外柔内剛(がいじゅうないごう)
→ 外見は物柔らかそうで、心の中がしっかりしていること。
外見が物柔らかそうに見えても、中身はしっかりしていることが理想だということは理解できる。
ただ、人間というものはなかなかそれができなくて、どこか傲慢なところが出てきたり、欲をかいてしまうところがある。
ビジネスにおいても同じことがいえて、言葉を置き換えると、万人に受けているけれどもオリジナリティがあるといったところだろうか。
とはいえ、いきなり全てが上手くいくことなどあり得なくて、1つずつ組み立てていくものである。
そんな中、最近良く聞かれる質問がある。
stakはECで売らないのかというものである。
もっというと、ドロップシッピングで売らせて欲しいという依頼がいくつかあったので、今回はドロップシッピングについてまとめておこう。
今さら聞けないEC(電子商取引)とは?
すっかり定着したネットショッピング。
多くの人がモノやサービスを買うときにリアル店舗ではなくネットで購入したという経験があるだろう。
いわゆるEC(電子商取引)と呼ばれる販売方法で、このEC業界がかなり盛り上がっている。
わかりやすくいうと、Amazonや楽天を使って買い物をしたことがある人がどんどん増えているということだ。
そんなECとは、Electronic Commerceの略称で、日本語に直訳すると電子商取引となる。
eコマースという言葉を聞いたことがある人も多いと思うが、これは電子商取引のことである。
つまり、EC、電子商取引、eコマースは全て同義、同じ意味で使われている。
そして、なにも難しく考えず、ネットで買い物をするときに使ったサイトがECサイトだと思えばいい。
ECサイトが簡単に作れるプラットフォーム
そんなECは世にたくさん登場している。
代表的なものは、先述したAmazonや楽天だが、他にもアパレルだとZOZOやユニクロ、家電だとヨドバシカメラやビッグカメラなどが人気だ。
メジャーなEC以外にも、個人で販売している家具やアクセサリーも立派なECで、ネット販売を軸に独立する人も増えている。
その要因は、誰でも簡単にECサイトが作れるようになっていることが大きいだろう。
世界中で使われている、Shopifyや日本国内で圧倒的な人気を誇る、BASEやSTORESといったプラットフォームを使い、ECサイトを作ってビジネスを始めるといったパターンだ。
ドロップシッピングとアフィリエイトの違いとは?
ECが盛り上がっている理由としては、誰でも簡単にネットショップをオープンできる環境が整ったこともあるが、そのEC周りのビジネスも充実してきていることもある。
その1つがドロップシッピングだ。
ドロップシッピングとは、在庫や仕入れを行わずに、商品を販売していく仕組みのことである。
商品が手元にないのに販売できるというと混乱する人がいるかもしれない。
簡単に説明すると、商品を仕入れない代わりに、商品が売れたら商品メーカーから購入者へ発送してもらうという仕組みだ。
要するに、商品を売る側は在庫を抱えずに売上をつくることができるので、初期費用がかからずに始められるというメリットがある。
少し詳しい人だと、アフィリエイトとの違いが気になるだろう。
アフリエイトは、商品をバナー(画像)やリンクにしてクリックしてもらった分が報酬になるという仕組みで、基本的には直接商品の販売までは行わない。
あくまで興味を持ってもらった人にバナーやリンクをクリックしてもらえればよくて、アクセスをいかに稼ぐかというのがポイントになる。
メリットとしては、誰でも簡単に始めることができる一方で、商品やサービスの宣伝や紹介をするというのがベースにあるため、ドロップシッピングに比べると利益率は低いというデメリットもある。
ドロップシッピングの種類
ドロップシッピングには、大きく分けて3つの形態がある。
卸売と直接契約型
卸売業者と直接契約をして、決まった商品のみ販売する方法のことをいう。
仮にECサイトがない卸売業者であっても、卸売することができるので、商品が売れたら卸売業者から直接配送してもらうというフローだ。
卸売業者が取り扱っている商品から、自分が販売したい商品を選んで販売できる点、販売の幅が広がって利益を出しやすいというメリットがある。
また、選べる商品が多いため、販売商品が他のショップとカブるリスクヘッジができるのもメリットの1つだ。
一方、デメリットとしては、卸売業者と交渉する時間と手間がかかる。
加えて、多くのメーカーや卸業者は実績のない個人とは契約してくれない可能性も高く営業力や交渉力、あるいはコネクションが重要になるという点もデメリットだ。
DSP
DSPとはドロップシッピング・サービス・プロバイダーの略称である。
ネットショップで販売できる商品を取り扱っている代理店と契約して、自分がネットショップなどを開いて販売する仕組みのことをいう。
代理店が取り扱っている商品を自分のショップに掲載できるので、商品の特徴などは代理店からの情報をそのまま使えば簡単に販売網に載せることができる。
メリットとしては、卸売業者とのやり取りのように手間がかからず、多くの商品を取り扱うことができる。
ただ、独占契約ではないので、他ショップや他人が同じ条件で販売できるので、競合が増えるというデメリットがある。
ということは、人気の商品であれば、自社のECサイトへいかに誘導するかといった導線をしっかり構築する必要がある。
オリジナル商品販売型
自分だけのオリジナル商品を作り、オリジナル商品を自分のショップやブログで販売する方法のことをいう。
一見、オリジナル商品を作るというと、ハードルが高そうに思うだろう。
けれども、昨今は安価でかつロット数も少なく作ってくれるOEM先も多々存在する。
また、電気や通信が必要なハードルの高い商品を作る必要はなく、ヒット商品にあやかる物品でもいい。
例えば、マスクやスマホケースといった身近なシンプルなものでも十分にヒットする可能性はある。
デザインができなくても、クラウドソーシングで依頼すればいいし、今の時代は便利なサービスが溢れている。
ドロップシッピングのメリットとデメリット
改めてドロップシッピングのメリットとデメリットを書き出しておこう。
メリット
最大のメリットは在庫を持たなくていいということだ。
次に、様々な労力とコストがかからないことが挙げられる。
通常、ショップで商品が売れると、梱包、集荷依頼に伴う出荷作業、在庫管理など多くの労力が必要になる。
労力だけでなく、配送費や梱包材の購入といったコストがかさむけれども、その負担がないのも大きなメリットだ。
デメリット
これは明らかにいえることだが、利益が出にくいのが最大のデメリットだ。
手軽に始められるけれども競合が多く、特に人気の商品であれば余計に設計が難しい。
ましてや、昨今、消費者の目は日に日に肥えていく一方なので、しっかりとした戦略とストーリーがない商品は簡単には売れない。
そのあたりの企画から設計までがきちんとできなければ、簡単にビジネスとして成立させられないだろう。
ドロップシッピングの始め方
- ネットショップ(ECサイト)を開設する
- ネットショップ(ECサイト)の種類を選ぶ
- 実際に集客を始める
- 商品が売れたら代行販売を依頼する
ネットショップの開設およびネットショップの種類については、ECサイトが簡単に作れるプラットフォームを紹介したので、そちらを参考にしてもらいたい。
そこから商品を選定するには、仕入れサイト一覧といったワードで検索すれば多くのサイトが出てくる。
その中から取捨選択していく必要があるが、そこが腕の見せどころである。
まとめ
改めて、EC、電子商取引、eコマースは全て同じだということをおさらいしておこう。
そして、自分でECサイトを立ち上げて商売を始めることは、今の時代そんなにハードルの高いことではないということも理解しておこう。
ドロップシッピングやアフィリエイトという手法を使えば上手くビジネスにすることもできるが、簡単ではないということも同時に覚えておこう。
stakも魅力あるだけでなく、実際に売れて売れて売れまくって、多くのショップから売りたいと問合せがくるものにしていかなければと思う今日この頃である。
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