横説竪説(おうせつじゅせつ)
→ 自由自在に弁舌をふるうこと。
私はあまり緊張をすることが昔からない人間だ。
一時期、stakを引っさげてピッチによく出ていたことは、ちょこちょこ書いていると思う。
その時期にはとりわけ、緊張しないのかという質問を多く受けたが、全く緊張しないどころか楽しめるタイプだと答えているはずだ。
興味のあることや興味を持ってくれている人に対して、弁舌をふるうことが嫌いではないというか好きなのだと思う。
機能拡張モジュール型IoTデバイス「stak」とは?
ということで、たまには自社の製品であるstakのことについても書いてみよう。
どういったものなのかテキストで語るのではなく、プレゼン動画を公開しているので、せっかくなのでいくつか載せておこう。
タイトルにもあるが、2019年2月7日にKDDIが主催したピッチに登場したときのものだ。
まだ社名を株式会社stakに変更する前の株式会社Needolの名前になっているが、この1週間後くらいには、株式会社stakに社名変更している。
広島のNTTクレドホールというところがあるのだが、なかなか広いホールで数百人の前でのプレゼンだったが、楽しかった記憶がある。
続いては、2019年3月13日に大阪で行われた、Monozukuri Hardware Cup 2019というピッチに登壇したときのものだ。
英語でのプレゼンをしなければならず、全く英語のできない私はある程度の暗記をして望んだつもりだったが、暗記したはずのところが全く頭に入っていなかった。
数多くのピッチに出てきたが、参加者や雰囲気を見ながら毎回アドリブで話すタイプの私にはとてもやりにくいピッチだった。
質問も英語で審査員がなにを言ってるのか正直よくわからなかった。
たった一言、Maybeと返答したところ、会場は大爆笑に包まれたことを覚えている。
確か10社くらいいろんな面白いテック系の企業が出てきていたが、間違いなく最下位だと思っていた。
そりゃそうだ、英語での質疑応答が全くできていないわけで、プレゼンになっていないのだから評価しようがない。
ということで、ピッチ後にブースでの商談できる場があったのだが、早々に広島に戻ろうと帰り支度をしてもいいか、現場のスタッフに尋ねた。
すると、最後の発表まではいるようにと釘を刺されたため、一応最期まで残ることにした。
そして、数百人は入るであろうホールに集められての順位発表があったのだが、たいぶ後ろの方に座っていた。
せっかく大阪に来たのだから、なにか美味しいものでも食べようとお店を探していた。
そんな中、アナウンスがあった。
優勝は株式会社stakというアナウンスに一瞬耳を疑ったし、同行していたチームメンバーにも俺?というジェスチャーをしたことはよく覚えている。
優秀なプレゼンをしたスタートアップはたくさんあったのに、まさかの展開に戸惑いはあれど、やはり嬉しかった。
そのときの様子は、ブログにも書いてあるので、お時間ある方は是非一読していただきたい。
他にも、こんな記事もあったのでこちらも載せておこう。
Monozukuri Hardware Cupでファイナリスト8チームがピッチ登壇——stak、mui、Xela Roboticsが、米本家参加権を獲得【ゲスト寄稿】
(出典:BRIDGE)
このときに改めて思ったのは、もちろん語学力も大切だけど、その場を楽しむことと会場の空気を自分のものにすることが大切だということだ。
このMonozukuri Hardware Cup 2019で優勝させてもらったおかげで、優勝特典のニューヨークとピッツバーグでのプレゼンをするという貴重な経験もできた。
本当に人生はなにが起こるかわからないを実感することができた1つの経験である。
次に紹介するのは広島工業大学で講演させてもらったときの動画である。
メンバーの宮本の出身校でもあり、ひょんなきっかけから登壇させてもらうことになった。
100人以上の学生に聞いてもらったと記憶しているが、学生からの質問やアイディアをもらえたことは、これまた貴重な経験となった。
将来、起業して大成功を収めるみたいな学生が広島からも出てくることを本当に心から願っている。
最後に紹介するのは、第26回広島ベンチャー助成金贈呈式でベンチャー大賞をもらったときのものだ。
とある方に是非応募してみたらということで出させてもらったのだが、ありがたいことに大賞をいただくことができた。
これをきっかけに広島で少しは名前を知ってもらうことができたのは本当に嬉しかった。
久しぶりに動画を自分でも見て、改めて気を引き締めていこうと思った次第である。
まとめ
Monozukuri Hardware Cup 2019で優勝させてもらったのは2019とタイトルにもあるとおりで、2019年のことだ。
これが1年ズレていたとしたら、優勝していたとしてもアメリカに行くことはできなかったかもしれない。
2020年以降はオンラインでのピッチも増え、リアルでの開催が減ったことがその理由である。
そういう意味では、ニューヨークとピッツバーグのリアルを体験させてもらえたので、私は本当に運がいいなと感じている。
それから、またプレゼンに出ていきたいと改めて思うと共に、プレゼンをするだけでなく事業をしっかり形にしていかなければという使命感も湧いてきた。
なによりも、なにかを自分の力で始めることは、大変なことも多いけれども楽しいこともたくさんあることを1人でも多くの人に知ってもらいたい。
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