世の中や暮らしが穏やかで安らかなさま。
どんなときに暮らしが穏やかだと感じるかというのは、もちろん人に依存することである。
一括にすることはできないが、なんとか解析をしてみようと思う。
まず、最も人口比率の高い層である社会人と学生に絞った話にすることにしよう。
となると、大半の人がどのように生計を立てているかが肝になる。
経営者、自営業者、その他というカテゴリでわけたときの比率は、経営者が3.9%、自営業者が13.8%、その他が82.4%というデータがある。
いわゆる、サラリーマン層が80%以上を占めているということに注目して欲しい。
ここでいうサラリーマン層というのは、細かいジャンルは除いて毎月給与を企業や組織からもらっているというのが定義だ。
つまり、8割の人が安定を求めるために様々な職に従事しているということになる。
そんな背景があるので、このようなデータが毎年のように出てくる。
「日本企業の離職率の平均は?離職率を下げるための職場の改善方法」
一般的に離職率の高い企業は悪い企業とされる。
人がすぐに辞めていく企業はブラック企業だいう簡単な言葉で片付けられることも多い。
ここ数年の日本企業の平均離職率は15%前後のようだ。
つまり、100人の従業員がいる企業が1年間で15名の退職が出る感覚だ。
これが多いと感じるか、少ないと感じるかは、また個人の感覚になるのだろうだが、多くの人がこういう流れで暮らしを穏やかにする流れを組んでいる。
ここで大切なのは、確率的に85名の人は企業に残っているということを忘れてはいけない。
先日、こんな経験をした。
といっても1回とか2回の経験ではなく、何度同じ経験をしただろうかというものだ。
立場上、人を取りまとめるポジションにいることが多い。
そのことについて、別に偉ぶるつもりはないし、人を攻撃したり否定するつもりはない。
少しこうやったらどうかとか、このままだと先がないことを指摘することもある。
すると一定数がその後に辞めたいですということを発する。
その確率は確かに15%くらいのような気もする。
つまり、10人に発したら1〜2人が離れていくような言動をするという感覚である。
個人的なスタンスとしては、離れていく人をいちいち止めるようなことはしない。
経験則から、結局そういう人はどこかのタイミングで離れていくことを知っているし、ただただかまって欲しいタイプの人もいるからだ。
かといって、戻って来たいと思ったときに帰ってこれるようにしている。
その関係性がフェアだという結論にいきついたからだ。
もっというと、もはや雇用という概念が古すぎると感じている。
stakチームは、個々が会社を持っていたり、個人事業主として活動しているメンバーがほとんどである。
起業するときにこれは決めたことなのだが、無駄に人を雇用することはしないというスタンスを貫いていて、今後もこのスタンスを変えるつもりはない。
もちろん、是が非でもstak社に入ってやりたいことがあるといった意欲のある人がいれば、快く受け入れる体制はあるが、基本的にこちらから人を追いかけることはしない。
ある意味、試験的にやっていることでもあるのだが、この体制でstakを爆裂させようと日々様々な仕掛けを行っている。
それこそ、コロナ一色の世界になるずっと前から、広島でリモートで仕事をすることは実践できているし、今後も働き方については、追求していこうと思っている。
それが、周りにいてくれる人にとって、暮らしが穏やかだと感じてもらえることに繋がると確信しているからである。
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