桜の開花600度の法則と桜の開花400度の法則の違いとは?

2021-10-04 投稿: 植田 振一郎

桜花爛漫(おうからんまん)
→ 桜の花が満開に咲き乱れているさま。

こんな時期に桜の話をすることに違和感を覚える人も多いかもしれない。

とはいえ、ルールとしている四字熟語の巡り合わせでこうなったので、せっかくなので秋に桜のことについて書いていこうと思う。

桜の開花にまつわる法則

まずは、桜の開花に関する法則で最も有名なのは、桜の開花600度の法則だろう。

これは、2月1日から毎日の最高気温を足していき、累積が600度になったときに桜が開花するというものだ。

これがどのくらいの信憑性があるのか、実際のデータを元に分析してみよう。

2017年、東京の桜の開花は3月21日だった。

これを桜の開花600度の法則に照らし合わせて、2月1日からの累積最高気温が初めて600度を超えたのは3月20日だった。

つまり、実際の開花日は3月21日だったので、誤差は1日しかなかったという結果である。

 

では、他の年の予測はどうだったのだろうか。

気象庁の1988年~2017年の過去30年間の気温データを元に見てみよう。

すると、開花日における累積最高気温の30年間の平均値は、約628度だということがわかる。

ということは、実際に開花した日には、すでに600度を超えてしまっている年が多いという結果だ。

その一方で、2013年は約550度で開花しているという年もある。

となると、開花日と累積最高気温が初めて600度に達した日との間に、何日くらいのずれがあるのかを調べるといいということになる。

より詳しく比較していくと、1993年、1997年、2003年、そして2014年は実際の開花日と600度に達した日が一致した、つまり予測がドンピシャだった年である。

 

こうなると、ドンピシャでなかった年の例も見ていく必要があるだろう。

例えば、1998年の桜の開花日は4月2日だったのに対して、600度に達したのは3月29日ということで、その差は4日だった。

このあたりはどうしても精度が悪いところが出てくる。

ということで、過去30年間の誤差を極力なくそうと思ったら、何度になるのかを調べてみた。

すると、桜の開花を620度の法則にすると最も誤差がなくなることがわかった。

つまり、桜の開花620度の法則がより正確なものになるということだ。

桜の開花600度の法則よりも制度の高い法則とは?

実は桜の開花600度の法則の裏に隠れて、より精度の高い法則がある。

それが、桜の開花400度の法則というものなのだが、これは一体どういうものなのだろうか。

とその前に、桜の開花メカニズムを知っておく必要がある。

実は桜の花芽は、開花前年の夏にはできている。

それが秋から冬にかけて、生長しないように休眠状態に入って年を越す。

そして充分に低温刺激を受けた後に気温がぐっと高まった段階で休眠から目覚める。

これを休眠打破という。

本来の開花予想は、この休眠打破の日を起算日として、温度変換日数を積算し、地点毎に定めた日数に到達した日を開花日と予想する。

 

話を戻そう。

桜の開花400度の法則とは、2月1日以降の平均気温の合計が400℃を超えると開花とするというものだ。

つまり、2月1日を休眠打破の日として開花予想の起算点に設定し、そこから平均気温を日々足し算していくだけで桜の開花予想ができるということだ。

肝心なのは、どのくらいの精度で予想が当たっているのかということだろう。

2011年〜2017年までの7年間について、東京都の桜の開花600度の法則と同様に気象庁のデータから精度を調べてみた。

すると、ドンピシャの年は1年もないことがわかる。

ここだけ見るとガッカリするところだが、この7年間での最大誤差が3日という事実がある。

要するに、桜の開花600度の法則に比べると誤差がかなり小さいことがわかる。

最高気温を足していくのか、それとも平均気温を足していくのかの違いだということを理解しておけばいい。

桜名所ランキング

うんちくばかりではなく、約半年後に控えた桜の開花に備えて名所ランキングを紹介しておこう。

参考にさせてもらったのは、こちらだ。

全国の「みんなが行ってみたい」桜名所・お花見2021ランキング

(Walkerプラス)

リアルタイムでランキングされるのが素晴らしい。

2021年10月3日時点でのベスト5は下記のとおりだ。

  1. 白石川堤一目千本桜:宮城県
  2. 吉野山(中千本)の桜:奈良県
  3. 海津大崎の桜:滋賀県
  4. 桜・菜の花ロードの桜:秋田県
  5. 日中線しだれ桜並木の桜:福島県

第1位の白石川堤一目千本桜は、宮城県柴田郡大河原町にあり、一目千本桜と呼ばれる1,200本の桜のトンネルがある。

例年の見頃は4月上旬〜中旬ということだ。

第2位の吉野山(中千本)の桜は、奈良県吉野郡吉野町にあり、一目千本の豪華な桜が4ヶ所に密集している。

例年の見頃は4月上旬〜中旬ということだ。

第3位の海津大崎の桜は滋賀県高島市にあり、琵琶湖の湖岸沿い4kmに及ぶ桜のトンネルがある。

例年の見頃は4月上旬ということだ。

第4位の桜・菜の花ロードの桜は、秋田県南秋田郡大潟村にあり、約11kmにわたり約4,000本の桜が咲き誇る。

例年の見頃は4月下旬〜5月上旬ということだ。

第5位の日中線しだれ桜並木の桜は、福島県喜多方市にあり、約1,000本のしだれ桜とSLのコントラストが魅力だ。

例年の見頃は4月上旬〜4月下旬ということだ。

まとめ

なぜか2021年の夏が終わり、秋に向かう今日この頃に桜の話をしているのだが、半年後の春に向けて1つの楽しみとして捉えてもらえたら嬉しい限りだ。

2022年の桜はどんな姿を見せてくれるのだろうか。

今から楽しみである。

 

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