取捨選択(しゅしゃせんたく)
→ 悪いものや不必要なものを捨てて、よいものや必要なものを選びとること。
人生において極力無駄な時間を割きたくないと考えている。
そのためには、まさに取捨選択が必要になるというわけなのだが、それがなかなか苦手な人がいる。
そんな人の特徴は下記のとおりだ。
決断に時間がかかる
まず、取捨選択に時間がかかる人は、決断に時間がかかる傾向がある。
選択肢を比較することに過剰な時間をかけ、決断を下すのに苦労することがある。
優柔不断な傾向がある
また、取捨選択が苦手な人は、優柔不断な傾向があることがある。
どちらかに決められないでいる状況が続くことがある。
多くの情報を必要とする
それから、取捨選択が苦手な人は、多くの情報を必要とすることがある。
情報が少ない状況で決断することに不安を感じ、情報を収集することに時間をかける傾向がある。
他人の意見に頼る傾向がある
さらに、取捨選択が苦手な人は、他人の意見に頼る傾向があることがある。
自分自身の意見や価値観を確立できていないため、他人の意見に左右されやすいことがある。
リスクを避けようとする傾向がある
最期に取捨選択が苦手な人は、リスクを避けようとする傾向があることがある。
失敗を恐れ、安定的な選択肢を選ぶことが多く、新しいことに挑戦することに踏み切れないことがある。
こうやって書き出していくと、取捨選択が苦手な人はデメリットしかないように取られると思うので、本当にデメリットしかないのかフラットに考えた上で、判断をしたい。
取捨選択が得意になるメリットとデメリット
ということで、苦手という言葉をあまり使いたくないので、取捨選択が得意になるという表現を用いてメリットとデメリットについて書き出していく。
メリット
- 効率的な時間の使い方
取捨選択が得意な人は、選択肢から重要なものを選び出し、時間や労力を節約することができる。
無駄な時間やエネルギーを使わずに、効率的な時間の使い方ができる。
- 自己決定力の向上
取捨選択が得意な人は、自己決定力が高まる。
自分の価値観や目的に合わせて、最適な選択肢を選び出すことができる。
自己決定力が高まることで、自分自身をコントロールし、人生を自分の思い通りに進めることができる。
- リスクマネジメントの向上
取捨選択が得意な人は、リスクマネジメントが上手くなる。
選択肢を比較し、リスクを評価した上で、最適な選択肢を選び出すことができる。
これにより、失敗やリスクを最小限に抑えることができる。
デメリット
- 選択肢が限られる
取捨選択が得意な人は、選択肢を限定してしまうことがある。
過去の経験や偏見に基づいて、ある種の選択肢を優先してしまい、新しい可能性を見逃してしまうことがある。
- 情報の不足
取捨選択が得意な人は、情報に偏りが生じることがある。
選択肢を決めるために必要な情報を見逃したり、ある種の情報に偏ってしまうことがある。
- 選択肢の後悔
取捨選択が得意な人でも、時には選択肢に後悔することがある。
自分が選んだ選択肢が、本当に最適なものだったかどうか、後から気づくことがあるかもしれない。
こうやって書き出していったときにどのように感じただろうか。
やはりデメリットの方が大きいと感じた人が多いのではないだろうか。
取捨選択が苦手な人が克服する方法
ということで、もちろん全ての人に当てはまるわけではないが、取捨選択が苦手でそれを克服したいと考えている人に参考になる方法を列挙していこう。
目的を明確にする
取捨選択をする前に、自分が何を目的としているのか明確にすることが重要だ。
目的が明確になれば、それに基づいて選択肢を評価することができる。
優先順位を設定する
選択肢が多くある場合は、優先順位を設定することで、選択の幅を狭めることができる。
優先順位を設定する際には、目的に基づいて、何が最も重要なものかを考えることが重要だ。
評価基準を設定する
選択肢を評価するために、評価基準を設定することが重要だ。
評価基準は目的に合わせて設定し、それに基づいて選択肢を比較することができる。
情報を収集する
選択肢を評価するためには、情報を収集することが重要だ。
情報収集には、インターネットや書籍、人に聞くなどの方法がある。
プロとコンを考慮する
選択肢を評価する際には、それぞれのプロとコンを考慮することが重要だ。
プロとコンを比較することで、それぞれの選択肢の良い面と悪い面を理解し、最適な選択をすることができる。
リスクを考慮する
選択肢を評価する際には、リスクを考慮することが重要だ。
リスクがある場合は、そのリスクを最小限に抑えるための対策を考えることが重要だ。
経験から学ぶ
過去の経験から学ぶことで、今後の取捨選択に役立てることができる。
過去の経験を振り返り、良かったことや悪かったことを考えることで、今後の選択に生かすことができる。
判断にかかる時間
取捨選択するということは、とどのつまり判断をしているということで、それが得意になるということは判断のスピードを上げることが必要になるということは理解してもらえるだろう。
ただし、単純にスピードを上げるだけでは意味がなくて、そこには正確であることも兼ね備えていかなければならない。
となると、人が一般的にどのように判断をして時間をかけているのかについて知っておく必要がある。
もちろん、人が判断にかかる時間は、状況や問題の複雑さによって異なる。
とはいえ、一般的には判断をするまでに下記のような時間がかかることが知られている。
直感的な判断
簡単な問題や、以前に経験したことがある問題に対しては、直感的な判断が可能であり、わずか数秒から数分程度で判断ができることがある。
簡単な判断
比較的簡単な問題に対しては、数分から数十分程度で判断ができることがある。
例えば、選択肢が少なく、経験に基づいた知識で判断ができるような問題などが挙げられる。
複雑な判断
問題の複雑さや情報量が多い場合には、判断にかかる時間が長くなることがある。
この場合、数時間、あるいは数日以上かかることがある。
例えば、複雑な投資や経営戦略の決定などが挙げられる。
意思決定の迷い
また、複雑な問題に対しては、迷いや不確実性が生じることがある。
この場合、判断にかかる時間が非常に長くなり、決定に至らないことがある。
このように、人が判断にかかる時間は、状況や問題の複雑さによって大きく異なる。
ただし、意思決定に必要な情報を収集し、考慮すべき要素を明確にすることで、効果的な意思決定を行うことができるようになる。
判断のスピードを上げる方法
ここまで読んでもらえれば、取捨選択を得意とすることと判断のスピードを上げる方法がなんとなくリンクすることは理解できたはずだ。
ということで、判断のスピードを上げる方法についてもいくつか紹介をしておこう。
経験値を積む
問題に直面した際、それまでの経験や知識を活用することで、スピードアップが図れる。
特に、同じような問題に何度も直面し、それを解決してきた経験がある場合には、迅速な判断が可能となる。
情報の整理と要約を心がける
問題解決に必要な情報を整理し、要約することで、スピードアップが図れる。
特に、複雑な問題に対しては、情報が多くなりがちだが、要約することで問題を把握しやすくなる。
重要な情報にフォーカスする
問題解決に必要な情報にフォーカスし、その他の情報は一時的に置いておくことで、スピードアップが図れる。
特に、緊急性の高い問題に対しては、この方法が有効だ。
シンプルな決定基準を持つ
シンプルな決定基準を持つことで、迅速な判断が可能となる。
例えば、コストが低い方を選ぶ、リスクを最小限に抑える、といった基準がある場合には、迅速な判断ができるといった具合いだ。
ストレスを減らす
ストレスが高まると、判断力が低下するため、ストレスを減らすことが必要だ。
適度な運動や休息、ストレッチ、深呼吸、瞑想などのリラックス方法を取り入れることで、ストレスを軽減することができる。
これらの方法を実践することで、判断のスピードを上げることができるようになる。
ただし、迅速な判断には、正確性や完全性が犠牲になることがあるため、その点については注意が必要だ。
当然ながら重要な決定には、必要な情報を収集し、十分な時間をかけて慎重に判断することも必要になるというわけだ。
まとめ
人生においては様々な取捨選択をしていかなけばならない。
つまり、たくさんの判断をしていく必要が出てくるわけだが、その都度、疲弊しているようでは楽しめなくなる部分も増えるだろう。
ということで、取捨選択が得意になる、判断スピードが上がるだけではなく正確になるためにも、上述したことが少しでも役に立てると嬉しい限りだ。
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