一生に一度会うこと。また一生に一度限りであること。
一生に一度という言葉に人は弱い。
というか、限定という言葉に弱い。
一昔前に一生に一度しか開けないサイトということで、話題になったWebサイトをご存知だろうか?
「+LIFE・」
ライフと呼ばれたこちらのサイトは、現在Adobe Flash Playerのサポートが終了してしまったので見れなくなってしまった。
ただ、一生に一度しか開けないと聞くと、興味がある人はたくさんいるだろう。
現在は見られなくなったが気になる人は下記を見ると概要がわかる。
「【閲覧注意&ネタバレ】一生に一度しか開けないサイトlifeの二度目の開き方は!?」
久しぶりに見たので、確かこんなのだったなという記憶しかないのだが、一昔前にはAdobeのFLASHで作られたサイトも多く、その性質を利用した仕組みだ。
Adobe FLASHは1996年にAdobe社からリリースされた。
ということは、簡単に一昔前と書いているが、四半世紀(25年)前ということに気づいた。
話を戻せば、当時は画期的なツールで、Web上で動画やアプリの表示や操作ができるというWebブラウザ向けの機能を提供していた。
そんなAdobe FLASHも昨年2020年12月31日をもって、サポートが終了した。
1つの技術が終焉を迎えたわけだが、これもまた一期一会だ。
テクノロジーの世界では、新しい規格が出てきたかと思えば、メジャーになることができずに人知れず消えていくということがよくある。
ガジェットやデバイスの規格もあればプログラム言語などもその1つだ。
レコードを買っていた世代、カセットテープで音楽を聞いていた世代、CDを買ったことのある世代、MDに録音していた世代、ストリーミングする世代。
このように新しいライフスタイルが出てくるということは、テクノロジーの進化の裏付けといえる。
その全てが一期一会で、自分の生きた時代が反映されている。
子どもの頃、アニメの再放送で銀河鉄道999を観た。
今でこそ、NetflixやAmazon Prime Videoなどのサービスが普及して観るものに困らないが、当時はコンテンツが限られていた。
それこそ、過去の技術であるVHS、いわゆるビデオに録画したものを何度も観た。
星野鉄郎という主人公が機械の体になるためにメーテルという美女と旅をするというストーリーだ。
最終的に鉄郎は、こんな名言を残す。
限りある命だから人は一生という時間の中で、精一杯がんばる。
短い時間の中で何かをやり遂げようとする。
そうだから、お互い思いやりや優しさがが生まれるんだって。
個人的にはアンドロイドを歓迎している。
ロボティクスにはワクワクしかないし、はやくそんな未来で暮らしたいとも思う。
そうでなければ、stakといったプロダクトのことなど、そもそも興味がないだろう。
パーソナルを確保できて永遠の命が手に入るのであれば、アンドロイドになることもやぶさかでないとも思う。
その反面、星野鉄郎の名言が刺さる自分がいることも否めない。
限られた時間の中だからこそ、全力で生きようとするということだ。
そして、自分が生きた時代が最高だったと思えるように日々動き回っているのかもしれない。
過去に出会った人、今日出会った人、明日以降出会う人。
その全てが一期一会で、自分の糧になる。
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