悪人をひとまとめに捕らえること。
悪事を働く人のことを悪人という。
悪事とは道徳や法律などに背いた行為のことを指す。
警視庁の統計によれば、令和元年における刑法犯の認知件数が74万8,559件に対して検挙件数は29万4,206件となっている。
また、令和元年における刑法犯の検挙人員の罪名別構成比は、窃盗が全体の48.9%の大多数を占めている。
窃盗の次に多いのは暴行で13.7%、次いで傷害の10.4%と続く。
窃盗とはモノを盗む行為のことだ。
そのほとんどが、金銭にまつわるものだ。
金銭というと、こんな記事を目にした。
「11月から発行開始、新500円硬貨について知っておきたい10のこと」
冒頭に財務省は4月27日、延期していた新500円硬貨の発行を11月から始めると発表したと書かれているのだが、正直全くこの情報を知らなかった。
というのも、キャッシュレスに慣れた生活がようやくできつつあり、仕方なく対応せざるを得ないとき用の現金を持っている。
つまり、現金から遠ざかっているので、紙幣や硬貨が変わることに興味がない。
とはいえ、相変わらず一定層は頑なに現金主義者がいるので、このあたりの情報もある程度は入れておいた方がいいだろう。
ということで、この記事の内容を元に簡単にまとめていこうと思う。
ことの発端は、2019年4月に財務省の発表である。
新1万円札を渋沢栄一、新5千円札を津田梅子、新千円札を北里柴三郎への刷新とと併せて新500円硬貨の導入をするという内容である。
5,000円札になる人物は誰だよとツッコミを入れたくなるのは、あるあるなのだろうか。
世代的に、新渡戸稲造からの樋口一葉になったのだが、津田梅子とは何者なのだろうか。
ウィキペディアによると、教育者らしい。
それから、女子英學塾(のちの津田塾大学)の創設者らしいが、大学に行った私がギリギリ聞いたことあるような大学だ。
それ以外の功績もいろいろと書いてあるのだが、5,000円札になるほどのものなのかは甚だ疑問だ。
紙幣になる人の選定はどうやって行っているのか、気になるところだ。
そんな新紙幣の導入は2024年度の上半期ということなので、3年も後のことになる。
もはや紙幣が主流ではないことは間違いないだろうが、逆にレトロな感じで価値が出るのだろうか。
そんな3年も先のことを偽造防止を強化するためと、いかにも大義名分があるように進めていくことが実にお役所的だ。
2019年4月に新紙幣へ刷新の発表があったと同時に、新500円硬貨の導入も発表されている。
その新500円硬貨は2021年度上半期とされていたが、10月以降になると再発表をしたそうだ。
現行の500円硬貨と比べると大きく3点の変更があるとのことである。
- バイカラー・クラッドという技術が使われている
- 現行の500円硬貨では縁に同一方向にギザギザが刻まれているが、この一部を異なる形状にする
- 裏面の端の部分に小さく「500YEN」「JAPAN」と刻印する
さてさて、細かいところの説明は記事に書いてあるので割愛させてもらうが、発行が送れている理由がまたなんともいえない。
ATMの改修に時間がかかっているというものだ。
500円硬貨が世に出てきたのが1982年。
2代目が2000年に登場して、まさに今造られているのが3代目ということになる。
現在流通している500円硬貨は約50億枚で、2021年度は約3億2,000万枚が新たに造られているそうだ。
11月からの3代目が2022年3月までに2億枚が発行される見通しとのことである。
最も驚くのは、新貨幣への対応でかかるコストである。
衆院財務金融委員会で財務省の担当者は、新500円硬貨への対応で約4,900億円の需要を見込んでいるとの数字を示しているとのことだ。
同時に、2024年に予定する新紙幣の導入に対応するコストとしては約7,700億円が見込まれると説明。
ここまでコストをかけて刷新する理由は、確か偽造防止だったはずだ。
でも、そのコストと実際に偽造された紙幣や硬貨を比べたときに費用対効果はいかがなものか。
紙幣や硬貨の製造もモノづくりの1つであることに変わりはない。
stakもある程度の予算をかけてここまで来ている。
仮に何千億円ものお金をかけることができるのであれば、失敗などするはずがない。
まさに本末転倒の典型例がここにある。
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