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2021年12月26日 投稿:ueda

独占せずに開放していくAPIに似た概念の大切さ

活剥生呑(かっぱくせいどん)
→ 他人の文章をそのまま盗用すること。

他人の文章をそのまま盗用することは、大前提として悪いということだという立場は変わらない。

一方で、文章を含め、世の中にリリースされている多くのものは、開放される方向がいいとも思っている。

もちろん、一定のルールを設ける必要はあるし、なんでもかんでもというわけではない。

具体的にどういうことなのか、私の考えを書いていこうと思う。

独占という名の弊害について

1つの商品やサービスに対して、独占権を与えてしまうと様々な弊害が生じる。

最も大きな弊害は、競争が生まれなくなって、その産業の成長が止まるということだ。

考えてもらえればわかる話だが、1社だけが独占して売っているモノがあったとしよう。

その企業しか製造や販売をしていないので、いくつ作るかといったことや、値段をどうするかといった決定権は、その企業のみにある。

ということは、人々の生活に絶対不可欠なものだったりすると、生産量を調整したり、価格を釣り上げたりといった操作もできるということだ。

また、競争相手がいないので、商品のクオリティを上げたり、新しい商品を生み出そうという努力もしなくなる可能性が高い。

その商品を売っていれば儲かるわけだから、努力をしなくても売れるなら、そのままでいいかという発想になるわけだ。

いやいや、そんな状況でも向上心を持ってビジネスを拡大するという人が現れるかもしれないが、なかなか難しいだろう。

突発的にそういう人物が出てきて、立て直しを図ることはできるかもしれないが、時既に遅しというパターンになることがほとんどだと思われる。

既得権益を設けるべき場所と設けてはいけない境界線

人類は常に進歩してきた。

その背景にあったものが、他でもない競争だ。

競争が激化すると、妬み嫉みが生まれ、戦争になったりという歴史をくり返すことになっても、それでも競争があった先に未来がある。

どのジャンルでどのように戦っていくかを考えることができるのが、人類が他の生物に持っていない能力だ。

だからといって、全てのカテゴリが自由に競争をしていては良くない。

一定のルールが必要になるということだ。

そこには、強いて既得権益という言葉を使わせてもらうが、絶対的なルールを設けておくべきだと思っている。

例えば、身体に悪いとされている麻薬のようなものを世界中で売るといった行為や、造り方を知らないのに高層マンションを建築したとしたらどうだろう。

誰もそんな危険なマンションに住みたいとは思わないだろうし、そんなことが自由にできる社会が上手くいくはずがないだろう。

つまり、人類の危機になるようなカテゴリにおいては、中央政権、要するに政府が介入すべきなのである。

そして、世界共通のルールを設けることで、均衡を保つ必要が出てくる。

このあたりは性善説になったり、文化や宗教の違いもあって、均一化することは難しいのは理解できる。

また、既得権益の範囲を拡げすぎたり、狭くしすぎると機能しないので、その判断をする人たちが重要になってくるということだ。

APIという考え方

では、どうすればいいのかという根本的な私の考え方を述べておこう。

APIという概念がある。

APIとは、Application Programming Interfaceの略称である。

要約すると、ソフトウェアやプログラム、Webサービスの間をつなぐインターフェースのことを指すのだが、これだけでは言葉が難しい。

ということで、1つずつ言葉を因数分解していこう。

インターフェースとは、なにかしらの境界面や接点のことを指し、異なる2つの事物の間をつなぐという意味を持つ。

具体的な例を挙げると、キーボードやマウス、ディスプレイは人間とコンピューターの境界上で使われるユーザーインターフェースの1つだ。

また、USBやHDMIといった、機械と機械をつなぐコネクタは、ハードウェアインターフェースと呼ばれる。

それから、APIは、主にソフトウェアやプログラム同士をつないでいるインターフェースという位置づけになる。

 

これだけ書いてもピンとこない人も多いかもしれないが、普段から自然と使っているサービスにも多く使われていることをしっておくといいだろう。

実際にAPIを自然と使っている例を挙げるとすると、GoogleのアカウントでSNSやニュースサイトなどにログインしたという経験がある人も多いだろう。

これは、GoogleのAPIによって、ログイン情報が暗号化して認証されていることで使えている。

他にも、昨今は電子マネーで買い物するという人も増えているはずだ。

電子マネーで買い物をするときにも、決済代行サービスのAPIによって電子マネーの決済情報のやり取りが行われているといった具合いだ。

APIのメリット

少し専門的な話になるが、APIのメリットは大きくわけて3つある。

  • ソフトウェア開発の効率化
  • セキュリティの向上
  • 最新情報を簡単に取得可能

ソフトウェア開発の効率化

APIで組み込むことができる信頼できるプログラムが世の中にすでに存在する場合、そのプログラムと連携することで、自分で1からプログラムを組む必要がなくなる。

これによって、ソフトウェア開発の効率化を図ることができるので、プログラム開発側にとって開発時間を短縮することができるのは大きなメリットだ。

セキュリティの向上

上述した内容と一部重複するが、SNSやアプリ会員登録をするときや、買い物をする場合など、GoogleやTwitterのアカウントを連携して登録したことがあるという人もいるだろう。

これは、各種サービスとAPI連携が行われているため、別アプリケーションログインによる、ログイン認証ができるようになっている。

わかりやすく説明するならば、FacebookとInstagramの関係だ。

Facebookのアカウントを持っている人であれば、誰でも簡単にInstagramのアカウントが作れる。

自社でセキュリティレベルの高い会員登録システムを作って導入するよりも、すでに巨大IT企業が作ったセキュリティレベルの高い会員システムを導入する方がユーザも安心だ。

ユーザ側にとっても、面倒なユーザー登録をしなくても良いというメリットがあるため、より多くの人に使ってもらえることに繋がるのである。

最新情報を簡単に取得可能

それぞれのサービスの最新情報をサービス提供者側で更新しなくても取得、利用することができます。

例えば、自分のサイトでAmazonの商品を売っている場合、Amazonでの販売価格が変わった場合でも、API連携で情報を取得してきている場合、その変更は自動で反映される。

Twitterで投稿した内容をInstagramにも自動で投稿するように設定するといった連携が可能なのも実はAPIのおかげなのである。

まとめ

1社が独占することで質のいい商品やサービスが生まれにくくなるということは先述したとおりだ。

だからといって、なにもかも自由にすればいいということでもないことも述べた。

要するにバランスを取ることが大切なのだが、その根底にAPIという考え方を持っておけば、一定のルールの上で相互が商品やサービスの提供にとってメリットがあるということを結論づけている。

もちろん、その企業がなくなったらAPIもへったくれもなくなるわけだし、急にAPIが使えないようにと制限するといったデメリットもある。

それも互いに見張ったりすることで、ある程度は防げると思うので、考え方の1つとして参考にして欲しい。

 

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植田 振一郎 Twitter

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