広報・PR担当の「あやな」です。
前回、みなさんも一度は聞いたことはある「AI」や「人工知能」について紹介しました。
今回は、その「AI 」の歴史について紹介していきます。
ブログ「「AI」ってなに?」
https://stak.tech/news/5980
AIの歴史
AI(人工知能)の歴史は、「ブーム」と「冬の時代」の繰り返しと言われています。
「人工的につくられた知能(人のように考えるもの)」という概念は、神話の時代からありました。
もっとも古いと思われるものは、紀元前8世紀につくられた『イーリアス』というギリシャ神話を題材とした叙事詩にあります。
その中で「人間の少女そっくりにつくられた黄金のロボットが人の気持ちを理解する」という、AIを連想させる描写があると言われています。
それぞれの時代と歴史を紹介していきます。
第1次 AIブーム 「推論・探索の時代」
最初のブームは、1950年〜1960年代です。
「AI」という言葉が生まれ、1956年にはダートマスで開催されたワークショップで、「人工知能」という言葉がはじまりました。
コンピュータに人の機能を補完、拡張させることを目的に、コンピュータに推論と探索をさせる研究が進みました。
そのことにより、コンピュータに対する人々の期待が高まっていきました。
特徴としては、ルールとゴールが決められている中で、与えられた知識を組み合わせて、新しい知識を推論し、
そこからどの行動をとるのが最善なのかを探索するというものです。
この研究によって、コンピュータがパズルを解いたり迷路から脱出したりすることができるようになりました。
また、チェスやオセロなどの対戦ゲームでなるべく自分が有利になるように選択肢を選ことも可能になりました。
交通路案内サービスは、現在地から目的地までのベストなルートを見つけ出すこと活用しました。
しかし、実際に現実にある複雑な計算を処理したり、解くことができませんでした。
このことが発覚し、人工知能に対する失望感が増していきました。
そのことにより、1970年代には人工知能技術が停滞する時代(冬の時代)に突入してしまいました。
第2次 AIブーム 「知識を入れると賢くなる」
第1次AIブームでは、高度な計算はできましたが、現実的な問題となると厳しいものがありました。
1980年代に、「エキスパートシステム」の開発・導入がきっかけとなり、第2次AIブームが起こりました。
エキスパートシステムとは
AI(人工知能)を実現するための技術の一つで、ある分野の専門家の持つ知識をデータ化し、専門家のように推論や判断ができるようにするコンピュータシステム。
しかしそんな専門的な知識を集めたシステムに、次のような問題がが見つかりました。
- コストと時間がかかる
エキスパートシステムを構築するためには、専門家の知見を集める必要があります。
それも、1人や2人ではありませんので、大きなコストになります。
また、集めたデータを正しく分類してシステムで使える形にする労力もとても大きなものでした。
そのため、エキスパートシステムを構築するためのコストと時間が膨大になってしまったのです。
- 常識を理解できない
例えば、問診に対して「体温が37.5℃」という回答であればシステムは判断できます。
しかし、「熱っぽい」や「風邪気味」という答えでは、判断できません。
そのため、こういった「人間が聞けば分かる常識的な表現」を明確に定義してシステムに教えないといけません。
しかし、一般常識的な表現の数は計り知れないほど存在します。
また、文脈や背景による違いもあり、それらも含め膨大な知識を定義しなければいけなくなるでしょう。
結果、現実の問題は極めて複雑で例外が多く、期待したほど実務的な状況での成果が上がらなかったことから失望が広がり、AI研究は再び急激にしぼんでしまいました。
第3次 AIブーム 「機械学習とディープラーニング」
第2次AIブームの問題点は、システムへ入力するデータを人間が集め、人間が成否判断することでした。
必要となるデータを事前に準備し、すべて正しく成否判断することなど現実的ではなかったわけです。
そして現在、第3次AIブームが起こっていいます。
この第3次AIブームが起こった大きな要因として、「機械学習」、「ディープラーニング(深層学習)」という技術の発展です。
新たな技術によって、第二次AIブームでボトルネックとなっていた「コストと時間」を大幅に減少させられました。
この技術により、これからの人工知能の発展に大きく関わってくるでしょう。
「機械学習」「ディープラーニング(深層学習)」については、ブログで紹介していまのでチェックしてみてください。
ブログ「「AI」ってなに?」
https://stak.tech/news/5980
あやなのひとこと
今回は、「AI」の歴史に紹介していきました。
AIも、「ブーム」と「冬の時代」を繰り返して今の技術があります。
なかなか知らないことばかりで、調べながらも楽しく学ぶことができました。
次回も引き続き、「AI」について 紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください!
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