英語表記の数字を瞬時に理解してUSドルと日本円を換算する方法

2022-01-05 投稿: 植田 振一郎

烏之雌雄(からすのしゆう)
→ カラスのメスとオスは判別しにくいことから、是非善悪がまぎらわしく判断しにくいことをいう。

判別しにくいという言葉ですぐにピンときた事例がある。

海外企業の規模を紹介するときに、売上高、利益、時価総額などをUSドルで表記する場合だ。

例えば、喫緊のホットなニュースとして、Appleの時価総額が3兆ドルを超えたというものがある。

上場企業として、時価総額が3兆ドルを超えるのは世界初の快挙だ。

2018年8月に米企業として初めて時価総額1兆ドルを突破し、約2年後の2020年8月に2兆ドルの大台を超えた。

その後、2兆ドル達成から3兆ドルには約1年4ヶ月で到達しており、増加ペースが加速している。

ちなみに、2022年1月4日時点の東証一部の時価総額合計は約742兆円。

ということは、Appleは1社でその半分に迫る。

こう書いたときに、USドルと日本円が入り交じると一瞬、数字を見失うことがあるというものだ。

英語の数字と日本語の数字表現の違い

Appleの時価総額のように3兆ドル突破と言われたら、為替変動はあれど1ドルを100円とすれば、300兆円を超えたということは瞬時に理解できるはずだ。

2021年1月初旬の時点で、1USドルは115円後半から116円という円高だ。

ということは、1ドル100円よりも15%増なので、約345兆円になるという換算が頭の中でなんとなくできるだろう。

いずれにせよ、東証一部の約半分を占める規模感というのは、信じられないくらい大きいことは改めて記載しておこう。

 

一方で、million、billion、trillionあたりの数字が絡んでくると、瞬時に日本円に直すことが難しいと感じる人も増えるだろう。

そもそも、日本円に換算する必要性がないといえばないのだが、やはり日本円で約〇〇円という表記があった方が日本では親切とされる。

この混乱する根本には、英語は0を3つずつ区切るのに対して、日本では0を4つずつ区切る習慣にある。

1,000はone thousand、1,000,000はone million、1,000,000,000はone billionと数字のカンマごとに区切られている英語版に合わせるべきだったように思う。

その方が圧倒的に覚えやすいからである。

例えば、日本の人口は約120million peopleであると書かれていたとしたら、正しいか間違っているかを瞬時に見分けられるだろうか。

あるいは、中国の人口は約1.3billion peopleであると書かれていたとして、正しいか間違っているかを瞬時に答えられるだろうか。

答えはいずれも正しいのだが、ここに通貨の単位が絡んでくるとよりややこしくなる。

USドルと日本円の簡単な見分け方

パッと$50billionと書かれた数字を日本円にできるだろうか。

瞬時に日本円に導くためには、日本円の億はゼロが8つあると覚えておくことだ。

そして、英語の数字は3つずつ区切りで、thousand(1,000が1つ)、million(1,000が2つ)、billion(1,000が3つ)、trillion(1,000が4つ)ということは先述したとおりだ。

  • thousand:1,000
  • million:1,000,000
  • billion:1,000,000,000
  • trillion:1,000,000,000,000

このように表記しておくとわかりやすいだろう。

上記2つの考え方を元に、もう一度、$50billionが日本円でいくらかを考えてみよう。

billionということは、1,000の束が3つなのでゼロが9個。

1億はゼロが8個なので、50億に0がもう1つ加わって$500億となる。

1ドル100円でざっくり考えると、日本円にして約5兆円という換算方法だ。

あるいは、ミリオネアという富豪の称号は1億円以上の資産を保有、ビリオネアという大富豪の称号は1,000億円以上の資産を保有という基準も覚えておくといいかもしれない。

つまり、$1millionは100万×100円で1億円、$1billionは10億×100円で1,000億円という指標である。

日本の数字の見方

財務諸表を読む機会がある人はピンとくるかもしれないが、日本語でも百万円とか千円という単位で数字が表記される場合がある。

例えば、29,500百万円とパッと数字を出されて、これが295億円と読めるかといったところだ。

あるいは、54,300千円とパッと数字を出されて、5,430万円と瞬時に読めるだろうか。

実際にこれが瞬時に読めたからといって特になにもいいことはないのだが、企業のスコアを見ていく際には頻繁に出てくるので、知っておいて損はない。

そして、慣れてくればなんとなくスピードも上がる。

もう1つ豆知識として、公認会計士や税理士とやり取りをすると、10Mとか20Mという単位で数字の説明をされることもある。

これはまさに、millionのMを取っている数字なので、10Mは10百万円なので1,000万円、20Mは20百万円なので2,000万円の表記ということだ。

まとめ

数字の表現だけでなく、長さ、重さ、スピード、気温などなど聞き慣れない、馴染みのない単位というものはまだまだある。

このあたりもどこかでまとめていこうと思うが、とりわけビジネスマンとして重要なのは数字になってくる。

くり返しになるが、慣れが必要にはなる。

けれども、million、billion、trillionは1,000単位がいくつあるのか、これにUSドルの$が入ってくると100倍するとおおよその日本円になるということを覚えておこう。

数字が見えるようになってくると規模感もわかるし、視野が拡がっていくことは間違いない。

 

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