一知半解(いっちはんかい)
→ まだ自分のものになっていない、生半可な知識のこと。
中途半端な知識しか持っていない人は、損をすることが多い。
そんな人に限って、なにもかも否定から入ったり、都市伝説的な話をさも本当のことのように語ったりする。
ということで、しっかりビジネスシーンで出てくる言葉を押さえることから始めよう。
カタカナのビジネス用語一覧と例文
ア行
- アサイン
割り当てる、任命するという意味で、プロジェクトに加える場面で使われることが多い。
例文)植田さんも新規プロジェクトにアサインしておいて。
- アジェンダ
プラン、計画、予定という意味で、会議で論ずる議題一覧を指すことが多い。
例文)明日の会議のアジェンダを送って。
- アジャスト
調整、調節を意味して、調整するという動詞として使われることが多い。
例文)クライアントとの打合せ日程をアジャストしておいて。
- アセット
資産、財産、資源、現金、預貯金、有価証券、不動産といった換金性の高い資産を示す。
例文)金融資産の管理・運用を所有者に代わって行う業務のことをアセットマネジメント、資産管理という。
- イニシアチブ
主導権、主導、構想という意味で、主導権を握るという意味で使われることが多い。
例文)はやい段階でイニシアチブを取りにいこう。
- インセンティブ
刺激、 動機づけ、特別に支給する報奨金、値引きという意味で、やる気を起こさせるような刺激という意味で使われることが多い。
例文)インセンティブが働く施策を考えたい。
- エビデンス
証拠、証明の意味で、仮説の検証結果、効果を証明するもの、議事録といった意味でも使われることが多い。
例文)その技術のエビデンスを出してもらって。
- オルタナティブ
案、代替案、代替物、二者択一、さらには主流な方法に変わる新しいものといった意味で使用される。
例文)今までのビジネスモデルのオルタナティブを構築しなければ先はない。
カ行
- キャズム
市場に製品やサービスを普及させる際に発生する、超えるべき障害のこと。
例文)自動運転技術がキャズムを超えるには、まだ時間がかかりそうだ。
- クロージング
成約につなげるための最後のひと押しを意味して、顧客と契約締結することを意味することが多い。
例文)今月中に必ずクロージングするように。
- コーポレートガバナンス
組織の経営が適切に行われているかどうか、企業の外側から監視する仕組みのことをいう。
例文)社内規則に則った行動を徹底することが、コーポレートガバナンスの強化に繋がる。
- コモディティ
市場参入時に高付加価値を持っていた商品の市場価値が低下し、一般的な商品になることをコモディティ化という。
例文)スマホが年々コモディティ化している。
- コンセンサス
意見の一致、同意を意味し、前もって根回しをするときなどにも使われる。
例文)上司のコンセンサスも取れた。
- コンバージョン
ウェブサイト上で獲得できる最終的な成果のことを意味し、マーケティング担当者にとっては、コンバージョンをより効率的に獲得し、最大化することがミッションともいえる。
例文)会議をくり返すだけでは、コンバージョンに繋がらない。
- コンプライアンス
法令遵守の意味で、法令だけでなく倫理や社会規範といったものも対象となる。
例文)コンプライアンス的にアウトなことはやってはいけない。
サ行
- サスティナブル
維持できる、耐えうる、持ち堪えられるという意味で、人間・社会・地球環境の持続可能な発展を指す。
例文)サスティナブルなエネルギーの開発が未来を握っている
- シナジー
相互に作用し合い、1つの効果や機能を高めることを意味して、複数の企業が連携することにより、単独で行うよりも大きな結果を出すことを指す。
例文)シナジーが高いのは明らかである。
- シュリンク
縮む、縮ませる、縮小する、圧縮する、収縮する、縮み上がるなどの意味で、市場が縮小するときに多く使われる。
例文)シュリンクしていくのに工数をかける必要があるのか。
タ行
- ディシジョン
決断する、決定する、という意味で、重要事項の意思決定の際に使われることが多い。
例文)あの企業が成長しているのはディシジョンがはやいからだ。
- トンマナ
トーン&マナーの略で、広告におけるデザインの一貫性を持たせること意味し、色調や様式、つまりデザインやスタイルなどに一貫性をもたせるルールを指す。
例文)もう一度、トンマナを見直して。
ナ行
- ナレッジ
個人が持つ知識・経験・事例・ノウハウ・スキルなどを集めて体系化した、組織にとって有益な情報のことを意味する。
例文)ナレッジを溜め込むだけでなく、実践で活用する。
ハ行
- バジェット
予算や予算案のことを意味し、特定のプロジェクトや用途のために使われる経費のことを指す場合もある。
例文)先方のバジェットを確認して。
- バッファ
緩衝の意味で、ゆとりがある、余裕を持たせるといった意味で使われることが多い。
例文)このプロジェクトの納期はバッファあるの?
- ハレーション
もともと写真や映像用語で、光が強く当たりすぎて画面が白くぼやけたり濁ったりする現象のことで、言動などが周囲に強い悪影響を及ぼすといった場合に用いられることが多い。
例文)ハレーションを起こす前に対応していこう。
- フィジビリ
実現できるか前もって行なわれる調査や研究を意味し、実験的、試験的にやってみるということで使われることが多い。
例文)よし、フィジビリしてみよう。
- フィックス
固定という意味で、検討事項などが最終的な内容に決まることを指す。
例文)契約書をフィックス(fix)させてからプロジェクトを進めるように。
- プライオリティ
優先度、優先順位の意味で使われるので、すぐに取り掛かるべき仕事として使われる場面が多い。
例文)これ、プライオリティ高いから、よろしく。
- ブレスト
ブレーンストーミングの略で、1つのテーマに対して、複数の人が自由に意見を出し合い、新しい発想や問題の解決方法を導き出す手法。
例文)新規ビジネスのブレストを始めよう。
- ベネフィット
利益、恩恵のことを意味し、公的機関や企業が提供する手当や給付金、慈善興行を含むこともある。
例文)企業がベネフィットを追求することは当然だ。
- ペルソナ
商品やサービスの典型的なユーザー像のことで、マーケティングにおいて活用される概念のこと。
例文)ペルソナの設定がブレているので、もう一度決めよう。
マ行
- マネタイズ
貨幣を鋳造する、通貨を発行する、資産などをお金に換えるという意味で、事業を収益化するという意味で用いることが多い。
例文)マネタイズできるまで、3年を見ている。
ラ行
- リスケ
スケジュールの組み直し、返済計画の見直しの2つを意味することが多い。
例文)急遽、別の打合せが入ったのでリスケしておいて。
- リテラシー
識字率という意味が転じて、ある手段を適切に活用するための知識や能力のことを指す。
例文)なによりも課題なのがITリテラシーの低さだ。
- ローンチ
打ち上げる、立ち上げる、送り出すの意味で、新製品や新サービスを売り出す、公表することを指す場合が多い。
例文)ようやく新規プロジェクトのローンチに行き着いた。
ビジネス用語をわざわざ日本語にしないことが大切
カタカナのビジネス用語を日本語にしたらどういう意味なのかをわざわざ聞いてくる人がいる。
そんなことをする必要など全くない。
そのまま覚えて日常会話で使っていくことをオススメする。
今回はstak社のCEOということもあり、ちょっとIT業界に寄ったカタカナのビジネス用語チョイスになった。
よく数えたら34選になっているのは、ほんの茶目っ気だが、気づいた人は素晴らしい。
他にも金融用語は知っておいた方がいいものも多いので、改めて紹介する機会を設けようと思う。
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