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2022年1月27日 投稿:ueda

批評や批判や否定が多い人の心理と対応策

眼高手低(がんこうしゅてい)
→ 批評することには優れているが、自分の技能や能力は低いこと。

批判することに優れていると聞くと、まあ世の中の大半の人は肯定するよりも批判することの方が多いだろう。

その理由は簡単で批判すること、つまり否定することの方が圧倒的に楽だからである。

他にも、肯定すると新たにやらなければいけないことが増えるので、否定しておいた方が楽に過ごせるという理由もあるだろう。

さらに、人はよくわからない物事に対しては否定から入るという傾向がある。

これは、瞬発的に理解できない物事に対しては、守ろうとするというか構えてしまうということが理由だろう。

つまり、批評や否定をされても、そういう人の方が世の中には圧倒的に多いと思っていた方がいいということだ。

もっというと、批評や否定をする人の批判や否定については、そんなに深く考えない方がいい。

悪気なく、なにも考えずにとりあえず批評や否定をしていることが往々にしてあるからである。

なぜ人は批評や批判をするのか

批評や批判をするようになる原因というか根本にあるものは、劣等感だという見解があるが、私も賛同する立場だ。

説明するまでもないかもしれないが、劣等感というのは、自分は他人よりも劣っているというネガティブに感じるという感情だ。

この劣等感から批判が始まるというわけだが、その理由は誰かを批判しなければ自分が劣っていることに耐えられないからである。

ただ、批評や批判をしていることを頭で理解しながらというわけではなく、本能的に批評や批判をしているということは理解しておこう。

そのタイプも様々で、やたらと上から目線の人、強烈に怒鳴ったりする人、ネチネチ嫌みをいう人、陰口を叩く人などなど、多くいるのは周知の事実だろう。

いずれにせよ、その根本にあるものは、劣等感だという理解をしておこう。

劣等感のさらに奥にあるもの

くり返しになるが、人の深層心理の中に劣等感があり、無意識に批評や批判をする。

批評や批判をすることでしか、自分の価値を高くできないタイプの人が世の中には圧倒的に多いということだ。

そして、劣等感のさらに奥深くにある感情が恐怖だ。

この恐怖心から逃れたいが故に、誰かを批評あるいは批判して安心したいという心理の表れでもあるのだ。

批評や批判ばかりする人の心理

批評や批判ばかりする人の心理の根本にあるものを劣等感と恐怖心というネガティブな感情が働いていると書いた。

他にも単純にフラストレーションの解消として批評や批判をするという言動をとる人もいる。

例えば、スポーツ観戦の場で野次を飛ばすといったような光景を観たことがある人もいると思うが、まさに典型的な言動だ。

ストレスが溜まっている状態で、日常に満たされていないときに声高らかに批判することで、カタルシス(快感)を覚えているということだ。

基本的にこういったネガティブな心理が働くことで批評や批判をするのだが、少々毛色が違う心理もあることを知っておこう。

1)正義への過信

批評や批判をすることで、今まさに自分が良い行いをしているという心理が働く場合のことを指摘している。

要するに、自分は正しいことをしているという正義感からくるものだから、悪意がない場合もある。

この正義感はやっかいなもので、間違った方向に発揮された場合に巨大なエネルギーを伴う批判になる可能性もある。

この場合がたちが悪いことを理解し、自分の批評や批判が悪意なく人を傷つけることになるかもしれないという意識を持つことは重要である。

2)ディベートが好き

ディベート(討論)の場に遭遇すると、様々な批評や批判が飛び交うことがある。

間違ったディベート好きな人は、いかに言葉で相手をねじ伏せようかというバイアスがかかっていることが多い。

本来、ディベートとは建設的な答えを導き出すために行うものだが、言葉のゲームのような感覚でいることが原因だろう。

この場合も悪意がない場合もあるが、無駄に巻き込まれた側になると面倒だということは理解できるだろう。

3)負けず嫌い

負けず嫌いだと、なんとしてでも勝とうとする傾向にある。

となると、もはや勝ち目がない状態であっても悪あがきをしようとするので、違う論点を持ち出す場合が出てくる。

単純に感情的になって、相手の人格批判をする場合などが、まさに当てはまるのだが、負けず嫌いも間違った方向にいくと厄介だということである。

4)認知の歪み

世の中には、物事を客観的に捉えることができず、主観的な捻じ曲げ方をしてしまう人が一定数いる。

この手のタイプの人は総じて、認知の歪みを持っているとされている。

この認知の歪みを心理学的には、敵意帰属バイアスという。

簡単に説明すると、そもそも他人からの言動には敵意があると勝手に解釈してしまうという認知傾向の歪みである。

例えば、見下されているとか自分の能力を見せつけてきたと悪く解釈してしまうという歪みなので、親切心をも悪く捉えてしまう。

善意や親切心をも一方的に、敵意を自分へ示してきたと曲解してしまう一定層がいることの理解をしておくべきだろう。

5)ニヒリストへの憧れ

ニヒリストという言葉を聞いたことがあるだろうか。

ニヒリストとは、皮肉を好んでいう人たちのことをいう。

批評したり批判することで他人を貶めたいというよりは、批評や批判している自分に酔っているというパターンだ。

自己開示や素直になることが苦手な人はニヒリストになりやすいという傾向にあるが、当然この手の人たちにも悪意が必ずしもあるわけではないので注意が必要だ。

liker(ライカー)とhater(ヘイター)について

アメリカのイリノイ大学心理学科のジャスティン・ヘプラー博士らは、人々の反応調査結果から、2種類の人々がいることがわかったという発表をしている。

それが、なんでもポジティブに受け止めて好きだという、liker(ライカー)と、なんでもケチをつけて嫌う、hater(ヘイター)である。

この2種類のタイプの脳内物質比較が特徴的だ。

人は幸福感に包まれるとオキシトシンが脳内で分泌され、感謝の念が生まれるとセロトニンが分泌される。

liker(ライカー)の脳内ではオキシトシンやセロトニンが、良いバランスで分泌され続けています。

一方で、hater(ヘイター)は、ノルアドレナリンやアドレナリンが多く分泌されるという。

悲しみを感じたときに出るのがノルアドレナリン、興奮したときに分泌されるのがアドレナリンだ。

この両者の比較は極端だが、どちらの脳内物質を分泌したいか考えて欲しい。

まとめ

偉そうに書いてきたが、批判的な人がいると批判したくなる人は多いのではないだろうか。

かくいう私も否定できない部分はある。

ただ、無意識にこの心理が働く部分があることは述べてきたとおりだ。

大切なのは、無意識に批評したり批判する自分がいることに気づくこと、知ることである。

それが相手に対する対応にも繋がり、劣等感を見抜くことですべてが解決する。

なにも語らなくてもいいから、相手に劣等感があるということを見抜くということだ。

人というのは、なにも語らなくても見抜かれていることを感じることができる。

そして、見抜かれることは、ストレートにいわれることよりも恥ずかしさという感情が勝る。

なにもこの対応は、批判的な人を批判するためでもなければ、恥をかかせようとするものでもない。

批判的な人の心理を転換させるためだということを覚えておくといいだろう。

 

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植田 振一郎 Twitter

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