香美脆味(こうびぜいみ)
→ 豪華で贅沢な食事のこと。
この歳になると、それなりにいいお店で食事する機会も増える。
美味しいお店に連れて行ってもらえることも多いし、まだまだ美味しいと思えるお店はいくらでもあることに日本の飲食店のレベルの高さに驚かされるばかりだ。
もちろん、金額的に高いお店で感動することもあるのだが、必ずしもそんなこともない。
ということで、本当はあまり紹介したくないのだが、広島と東京を毎週のように往復している私ならではのお気に入りの飲食店をいくつか挙げてみよう。
広島で好きなエリア
まずはやはり地元である広島で確実に美味しいものが食べられるお店を紹介しよう。
ただし、私の紹介する広島の飲食店の場所は結構偏っている。
というのも、広島の繁華街と聞くと、流川(ながれかわ)というエリアを挙げる人も多いと思う。
広島市内のど真ん中にあって、ネオンが煌々と輝いているいかにもというエリアなのだが、私はこのエリアが実に苦手だ。
今でこそ広島の街は歩きやすくなったが、独特の空気があるのは否めない。
特に私たちが中学校、高校と過ごした頃の広島は荒れていて、ヤンキーやチーマーの全盛期だったように思う。
そんな記憶がはっきりと残っているエリアでもあるので、今でも好きになれないところがあるというわけだ。
なので、私が広島で食事をする際に、流川のエリアにあるお店を自分で押さえることはほとんどない。
リクエストがあったり、誘われた場合にはもちろん行くけれども、基本的にはあまり近寄らないエリアだ。
そして、個人的には流川のエリアよりもそれ以外の場所の方が、美味しくて落ち着く飲食店が多いと思っている。
その最たるエリアが、幟町(のぼりまち)から白島(はくしま)にかけてだ。
ローカル過ぎてわからないかもしれないが、このエリアにあるお店は名店が多い。
それから、広島駅の新幹線口(北口)側に拡がる光町(ひかりまち)というエリア、それ以外にも繁華街を外した場所にいくつか名店があるので、紹介していこう。
広島のオススメの飲食店
ということで、いくつか紹介をしていこう。
まずはいわゆる高級店からの紹介だが、間違いなく美味しいのが、こちらだ。
馳走 啐啄一十(ちそう そったくいと)
富士見町という繁華街から少し離れた路地にひっそりと佇む日本料理屋だ。
かつて料理の鉄人というテレビ番組があったが、番組にも登場していた平野 寿将さんのプロデュースしているお店で、テーマは出汁だ。
全ての料理に出汁が上手に使ってあって、どの料理も抜群に美味しい。
間違いなく広島でトップクラスの飲食店なので、一度は訪れるべきだ。
季節料理 なかしま
中四国地方で唯一、ミシュラン三つ星を獲得している日本料理屋だ。
黒を貴重としたシックな店構えに変遷して、いかにも高級店だといったオーラが漂っている雰囲気になっている。
場所も白島(はくしま)というエリアにあるので、わざわざ食べに行くというお店だが、その料理のクオリティは高く、アイデアに溢れている名店だ。
なかなか予約が取れなくなっているのだが、この季節料理 なかしまも一度は訪れるべきお店である。
調整
広島に料理一門会 笹組という飲食店グループがある。
私はこの笹組の飲食店が個人的に好きで、最近よく利用しているこの調整というお店も笹組の展開している。
場所が白島(はくしま)という上述した季節料理 なかしまの近くにあり、こちらも繁華街から離れているので、わざわざ行くというお店だ。
ただ入口が非常にわかりづらいので要注意だ。
さらに、入口に面白い仕掛けがあって、その月の旧暦がわからないと入れないというイベントからスタートする。
店内の個室も独特の雰囲気で、料理も美味しいので、ここぞというときには是非使っていただきたい。
二毛作
さて、ここからは比較的手頃で気軽に行けるお店の紹介をしていこう。
二毛作も白島(はくしま)のエリアにあるので、わざわざ行くお店になってしまうが、比較的リーズナブルで創作系の料理がどれも本当に美味しい。
カウンターとテーブル席があるので、10名程度の若干多めの人数にも対応できるのも嬉しい。
季節料理 なかしまの近所にあるので、是非どちらも一度は訪れて欲しい名店だ。
うなぎのねどこ
続きまして、こちらも白島(はくしま)エリアにある、隠れ家的なお店なのが、うなぎのねどこだ。
少し前に店舗がリニューアルされており、雰囲気がさらに良くなったし、ここも創作系の料理がどれも美味しくて財布にも優しい。
一度行けば、もう一度行きたくなること間違いないお店なので、こちらもルーティンに組み込むお店の1つにして欲しい名店だ。
天井桟敷(てんじょうさじき)
白島(はくしま)エリアの回し者かといわれそうだが、この天井桟敷も隠れた名店だ。
ティファニーブルーの外観で、大通り沿いにあるので迷うことなく行けるお店だ。
口コミを見ると、ワンオペなので料理の提供が遅いということを書いている人がチラホラいるが、それで評価を低くするという人が本当に理解できない。
料理そのものは美味しいが、料理が出てくるのが遅いからダメというのは暴論で、なぜそれを込みで食事を楽しめないのだろうか。
そういった余裕のない人は行かない方がいいと思うが、余裕のある大人には抜群にハマる名店だ。
讃岐屋 牛田本店
広島でうどん屋といえば、むさしを挙げる人も多いが、讃岐屋のうどんの方が圧倒的に美味しい。
というのも、私の地元中の地元である牛田(うした)というエリアに本店があり、小学生の頃から慣れ親しんだうどんで、スタミナうどんは絶品だ。
いわゆるB級グルメなのだが、10店舗近くに拡大した讃岐屋の本店、つまり総本山が牛田にあり、本店で必ず食べて欲しいうどんだ。
ニンニクがたっぷり入っているので、そのあたりのケアは必要だが、熱々でとろみのあるスタミナうどんは是非一度食べて欲しい一品だ。
東京のオススメの飲食店
にのまえ
赤坂にある威風堂々とした生粋の日本料理屋である。
外観からいかにもというオーラを放っているだけでなく、出てくる料理の数々もあなたを納得させてくれる名店だ。
個室広くつくられているので、余裕のある場所で大人な時間を過ごしたいという人にはピッタリだ。
そんな店構えにしては、比較的リーズナブルなので、非日常を都心で味わいたいという人は是非訪れて欲しい。
いなげ家
私は鰻が大好きで、高知県にある、かいだ屋が忘れられなくて、広島から夏休みを利用して仲間たちを連れて行ったこともあるほどだ。
そんな私好みの鰻を出してくれるのが、赤坂にある、いなげ家だ。
赤坂エリアには鰻屋は数多くあるけれども、いなげ家が一番タイプの鰻を出してくれる。
ここの鰻が美味しいと言ってくれる人は、私が紹介する飲食店は全て好きになってくれるはずの名店だ。
かつ吉
水道橋にある、とんかつのお店なのだが、世界一美味しいとんかつだと自信を持って言える。
菩提樹という兄弟店がすぐ近くにあり、かつ吉の店内の雰囲気と似ているとはいえ、私は菩提樹の方が好みだ。
けれども、ここはあえて覚えやすい、かつ吉を載せておこうと思う。
兄弟店でどちらかしかオープンしていないという説もあるが、どちらでもいいので、とにかく後悔することはないので、かつ吉か菩提樹のとんかつを一度は食べるべきだ。
まとめ
ということで、たまにはオススメの飲食店紹介的なのも面白いと思い紹介してみた。
もちろん、私がヘビロテしているお店もいくつか載せているのだが、本当にオススメしたいというか、私が大切な人たちを連れて行くお店は載せていない。
特に広島は予約が取れなくなるのがイヤなので、本当によく行くお店は載せておらず、東京も当たり前だが広島よりも圧倒的に紹介できるお店も多い。
勘のいい人はお気づきだと思うが、日本料理というか和食系を中心に紹介しており、当然その他のジャンルの飲食店もたくさん知っている。
ということで、個別に知りたいという方がいれば、TwitterのDMを送ってもらえたら、こっそり紹介しようと思う。
自分でいうのもなんだが、わたくし、植田 振一郎は、なかなか舌が肥えたグルメだと自負している。
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