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2021年10月28日 投稿:ueda

トリビアにもなる有名な心理学の実験一覧

温厚篤実(おんこうとくじつ)
→ 性格が穏やかで情に篤く、誠実であること。

誠実さとはなんだろう。

性格が穏やかで情に篤ければ、誠実なのだろうか。

心情は受け取る側によって様々である。

となると、一般的とか普遍的という概念が崩れてしまう。

けれども、一般的な感覚とか普遍的な感覚を持たなければビジネスをすることはできない。

なぜなら、今の世はモノが溢れていて、モノ自体に価値がつくことは少ないというか、それだけでは手に入れてもらえない。

一方で、そんなモノが売れるの?というときがある。

その理由は、ストーリーが乗っかっているからである。

それも共感できるストリーでなければならず、薄っぺらい物語に人は見向きもしない。

加えて、人の心理を上手くついたプロジェクトが増えていると感じている。

つまり、冒頭に述べたように、例えば誠実さとは?といった概念を突き詰めても、個に依存してしまうので結論が出ない。

ただ、一般的な誠実さとは?という観点に置き換えると、心理を捉えることが必要になる。

それがビジネスになっていることが現代社会には多いと思うのである。

有名な心理学の実験一覧

ということで、ビジネスをするにおいて、知っておいて損はないというか、ちょっとしたトリビア的にもなる知識を公開していこう。

パブロフの犬

心理学の実験で最も有名だといっても過言ではない、パブロフの犬というワードを聞いたことがある人は多いのではないだろうか。

ソビエト連邦の生理学者だったイワン・パブロフが、反射行動を見出した実験がパブロフの犬である。

エサを与えるときに唾液をダラダラと出す犬が、そのうちエサを運ぶ足音を聞いただけでも唾液を出すようになる。

このことから、訓練や経験によって後天的に獲得される反射行動を見出したものである。

アッシュの同調実験

6人に3本の直線を見せて、3本のうちどの直線が一番長いかを回答する実験を行った。

実は、その実験では最後の1人だけが実際の実験者で、その他の人は答えを指示されている人たちという状態だ。

すると、唯一の実験者は、最初のいくつかの質問では正しい答えを選んでいたが、徐々に間違った答えを選ぶようになった。

これは、質問に対する正解および不正解が明らかな場合でも、自分の周囲の人々が不正解を選択することを続けると、それに同調して自身も不正解の答えを選んでしまうというものである。

シロクマ実験

1987年にアメリカの心理学者ダニエル・ウェグナーが行った実験だ。

シロクマの映像を見せた3つのグループに下記のように伝えた。

  • Aグループ:シロクマのことを覚えておくようにと伝える
  • Bグループ:シロクマのことを考えても考えなくても良いと伝える
  • Cグループ:シロクマのことだけは絶対に考えないでと伝える

そして、1年後に最もシロクマのことを覚えていたのは、どのグループだったかという実験である。

その答えは、Cグループだった。

つまり、人は考えるなといわれるほどに考えてしまうということがわかった。

この理論を皮肉過程理論といい、考えるなといわれた人ほど逆に記憶に残るという、まさに皮肉な現象を心理として捉えている。

コカインレバー

マウスにコカインが出るレバーを押すことを教えて、そのレバーがある箱に一匹のマウスを入れておくと、どうなるのかという実験だ。

すると、箱に入れられたマウスは、延々とそのレバーを押すのである。

マウスは食べることも飲むこともやめて、コカインだけを摂取するようになる。

けれども、同じようにマウスにコカインのレバーを教えてるのだが、それに心地よい環境を整えてみる。

仲間のマウスを一緒にいさせたり、おもちゃなどを置いて遊び場を作ったりといった環境にコカインレバーも設置するということだ。

すると、コカインレバーを全く押さないということはないけれども、一匹でいるときよりずっと頻度が減った。

ここから、環境を整えれば、コカインに依存しない健全な生活を送りやすくなるという心理がわかる。

ミルグラム実験

イェール大学の心理学者スタンリー・ミルグラムによる実験である。

この実験が開始されたのは1961年にナチスドイツのアイヒマンの裁判が始まった1年後で、虐殺の責任を問われた彼は命令に従っただけだと主張していた。

本当にそのようなことが起こるのか?というのが議題で体罰と学習効果の測定を行った。

具体的には、ニセモノの電気ショック発生器を使い、80名の被験者が参加した。

そして、別の部屋にいる学生が回答を間違えると、他の学生に電気ショックが与えられるというものだ。

ただし、本当に電気ショックを与えているわけではないため、学生は苦しんでいるフリをするというルールだ。

その結果、うめき声がやがて絶叫となっても、電気ショックを与えている側の被験者は電気ショックを受けている側の実験者が大丈夫だというと電気を強くし続けた。

最終的に、65%の参加者が命の危険がある450Vのショックを与えた。

ミルグラムはこの実験を様々な状況で行ったが、61~66%の範囲の人たちが致死の電気ショックを与えたということがわかっている。

要するに、平凡な人であっても、一定の条件下では、非人道的な行為を行ってしまうことを証明したのである。

ちなみに、この実験は別名アイヒマン実験とも呼ばれる。

まとめ

他にも、1883年にオランダである実験が行われた。

それは、政治犯の死刑囚に対し、人は3分の1以上血液を抜くと死ぬといわれているが、それを実証する実験をすると告げて、目隠しをするというものだ。

医師たちは死刑囚に聞こえるように、3分の1以上で間違いなく死ぬと念を押した。

ただ、実際に血液は抜かず、血液を抜いているフリをするというものだ。

そして、医師が抜いた血が3分の1のを超えたと死刑囚に告げると、死刑囚は本当に死んでしまった。

少々恐怖を覚えるような実験だが、思い込みで人は死んでしまうこともあるということだ。

同じような心理学で、アルコールが入っていないのにお酒だと振る舞えば、酔っ払ってしまうこともあるという。

こういった人間の心理というのは、ビジネスの局面においても、使えるところは必ずあるように思う。

トリビアとしても使えるので、知ってて損はないだろう。

 

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植田 振一郎 Twitter

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