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2022年4月19日 投稿:ueda

2020年(令和2年)人口動態統計月報年計の概況

槿花一朝(きんかいっちょう)
→ はかない事のたとえで、槿(むくげ)の花は一日でしぼむことに由来している。

はかないとは、漢字で儚いと書く。

その字を読み解くと、人の夢と書かれているのがわかる。

人が見る夢は叶わないというのが前提にあるのか、あまりポジティブな印象を受けないのは事実だ。

プライベートな話になるが、ここ最近にあった出来事だ。

地元の広島で割と長い付き合いになる友人がいて、2人の息子がいる。

長男は高校生2年生になり、次男が中学2年生の年だ。

小学校の低学年の頃から知っているので、それなりの思い入れがあるのだが、その次男が癌と診断された。

半年以上の闘病生活を行い、キャッチボールができるようになったという。

最初に癌という宣告を受けたと聞いたときには、本当にびっくりしたし、なによりも心配で堪らなかった。

まだ中学生の少年に突然、なんの予兆もなく襲ってきた癌という恐怖。

本人はとにかく、家族もずっと心配だったに違いない。

そう、人生は儚い。

私の人生もいつどこで終わりを告げるか誰にもわからない。

だからこそ、私は後悔のないように生きようと改めて思った出来事を戒めとして書いておこう。

そして、せっかくの機会なので、厚生労働省が発表している人口動態調査を紹介しよう。

人口動態統計月報年計(概数)の概況

人口動態調査は、我が国の人口動態事象を把握し、人口および厚生労働行政施策の基礎資料を得ることを目的としている。

戸籍法および死産の届出に関する規程により届け出られた出生、死亡、婚姻、離婚及び死産の全数を対象としている。

最新の調査期間は、2020年(令和2年)1月1日~2020年(令和2年)12月31日までとなっている。

まずは、出生数だが、84万832人で、前年の86万5,239人より、2万4,407人減少した。

出生率(人口千対)は6.8で、前年の7.0より低下している。

出生数を母の年齢(5歳階級)別にみると、45歳以上で前年より増加し、44歳以下の各階級では減少している。

また、合計特殊出生率は1.34で、前年の1.36より低下している。

一方で、死亡数は137万2,648 人で、前年の138万1,093人より8,445人減少した。

死亡率(人口千対)は11.1で、前年の11.2より低下している。

死因順位と全死亡者に占める割合は下記のとおりだ。

  1. 悪性新生物(腫瘍):27.6%
  2. 心疾患(高血圧性を除く):15.0%
  3. 老衰:9.6%

死亡者のおよそ3.6人に1人は悪性新生物、つまり腫瘍が死因となっている。

癌もこの腫瘍の中に含まれると考えていいだろう。

いずれにせよ、出生数を死亡数が圧倒的に上回っていて、少子高齢化が進んでいることは間違いない。

死亡数および死亡率の推移

くり返しになるが、2020年(令和2年)の死亡数は137万2,648人で、前年の138万1,093人より8,445人減少した。

死亡数の年次推移をみると、1975年頃(昭和50年代後半)から増加傾向となり、2003年(平成15年)に100万人を超え、2016年(平成28年)より130万人台となっている。

75歳以上の高齢者の死亡数も、1975年頃(昭和50年代後半)から増加しており、2012年(平成24年)からは全死亡数の7割を超えている。

死亡率(人口10万対)を年齢(5歳階級)別にみると、0~9歳、55歳~74歳および80歳以上の各階級で前年より低下している。

死亡率性比(男の死亡率/女の死亡率×100)を年齢(5歳階級)別にみると、5~9歳を除く各階級で100以上となっている。

20~24歳、30~34歳および55~79歳の各階級では、男の死亡率が女の死亡率の2倍以上となっている。

死因順位別にみる死亡数の推移

2020年(令和2年)の死亡数を死因順位別にみると下記のとおりだ。

  1. 悪性新生物(腫瘍):37万8,356 人(死亡率(人口10万対)は307.0)
  2. 心疾患(高血圧性を除く):20万5,518 人(同166.7)
  3. 老衰:13万2,435人(同107.5)
  4. 脳血管疾患:10万2,956人(同83.5)

主な死因別の死亡率の年次推移をみると、悪性新生物(腫瘍)は一貫して上昇しており、 1981年頃(昭和56年以降)の死因順位第1位となっている。

こちらもくり返しになるが、2020年(令和2年)の全死亡者に占める割合は27.6%であり、全死亡者のおよそ3.6人に1人は悪性新生物(腫瘍)が死因となっている。

心疾患(高血圧性を除く)は、1985年(昭和60年)に脳血管疾患にかわり第2位となり、2020年(令和2年)は 全死亡者に占める割合は15.0%となっている。

老衰は、1947年(昭和22年)をピークに低下傾向が続いたが、2001年(平成13年)以降上昇しており、2018年(平成30年)に脳血管疾患にかわり第3位となっている。

そして、2020年(令和2年)は全死亡者に占める割合は9.6%となった。

脳血管疾患は、1970年(昭和45年)をピークに低下傾向が続き、2020年(令和2年)の全死亡者に占める割合は7.5%となっている。

2020年(令和2年)の死亡者数を死因別にみると、肺炎は7万8,445人で対前年比1万7,073人の減少となっており、新型コロナウイルス感染症は3,466人となっている。

年齢別死因

性および年齢(5歳階級)別に主な死因の構成割合をみると、まず5〜9歳では男女ともに悪性新生物(腫瘍)および不慮の事故が多い。

また、男は10~14歳では自殺及び悪性新生物(腫瘍)、15~29歳で自殺および不慮の事故となっている。

それから、30~44 歳で自殺及び悪性新生物(腫瘍)が多い。

一方で、女は10~34 歳で自殺、悪性新生物(腫瘍)および不慮の事故、35~49歳で悪性新生物(腫瘍)および自殺が多くな っている。

年齢階級が高くなるに従って、悪性新生物(腫瘍)の占める割合が高くなり、 男では65~69歳、女では55~59歳がピークとなっている。

1歳未満の乳児死亡数の死因別構成割合では、男女とも先天奇形,変形及び染色体異常の占める割合が多くなっている。

悪性新生物(腫瘍)の主な部位別に死亡率(人口10万対)をみると、男では肺が最も高く、1993年(平成5年)以降第1位となり、2020年(令和2年)の死亡率は88.8(死亡数は5万3,244 人)となっている。

女では大腸と肺が高く、大腸は2003年(平成15年)以降第1位となり、2020年(令和2年)の死亡率は38.0(死亡数は2万4,069人)となっている。

まとめ

こうやってみると、悪性新生物(腫瘍)で亡くなっている人は比較的年齢が若い世代であってもそれなりにいることがわかる。

それよりも、自殺という原因が目立つのも印象的である。

偉そうなことを語るつもりはないが、自殺という終わり方はもったいない。

いろいろと思い悩むことがあるし、そういう時期の時間は限りなく長く感じてしまうことが苦痛でしかないのは、なんとなく理解はできる。

でも、自殺という選択肢は、あまりにももったいない。

一発逆転なんて甘いことは世の中にはあり得ないけれども、逆転はいくらでもできる。

私もあわよくば、第3位の死因である老衰というカテゴリに入りたいと思っている。

 

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植田 振一郎 Twitter

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