた。
選んだ国は、アフリカ大陸の中でも最も発展している国といっても過言ではない、南アフリカだ。
その死因TOP10は下記のとおりだ。
- 感染症(HIV / AIDS、結核、肺炎など)
- 外因による死亡(交通事故、暴力、自殺など)
- 心臓病
- 癌
- 脳血管疾患
- 呼吸器疾患
- 糖尿病
- 腎臓疾患
- 消化器疾患
- 妊娠・出産に関連する合併症
南アフリカは、感染症の死亡率が高いことが特徴的だ。
HIV / AIDS、結核、肺炎などの感染症が最も高い死因となっている。
また、外因による死亡率も比較的高く、交通事故や暴力、自殺などが問題となっている。
生活習慣病の割合も増加しており、心臓病、癌、脳血管疾患、糖尿病なども重要な健康上の問題となっている。
妊娠・出産に関連する合併症も比較的高い割合を占めている。
そんな状況を打破するため、南アフリカは健康施設や医療インフラストラクチャーの改善、健康啓発活動などを進めて、これらの健康上の課題に対処している。
北朝鮮の死因TOP10
最期は北朝鮮の死因について調べてみた。
ところが、正確な情報が公開されていないため、北朝鮮の死因の正確なランキングは不明だ。
とはいえ、北朝鮮に関連する死因リストは存在しており、そのリストによると死因TOP10は下記のとおりだ。
- 貧困と栄養不良
- 感染症(結核、肝炎、マラリアなど)
- 飢餓
- 癌
- 心臓病
- 交通事故
- 自殺
- 落雷や洪水などの天災
- 暴力や虐待
- 労働災害
北朝鮮は人権侵害、医療制度の不備、食料不足、疫病、自然災害などの問題が深刻化している。
これらの問題が死因に直接または間接的に関与している可能性があるというのも特徴だといえるだろう。
まとめ
私の独断と偏見で選んだ10ヶ国の死因TOP10を紹介してみた。
勘のいい人は気が付いたと思うが、それぞれの国のデータを拾うのに1分もかからなかった。
その理由は、ChatGPTを駆使したからだ。
こうやって私の書くブログのスピードも上がっていくことを実感していることも、この場であえて公開しておこう。
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