一触即発(いっしょくそくはつ)

2021-05-24 投稿: 植田 振一郎

非常に緊迫している状況。

経営者という立場になると、ヒリヒリする瞬間に立ち会うことは何度もある。

株式会社stakという会社名に変更したのが2019年の2月。

その前身は株式会社Needol(ニードル)という会社名だったが、創業は2014年2月だ。

何度か起業したときのことは書いているが、Retro Market(レトロマーケット)というレトログッズに特化したフリマアプリを世にリリースすることからのスタートだった。

結果、四国の某会社に外注をしたのだが、私の立場から言わせてもらえれば、まあ全く要望通りでないアプリができあがってきて、揉めに揉めた。

ある日突然、内容証明がポストに届いた。

分厚い封筒の中に一方的にこちらが悪いということがツラツラと書かれた書類が入っていたように思う。

当時は起業したばかりで、顧問弁護士など雇う余裕もないというか、そもそも揉めることなど想定もしていないから発想にない。

とはいえ、対応はしないといけないので、友人の兄が弁護士だったので依頼したことを覚えている。

そして、全く納得がいかなかったが、アプリ制作費として先方に支払いをし、弁護費用も払った。

世にリリースすることすらできなかったクソアプリと弁護士費用に対して、数百万円を払うところからのスタートだった。

今思えば、反省すべきところは多々あった。

考えが甘かったといわれたらそれまでだが、想いから全ては始まる。

 

ITの分野で世になにかを残したいとずっと思っていた。

いや、正確にいうと今でもその気持は変わらない。

なぜかというと、テクノロジーは裏切らないこと、未来へ必ず通ずるからだ。

漠然とそんな気持ちだった中、レトログッズに特化したフリマアプリには自信と希望があった。

そのきっかけは、株式会社ティケーピーを退職してから、広島に戻ることにしたことに遡る。

すぐになにかを始めるわけではなく、当時は母方の祖父と祖母が健在だったため、よくついて行っていた。

広島市内から車で約1時間半ほど北に行くと、庄原市という田舎町がある。

そこにあった祖父と祖母の家の片付けをよく手伝っていた。

田舎には粗大ゴミを捨てに行く施設があって、格安で廃棄ができる。

そんなとき、まだ使えそうな年季の入った扇風機などの家電や、雰囲気のいい哀愁が漂っている文具などがたくさんあった。

昭和に生まれた私だが、昭和初期のモノに対して、なぜか心落ち着くところがある。

いわゆるノスタルジーの感覚が芽生えるのが本当に不思議だった。

 

これもしかしたら売れるんじゃないか?

そう思ってヤフオクに出品をしたことがきっかけになった。

当時、古民家カフェといったレトロを楽しむ場を提供することが流行り始めていた。

というか、レトロに対しては流行りというよりも一定層にずっと人気があるというのが、今の見解だ。

非常にニッチではあるけれど、成り立つ市場。

広島県内にも、レトロをテーマにしたカフェなどの飲食店や雑貨屋もたくさんあって、様々なところに出かけた。

それをメディアにしようとRetroism(レトロイズム)というメディアを作ったが、これもまあ中途半端に終わった。

 

思えば、起業してから、いろんなことをやってきた。

恥ずかしながら、なに1つ上手くいっていないといわれてしまえばそれまでだ。

いつも非常に緊迫している状態だ。

経営者という立場になどと、偉そうに始まった文章にはなんの説得力もない。

それでも、挑戦を続けるのはなぜだろう。

2014年2月に株式会社Needolを立ち上げたときに、2021年5月にstakというモノづくりをしているなど、微塵も思っていなかった。

そこに行き着くまでも、様々なことをやってきたけれども、大きく成功したと誇れるものはないかもしれない。

けれども、まだ挑戦中だからそれはそれでいいのではと緊迫してる状態を楽しむようにしている。

 

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