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2021年3月25日 投稿:swing16o

以心伝心(いしんでんしん)

言葉を用いなくても、お互いに意思が通じ合うこと。

日本人は多くを語らなくても意思の疎通ができるということを主張する人がいる。

その理由は、空気を読むといった行動を自然とやるからということらしい。

でも、本当に意思疎通ができているとは思えない。

近い人でも相手の考えていることを理解しているのかと自分に問うたら、なかなかそんなことはない気がする。

というのも、自分が伝えたことがしっかり伝わっていないことも日々ある。

言葉に出して伝えたことすら理解されていないのだから、なにも発せずに意思疎通を図ることは相当な高等技術だと感じる。

 

トップは46%!「離婚率」47都道府県ランキング

この記事がそれを象徴しているのではないだろうか。

心から嫌だと思う人と普通は結婚することはないはずだ。

基本的には相手のことに好意があって結婚に行き着くはずなのに、毎年多くの夫婦が離婚している。

この記事では、今や3組に1組が離婚するといわれるが、その表現は浅はかであるという指摘から入っている。

初婚同士の婚姻が激減していて、離婚している夫婦のほとんどが今よりずっと婚姻が多かった時代の夫婦による離婚だからということだ。

確かにそのとおりだ。

そのロジックのもとに調査した離婚率のトップは46.15%の高知県らしい。

もっと人口の多い都道府県をイメージしていたので、これは意外だったが、高知県は伝統的に離婚率の高い県の1つということである。

人口が80万人に満たない県で離婚率が高いのは不思議な感覚を覚えた。

続いて、第2位は沖縄県の45.87%、第3位は和歌山県の44.54%となっている。

沖縄県はそのイメージが強いのだが、和歌山県も意外だった。

 

統計によると47都道府県で14都道府県が離婚率40%を超えるとなっている。

つまり、約30%の都道府県の離婚率が40%を超えるということで、3組に1組が離婚するというよりも多いインパクトだ。

上位10位を見てみると、宮崎県、北海道、青森県、岩手県、愛媛県、秋田県、山口県と人口があまり多くない都道府県が目立つ。

こうなると、離婚率が最も低い都道府県が気になるところだが、最下位の47位は東京都だ。

正直、人口が多い分東京都が圧倒的に1位だと思っていたが、完全に裏切られた。

離婚率は27.45%とトップの高知県の46.15%に比べると随分低いことがわかる。

そして、stak社の本拠地のある広島はというと、34位の36.22%という安定の中途半端っぷりを見せている。

離婚率が低いということは、逆にカップル数の維持力が高いということになる。

そのトップ10位圏内の都道府県を見てみると、20代を中心とした若者が増えているエリアかそのエリアで生まれた赤ちゃんが一生その場所に住み続ける割合が高いエリアということだ。

具体的にいうと、関東圏と北陸地方が多い。

若者の移住・定住先に選ばれるエリアであるかどうかと、離婚率の高低は、どうやら強い関係性がありそうだと記事には書いてあるが、個人的にはそう思わない。

 

個人的な見解はこうだ。

婚姻関係になる時期がはやい地域が当然離婚率も高くなるという理論だ。

長い期間、一緒にいればそれだけ飽きることもあるだろうし、人生を生きているともっと良い人が現れるということもあるだろう。

これも歴史から学べる1つの良い事例なのだが、結婚制度というものが、歴史を遡れば人力を必要とした江戸時代に遡るといわれている。

その時代と今の時代が合うはずもなく、既に破綻したものだということはまた別の機会に書くこととする。

 

いずれにせよ、時間を共有するというのが婚姻関係を結ぶということは間違いないだろう。

ただ、現代はコンテンツが多いので、可処分時間が限られている。

いわゆる使える時間の多様化が進み、細分化されているので少しでも時間が欲しいと感じる時代だ。

これもテクノロジーである程度は補填できると考えている。

stakは照明をつけたり、エアコンやTVといった家電の操作が自動化できる。

スイッチやリモコンを触らなくてもいい生活ができる。

ON / OFFする時間など数秒程度のことかも知れないが、塵も積もれば山となる。

1年、5年、10年、20年、30年という長期で見たときには相当な時間になる。

その生まれたスキマ時間を有効に使うことで、離婚率が下がることにも繋がるように感じている次第だ。

 

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植田 振一郎 Twitter

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