歳寒松柏(さいかんしょうはく)
→ 松や柏は寒い冬の季節も落葉することがないことから、逆境にあっても志を変えないことのたとえ。
季節は冬へ変わろうとしている。
2022年も残すところ、あと1ヶ月半程度になった。
3年半ぶりの2泊3日の海外出張もあっという間に終わり、日本へ帰国する時間となった。
2022年11月16日現在の台北出張
ということで、最終日を迎えたわけだが、前日の夜から朝にかけて雨が振ったようだが。
私は本当に晴れ男で、今回の出張も雨に出くわすことはなかった。
2日目の朝にホテルの窓から撮った景色も清々しかった。
知らない地での緑というのは単純に癒やされる。
そして、大先輩の経営者のオフィスがあるあたりは、こんな感じだ。
お世話になった、ホテル ロイヤル ニッコー タイペイでチェックインを済ませると、Uberを呼んだ。
初日にも頼んだUber Blackが快適だったので帰りもそうしたのだが、レクサスだった。
気さくなドライバーでリュック1つの私が乗り込むと、どこに行くのかと聞いてきた。
日本へ戻ると伝えると、荷物はそれだけなのかと笑っていた。
その後も、日本に来たことはあるか、広島を知っているか、飛行機代はいくらくらいかかったか、このレクサスは自分のかといった会話を楽しんだ。
ちなみに、私はもう10年以上前に上海にいたこともあるので、ほんの少しだけ中国語が話せる。
何気ないタクシー車内の会話だが、こういったやり取りができるのは、ほっこりした。
といっても、台北の中心地から松山空港までは、ほんの10分くらいだ。
あっという間に空港に到着すると、ANAのカウンターへ向かったのだが、誤算だった。
13時30分発の便なのだが、ラウンジにいればいいと思って10時30分には到着した。
ところが、チェックインカウンターの受付開始時間を聞くと、11時からだという。
次回以降、同じ便を使うのであれば覚えておこうと胸に刻んだ。
その間、ザッと空港内を歩いたが、松山空港はとにかくコンパクトだ。
首都圏でいう、羽田空港が台北の松山空港にあたり、成田空港が台北の桃園空港といった棲み分けだ。
桃園空港も何度か使ったことがあるが、こちらは比較的大きいが、松山空港は本当に小さい。
1Fにこじんまりとした各航空会社のチェックインカウンターがあって、2Fが出発ロビーだ。
出発ロビー前には、いくつかの飲食店があるが、これくらいのサイズだ。
11時までの時間を潰して、ANAのカウンターへ再び行くと、やはりダイヤモンドメンバーのステータスの良さを実感する。
国内線利用時には特段インセンティブを感じたことはないが、海外出張時にこそ、そのステータスの良さがわかるのだと羽田空港の出発のときと同様の感覚だ。
事前に申し込んでいたアップグレードポイントを使って、無事にビジネスクラスにもアップグレードできたので帰りも快適だ。
肝心の台北からの出国の手続きだが、ここで初めて新型コロナワクチン接種証明書アプリが役に立った。
パスポートを見せた後、QRコードを見せるようにいわれたので、スッと差し出すと問題なくオッケーとなる。
いずれにせよ、ストレスなど全くなく入国も出国もできた。
ANAのチェックインカウンターは微妙に日本語が通じるレベルだが、まあこんなに日本語が通じるチェックインカウンターは日本国外にはないだろう。
イミグレーションもガラガラでノンストップで出国手続きは終わった。
一点だけ、羽田空港ではPC類は出さなくて良かったが、松山空港ではPC類は出さないといけない点はメモがてら書いておこう。
出国カウンターを抜けると左手に各航空会社のラウンジがある。
入が中央の茶色の部分だと思ってどうやって開けるのか迷っていたら、右の黒いところがドアで少々恥ずかしかった。
中に入ると落ち着いた雰囲気のいい感じのラウンジだ。
せっかくなので、どんなメニューがあるのか覗いてみた。
飲茶と魯肉飯があったので、朝食をホテルで食べたのについ食べてしまった。
ということで、飛行機の出発までも快適に過ごすことができ、台北とはお別れだ。
台北から羽田までは2時間30分のフライトでとても近い。
これが、stak, Inc の拠点である広島となると、1時間くらい短縮されるので本当に近い。
2023年の年明けから広島と台北を結ぶ直行便が復活するという話を聞いたので楽しみにしている。
そうこうしているうちに、羽田空港着陸前に機内アナウンスでSOSアプリがどうとかこうとか言っているのが聞こえた。
そういえば、台北出張前にそんなのあったなと思い、途中まで記入していたのを思い出した。
結論からいうと、このVisit Japan Webサービスを登録しておいた方がいい。
Webサービス内に個人情報とワクチン接種証明などの情報および入国手続の際に書く申請を事前に登録しておいて、審査完了の青いページがあれば、全てがスルーされる。
このVisit Japan Webサービスを登録している人は、イミグレーションの近くに行くとピンクの紙をもらえる。
そのまま入国ゲートをくぐり抜けると、パスポートも顔認証になっているので、税関のところまで誰とも会話せずにいける。
税関も全く問題なく通過すると、ものの3分くらいで帰国完了だ。
他のエリアは知らないが、台北への出張や旅行は、もはや新型コロナウイルスのパンデミック前に戻っている。
是非、時間のある人は行って刺激を受けるといいだろう。
台北出張で感じたことと今後について
何度か訪れたことがある台北だが、久しぶりに訪れて感じたことは、やはり過ごしやすい場所であるということだ。
中国の大陸側、上海で生活していたことがある私からすると、本当にそれは思う。
食事も美味しいし、今の時期の気候も過ごしやすい。
運転もそこまで粗くなく、街中の雰囲気もいいし、なによりも台湾人たちの応対は素晴らしい。
大先輩の経営者がこの国を選び、40年近くビジネスを展開しているのも頷ける。
ただ、観光で来るのとビジネスで来るのでは全く違うということも理解しておくべきだろう。
新型コロナウイルスのパンデミックは当然、台北を始めとして台湾も巻き込まれており、日系企業が撤退したり進出しないという状況がしばらく続いていたという。
それが、一気に再開しているという雰囲気だ。
そして、私がやるべきことも決めた。
とはいえ、まだなにがどうなるかはわからないので、できることから始めていくとする。
そのためのヒントになるであろう情報を列挙しておく。
まあ、私が私の信用できる人たちから得た情報なので、信じるか信じないかはあなた次第にはなるが、参考にしたいという人はしてもらいたい。
- 台湾も少子高齢化が進んでいる
- 2020年現在の人口は約2,357万人だが1,000万人を切る可能性も示唆されている
- 移民政策が3ヶ月前くらいから政府が本腰を入れ始めた
- アジア圏の中では医療や進んでいて食事も比較的安定していて治安もいい
- 台北から1時間くらい南西にある新竹市がシリコンバレー化している
- 不動産の高騰が激しい
- Japanブランドは未だに健在な部分がある
- 台湾をトリガーにアジア圏に進出する企業が多い
このあたりをフックにグローバル展開も視野に動いていくつもりだ。
まとめ
日本円を一度も両替しなかった。
ローカルの飲食店は現金が必要になるので、多少は両替をしておいた方がいいかもしれないが、基本必要なくなっている。
今回の台北出張はクレジットカードが使えるところも多かったし、現金のところは大先輩に支払ってもらった。
そして、一昔前は変圧器みたいなものを海外へ持って行くのがスタンダードだった時代もあるが、当然そんなものも必要ない。
なによりもいい出会いがあった。
2011年の年明けあたりから、上海と日本を往復するようになった。
その後、東日本大震災があった2011年3月11日あたりから、本格的に上海での生活が始まった。
まだ20代だったあの頃の私はとにかくイケイケだったが、なにもできずに完敗して日本へ戻ってきた。
あれから10年の歳月が流れたわけだ。
今再び、アジア圏へ向けて動き出したいという自分がいることは、私自身が一番よくわかっている。
さあ、一度きりの人生を楽しんでいこうではないか。
人生の主役は自分自身だ。
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