7つの大ヒット商品に学ぶ商品を売る秘訣

2021-07-04 投稿: 植田 振一郎

殷鑑不遠(いんかんふえん)
→ 戒めとする失敗例は身近にあるということ。

先人たちに学ぶという言葉がある。

時代を紡いできた人たちから学ぶことは多い。

そこには戒めとする失敗例もあれば成功例もある。

モノが溢れている時代でどう売るか

現代はモノが溢れていて、消費者が無駄なものを買わない時代といわれている。

考えてみて欲しい。

SNSが最盛の今、有名人が発信したモノが広告なのか本当に愛用しているのか見分けられないほど消費者は単純ではない。

明らかに広告だと思うモノは反応が薄いというかスルーされ、広告にすらストーリーが求められる。

stakというモノづくりをしているからよくわかるが、日々どうやって拡めていくかを考えている。

そんな中、参考にすべきはまさに成功した先人のアイディアだ。

思考法や実際に行っている事例を挙げてみよう。

年間4億本売れるガリガリ君の心臓部

コンビニのアイスのコーナーの一角を必ず陣取っている、ガリガリ君。

誰もが一度は食べたことがあるのではないだろうか。

そんな、ガリガリ君は年間で4億本も売れており、他社の商品の2倍以上という圧倒的な差をつけている。

確かに美味しいが、他にも美味しいアイスはいくらでもあるし、価格も安いが、他にも安いアイスはある。

なぜ、ガリガリ君がこんなにも浸透しているのか、考えたことがあるだろうか。

 

その答えは、お客さんとの距離の重要性にある。

通常の商品開発は、分業制だ。

マーケティング部門がリサーチして、企画部門が考えて、開発部門が設計して、量産工場で作られるといったフローだ。

ただ、ガリガリ君の生みの親、赤城乳業株式会社は全く違うアプローチをしている。

マーケティング、開発から製造までを1人の担当者が管理しているのである。

お客さんの声をそのまま商品に反映させることで、お客さんとの距離をグッと近づけている。

その商品が良いか悪いかを決めるのは、お客さんで、作り手ではない。

全く売れなかったシーブリーズを劇的に変えた方法

制汗剤の中でも手に取る人が多いだろう、シーブリーズ。

今でこそ知名度があるが、2007年頃は全く売れずに苦境に陥っていた。

シーブリーズを直訳すると、海風。

そもそも、その名のとおり、マリンスポーツをする人をターゲットにした商品だ。

ところが、マリンスポーツ人口も減り、不振に不振が続いていく。

 

シーブリーズは勝負に出た。

商品の中身はほどんど変えず、ターゲットをピボットしたのだ。

それまでは、マリンスポーツを楽しむ男性をターゲットにしていたのを女子高生にした。

部活後に好きな男の子に会うために汗を拭く、恋する女子高生へと伝え方を変えた。

すると、どうだろう。

売上が一気に8倍へとV字回復したのである。

商品は変わっていない。ただ、売り方を変えることで、伝わり方が大きく変わった。

全米でカップヌードルを大ヒットさせた一言

日清のカップヌードルといえば、誰もが一度は食したことがあるだろう。

世界での累計販売数は驚異の400億食超えという大ヒット商品だ。

そんなカップヌードルだが、アメリカ進出当初は全く売れなかった事実をしっているだろうか。

ときは1973年。

当時のアメリカにはカップ麺というジャンルの食べ物はなく、馴染みのないアメリカ人には全く受け入れられなかった。

商品には自信のある日清の営業マンは、どうやって売るかを考えて1つのキャッチコピーを考えた。

すると、瞬く間に日清のカップヌードルは大ヒットした。

この商品は、具の多いスープです。

高価格なのに15,000人待ちの大人気ビール

2013年キリンビールは不振に喘いでいた。

ヒット商品を出しても商品不足の対応に追われているうちに、生産が追いつくと在庫の山を抱えるという悪循環。

そんな中、業界初の新しい取り組みを行った。

その取り組みを参考にしたのは、全くの別業界だった。

オンラインストリーム再生であっという間に業界No.1の地位を築き上げた、Netflix。

Netflixがやっているのは、定額制の動画オンラインストリーム再生サービス、いわゆるサブスクリプション。

会員のお客さんから毎月定額のもらい、その自宅に家庭用ビールサーバを届ける。

あとは、毎月お客さんが定番のビールや季節限定のビールの中から好きな商品を選ぶだけ。

自宅で新鮮なビールが飲めるということで、1本あたりに換算すると600円になるビールが15,000人待ちの大人気サービスへ生まれ変わった。

売上アップのヒントは他業種にあり。

ハズキルーペを500万本売った1人の男

大ヒット商品となったハズキルーペ。

その要因として有名なのが、100億円の広告費を投じたという話がある。

ただ、お金をかければ売れるというのは間違いだ。

ハズキルーペの大ヒットの裏側には、たった1人の男の努力があった。

その男の名は、松村謙三というハズキルーペの社長だ。

CMを気合いを入れて作ろうと大手広告代理店に依頼した松村氏は、その企画書に違和感を覚えた。

それは、CMクリエーターは、商品を売ることよりも、自分の作品を作ろうとしていることが多いというものだ。

ミラノの駅からスタートしてとか、お殿様にハズキルーペを献上してとか、とにかく無駄が多い。

そう気づいた松村氏が陣頭指揮を取った結果、ハズキルーペのCMの始まりはこうだ。

本当に世の中の文字は小さすぎて読めない!

でも、ハズキルーペをかけると世界は変わる・・・

このCMが流れるとハズキルーペは大ヒットして、取扱い先も16,000店舗から55,000店舗にまで拡がった。

社長の仕事は商品を売ること。お客さんを集めること。

ティッシュの売上を10倍にした方法

街を歩けば無料で手に入るティッシュ。

そんなティッシュを売ろうとすることは大変だ。

1996年にモイスチャーティッシュという商品を売っていた会社がある。

しっとりとした触り心地が気持ちいいと、とても評判のいい商品だったが、他のティッシュに比べると高価で売れなかった。

ところが、商品名を変えたことで、大ヒット商品に生まれ変わった。

その商品の名は、鼻セレブ。

どんなにいい商品でも伝わらなければ売れない。

奇跡の冷凍うどん

冷凍うどんの定番はアルミの容器に入っていた。

そのまま火にかけることができて画期的なことに違いなかったが、主婦たちからはこんな声があった。

エコじゃないし、アルミ容器を食卓に並べるのは抵抗がある。

そして、アルミ容器をなくして、うどんとスープと具だけを袋に入れた冷凍うどんを開発した。

自信作の冷凍うどんだったが、あまり売れなかった。

試行錯誤した結果、中身を変えずに売上を100倍にした。

その方法はキャッチコピーを変えただけだ。

お水がいらない冷凍うどん

まとめ

7つの大ヒット商品から学べることはなんだろうか。

商品を出す以上、自信があるのは当然だ。

結局、伝わらなければ売れない。

伝えるためになにをするのか、そこをしっかり考えようではないか。

 

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