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2021年5月23日 投稿:ueda

一生懸命(いっしょうけんめい)

命がけで物事にあたること。

先日、知り合ってからかれこれ10年以上経つ、某大先輩経営者から連絡があった。

詳細は伏せるが、とあるアジアの国でコンサルティング業を中心に30年以上やられているというキャリアだ。

日本企業のアジア進出を手伝うというのがベースにあるコンサルティングなのだが、コロナの影響をモロに受けているそうだ。

ここまで書くと、勘の良い方はなんの連絡だったのか察する人もいるかもしれない。

そう、お金を貸してくれという連絡だ。

 

30年以上も異国の地で経営者としてやっているということは、年齢もそれなりに上だということも理解してもらえるだろう。

そんな大先輩からの連絡に戸惑いの方が大きかった。

というのも、2回目の連絡だったというのもある。

1回目は年末だったと思う。

そのときは、こちらの出せる条件を提示したが、最終的に書類等の準備ができないということで、結果話は流れた形になった。

それから半年もしないうちに2回目の連絡があった。

当たり障りのない会話の連絡だったが、年末のやり取りがあったので、すぐに2回目だということはわかった。

コロナが落ち着く様子もなく、日本企業で海外に出るというリスクを取れる企業が少ないことなど安易に想像できる。

一応、内容を聞くと、年末よりも状況は悪くなっていく一方だということだ。

いわゆる、日本でいうところの高利貸しからお金を借りないとマズい状況ということで、毎月金利を払うだけで精一杯だということだ。

 

私は、年末年始にやり取りをしたことをもう一度、丁寧に話をした。

まずはお金を出す条件として、個人で出すことは絶対にできない旨を伝えた。

その理由は至極単純で、とても失礼な表現になるが、完全に落ち目なので投資ではなく投機、つまりギャンブルになってしまうということだ。

そうなると可能性は低いのだが、stak社としての出資は検討できる。

場所を明かすと大先輩に迷惑がかかる可能性もあるので書けないが、stakをその国で拡めるためのコンサルティングをしてもらうという建前だ。

要するに、stakの海外進出、とりわけアジア圏になるが、その手伝いをしてもらうということだ。

ただ、そうなったとしても、その会社自体がなくなってしまっては意味がない。

なので、現在の会社の状況が知れる財務諸表、既存の顧客リスト、今後の見込み客となる企業リストなどの提出を求めた。

その上で、こちらとして最大限できることをしようという意思をみせた。

 

結論、2回目の協議もフワッとした状態で終わってしまった。

その理由は様々あるのだが、もし会社が倒産したらどうするのかという質問をした大先輩の回答にあった。

それは、逃げるか、死ぬか(自殺)、やり続けるかの選択肢しかないというものだった。

私は大先輩にこう伝えた。

死んだら終わりだと。

命がけでという表現があるが、本当に死んでしまったらなにもかもが終わってしまうことをもっと理解すべきだ。

生きていればなんとかなるが、死んでしまったらなにもできなくなることは、当たり前なのだが死を選ぶ人がいる。

ダメだ、どんな理由があっても絶対に死を自ら選ぶという選択肢を取っては、ダメだ。

 

私はまた、こういう提案をした。

今の会社を一旦閉じて、日本に戻ってきてstak社のアジア圏進出の手伝いをしてもらえないかと。

それなら現実的だし、30年以上に渡って溜まっているノウハウを存分に活かせるのではないかと。

それを逃げるという風に捉えないで欲しいとも訴えた。

百歩譲って逃げてもいいのではないか、逃げた先で再起を図り、復活すれば迷惑をかけた人たちにも恩返しができるはずだとも伝えた。

でも、その声は今の段階では届かなかった。

私もいつ同じ立場になるかわからない。

けれども、命がけでというのはあくまでパフォーマンスで、死んでしまったら終わりだ。

本気でビジネスに取り組むことはやるが、それは命を投げ出すということではないことをここに宣言する。

 

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植田 振一郎 Twitter

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