身の程をわきまえて生きること。
身の程をわきまえなさい。
直接いわれることはないけれども、そういう空気を感じることはある。
空気を読むことが美徳とされている日本では、その傾向が強いかも知れない。
もう10年も前になるだが、上海で生活をしていたことがある。
そのときに中国人からよくいわれたのが、考え方が日本人っぽくないということだ。
褒め言葉なのか皮肉なのかよくわからないけれども、プラスに捉えていた。
空気は読んだ方がいい場面もある。
その方がスムーズに進む、自分がかける工数が減り時間が確保できるのであれば、そうあるべきだと思っている。
ただ、空気を読まない、身の程をわきまえない場面をあえて作ることも大切だ。
自分の価値、自分たちの価値を出すときには、このあたりを上手に使えばいい。
そうしなければ、夢や目標を達成することは難しいからである。
なんの変哲もない人生は、やはり刺激がなくて面白くないと思う。
大きな夢や目標を持てば、自然と空気を読まない場面も出てくるし、身の程をわきまえない場面も出てくる。
「小学生がなりたい職業ランキング「ユーチューバー」は男子2位、女子4位」
ベネッセ社から2020年の小学生がなりたい職業ランキングを見てみよう。
2020年はコロナの影響で小学生も今までにない学校との向き合い方となったので、とても興味深いデータだ。
タイトルのユーチューバーというのは、明らかに吊りを狙ったものだと思うので、それ以外にも注目したい。
男子の第1位は、ゲームクリエーター、プログラマとなっている。
他にも、2位にユーチューバー、6位に漫画家、イラストレーター、アニメーターとなっている。
女子を見ても、2位に漫画家、イラストレーター、アニメーター、4位にユーチューバー、6位にデザイナーとなっている。
トップ10にクリエイティブな場所を目指そうとする小学生が3つも入っていることは、とても喜ばしいことだ。
巣ごもりで、ゲーム、YouTube、漫画といったものに触れ合う機会が大幅に増えたのだろう。
甥っ子、姪っ子が7人いる身としても、その傾向は強く感じる。
これをなにも知らない、親の世代、いわゆる団塊の世代は、頭から否定に入る。
自分の母親をみているとよくわかるが、これが縮図だ。
ゲームをやることは人生にとって役に立たないこと、目を悪くすること、YouTubeから得られる情報は無意味なものばかりだという価値観が植え付けられているのだ。
漫画を読むよりも活字の本を読むことを半ば強要している。
たちが悪いのが、元教師だというところである。
親や大人が子どもに対してやるべきことは、興味を持ったことを徹底して応援することだ。
飽きっぽくてもいい。
次々にやりたいと思ったことをやらせてあげられる環境を作ってあげることが教育だ。
考えてみて欲しい。
自分ややりたいことが小さい頃から決まっていたという人は限りなく少ない。
やりたいと思うことは人生で変わることだって当然ある。
そのときに幼い頃に培った集中する、ハマるという経験則があれば、その分野で頭1つ抜き出ることができるはずだ。
オール3の人間は今からの時代には合わない。
成績表に1が並ぶ中、1つだけ5があるような人間が必要な時代だ。
そんな人間が全部の教科で揃えば、つまり集まってチームに慣れば最強だということは理解できるだろう。
さあ、大きな夢や目標を掲げてクリエイティブな世界へ飛び出せ。
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