得意で威勢のよいさま。また、誇らしげに振る舞うこと。
若者特有の威勢がある。
無責任といわれるかもしれないが、若者と呼ばれる限られた時期をどのように過ごすかは、とても大切だと歳を重ねると気づく。
過去になっていく時間は取り戻すことはできない。
タイムマシンがあったら、過去に行くか未来に行くかといった定番の質問がある。
あなたはどちらを選ぶだろうか。
この質問に対するアンケートはググればたくさん出てくるが、回答に共通点がある。
それは、過去に行くという人が圧倒的に多いということだ。
多少の比率は違えど、半分の50%以上の人が過去に行くという選択をするという結果が出ている。
この回答から、いかに過去に後悔という名の負債を残してきた人が多いのかがよくわかる。
ザッと調べた中で最も多いものでは65%の人が過去を選択して、若いときからやり直したい的なコメントが多く書かれていた。
自分の場合は迷いなく未来を選択する。
別にマイノリティを意識した回答というわけでもなく、昔からこの考え方だ。
それも数年先や生きているだろうときではなく、圧倒的先の未来に行くことを選択する。
過去の自分に戻るとか歴史を確かめるといったことに、なんの価値があるのか理解できない。
そんなことよりも、誰も見たことのない先に行ってみたいという人が少ないことに驚く。
若かった頃の勢いのあった自分をピークに置くことがどれだけ小さいことなのかと思ってしまう。
きっとそういう人は、過去に戻っても必ず同じように後悔をする人生をくり返すだろう。
そして、起業したという立場から、定期的にこういう質問を受けることがある。
いくつのときに起業すればいいのかという質問だ。
これに関しては持論があるのだが、やりたいことがあれば年齢は関係なくいつでもいいということだ。
強いていえば、若ければ若いほどいいというのが自分の考え方だ。
それは、致命的な事態を避けることができるからである。
若ければ若いほどリカバリできるということだ。
こんなデータを見つけたので紹介しておこう。
「起業の年齢は何歳が最も成功率が高い?起業する平均年齢や年齢別のメリットも解説」
このデータによると、2019年に集計した起業の平均年齢は43.5歳らしい。
最も成功率が高い起業の年齢は40歳前後だということだ。
ついでに年代別のメリット・デメリットが書かれているが、全く中身のない内容だ。
そもそも、なにをもって成功なのか定義も書かれていないし、指標が少なすぎる統計のイメージである。
とはいえ、気になった箇所があったので、抜粋したのも事実だ。
それは、29歳以下の起業が5%以下と年々減少している一方で、50歳以上の起業が増加傾向にあり、現在では25%を越えているということである。
自分が起業したのは30歳を超えていた。
今思えば20代で起業してみても全然問題なかったと思うし、今の時代であれば10代での起業も全然ありだと思っている。
でも、大切なのはやりたいことがあるということだ。
だから過去に戻りたいという後悔ではないかという指摘は全く違う。
その当時のやりたいことで起業とわざわざ銘打たなくても、自分の力でビジネスっぽいことをやってみる選択肢もあったということである。
社会はもっと複雑で大人は賢いと難しく考えていた部分が強かったように思う。
一歩踏み出す勇気などという表現もあるが、半歩、いや更にその半歩でも踏み出せば、全く違う景色が見える事実を知らなかった。
知らないことは悪いことではない。
けれども、知らないと損をすることが圧倒的に多い。
このこともくり返しになるが、頭に片隅に置いておくことをオススメする。
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