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2022年2月17日 投稿:ueda

日本とアメリカの飲食店における考え方の違い

頑迷固陋(がんめいころう)
→ 頑固で視野が狭く、正しい判断ができないこと。

頑固という言葉は、ポジティブにもネガティブにも捉えることができる言葉である。

ボジティブに捉えるならば、職人気質とか1つのことを追求するといった概念だろう。

一方で、ネガティブに捉えるならば、時代遅れとか変えようとしないといった考え方となる。

そして、個人的に頑固という言葉はネガティブ要素が強いと考えている。

というのも、時代に合わせることは勝ち残っていくためには重要な要素だと思っているからだ。

とりわけ、ここ数年の経済活動においては、いかに順応していくかが求められているように思う。

そんな中、飲食業界に関する面白そうな記事を発見した。

ラーメンという食べ物について

ラーメンと聞いて、どのようなイメージを持つだろうか。

日本にいると手軽に食べられる身近なもので、激戦区も多く好きな食べ物ランキングの上位に入るといったイメージではないだろうか。

それが、海を超えたアメリカの地では、ラーメンの歴史も浅く、全く違う進化をしているというのである。

そんな情報のリソースはこちらだ。

ラーメン一杯4000円!客単価向上に挑む米国飲食店の秘策

(出典:日経ビジネス)

まず、先述したが、日本におけるラーメンというのは比較的手軽に食べられるが、アメリカでは高級料理の1つとして再定義されようとしているというのだ。

実際にアメリカでラーメンを食べようとすると、最もシンプルなラーメンでも1杯最低1,000円以上、ニューヨークなどの大都市では1杯2,000円以上は当たり前の世界になっている。

確かに私も2019年5月にニューヨークに行く機会があって、せっかくならとラーメン屋に入った記憶があるが、1杯2,000円程度した記憶がある。

そして、餃子もセットで頼んだが、いずれも予想どおり微妙な味だった。

なぜ、こんなことが起きているのかというと、アメリカにはラーメンの相場がないので、各店が客単価を上げようと様々な工夫をしているからだという。

そもそもは庶民的な食べ物だったが、今やどんどん高級化していて、サンドイッチやピザの延長線上にラーメンがあるとアメリカ人が考えているのが原因だそうだ。

ラーメン業界に起きているDX

代表的なDXは、アプリを通じて商品を事前注文および事前決済するモバイルオーダーだ。

ここで、DXについて今一度振り返っておこう。

DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略称で、2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授によって提唱された概念のことをいう。

その内容は、進化し続けるテクノロジーが人々の生活を豊かにしていくというものだ。

つまり、進化したデジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革することを指す。

まさにアプリを使ったモバイルオーダーがDXに該当することは、想像に難くないだろう。

 

モバイルオーダーを導入した世界を考えてみよう。

  • 注文の聞き取りミスや勘違いがなくなる
  • 決済でのミスがなくなる
  • レジ待ちの行列がなくなる
  • ミスや行列がなくなることでクレームが減る
  • コンタクトフリーな環境ができる

このあたりも併せて想像できるだろう。

アメリカのレストラン協会によると、ファストフードチェーン全体の39%がモバイルアプリなどの、Customer-facing Technologies(カスタマー・フェーシング技術)に投資しているそうだ。

また、カジュアル&ファインダイニング・レストランチェーンで50%、コーヒーチェーンでは52%が投資しているというデータが出ている。

モバイルオーダーを導入する理由

なぜ、これほどまでにアメリカの飲食業界では、モバイルオーダーが浸透しているのか。

それは、モバイルオーダーを導入すると客単価がアップするからだという。

レストラン向けオンライン注文プラットフォームを提供しているChowNow(チャウナウ)が実施した調査データがある。

それは、モバイルアプリによる注文は、電話による注文より注文金額(客単価)が平均で20%高いとのことだ。

では、なぜモバイルオーダーだと客単価がアップするのだろうか。

その理由の1つは、モバイルオーダーの気軽さにあるという。

例えば、店舗のカウンターで複数のメニューやトッピングが多い場合には、自分のせいで後ろに行列ができることを遠慮して、じっくり考えずに注文するといった経験はないだろうか。

それが、モバイルオーダーだと、じっくり時間をかけて選択できるので、ついトッピングを増やしたり、おまけに注文することも増える。

この心理的余裕が実はとても重要で、モバイルオーダーによって客単価がアップするきっかけになっているのである。

 

ここで、よく行くラーメン屋や行ったことのあるラーメン屋を思い出して欲しい。

多くのラーメン屋が券売機による販売と決済が主流で、そのイメージが強い人も多いだろう。

ただ、ここでも券売機の使い勝手の悪さを感じたことがある人はいるはずだ。

トッピングがどこにあるのか、セットメニューはどこにあるのか、いわゆるUIがイケているとはお世辞にも言い難い。

モバイルオーダーがもたらす利益

モバイルオーダーがもたらすメリットは、なにも気軽さだけではない。

アドオン注文が期待されるのも客単価のアップに繋がっているという。

食後にデザートが食べたいときに、もう一度レジに並ぶこともなく追加でオーダーが可能になるという場面をイメージしてもらえると理解できるだろう。

さらに、スペシャルオファーが出しやすく、アップセルにも繋がりやすく、ポイントカードなどの管理がしやすいといったメリットも続々と出てくる。

順に説明していくと、知る人ぞ知る的なメニューをアプリ利用者に限定して販売したり、今ならプラス50円でサイズを大きくできますとしたり、物理的なポイントカードを持たなくてもいいといった具合いだ。

まとめ

このように時代に合わせてビジネスをしていくということは重要だということが、どのくらいの人に届くだろうか。

そもそも、アプリを使うことを拒否する一定層がいることは十分理解している。

そういった層の人たちが必ずといって言うのが、私には使いこなせないとか、機械オンチだという主張だ。

これは恥ずべきというか、触ってもないのに否定から入る、完全に思考停止した状態なので危険だ。

くり返し伝えていることがあるのだが、知らないことはもちろん悪いことではない。

けれども、知らないことは損をすることに繋がるということは、十分理解した方がいいだろう。

テクノロジーを拒否することは、その最たるものであることを今日も主張しておきたい。

 

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植田 振一郎 Twitter

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