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2021年2月25日 投稿:swing16o

按図索駿(あんずさくしゅん)

役には立たない手法やアプローチのこと。

向上心があることは素晴らしいことなのだが、その手法やアプローチを間違う人が多い。

自分に合っていないやり方で物事を進めても時間の無駄であることが多い。

そして、多くの企業にもこの役に立たない手法やアプローチを行っている傾向がある。

昨今、ビッグデータという言葉に踊らされている人々を見受ける。

stakという会社はIoTデバイスの企画・運営・販売を行っている。

その性質から、ビッグデータを取っていきたいという問い合わせをもらうことがある。

そのときに必ず聞くことは1つだ。

 

「どんなデータが取りたいんですか?」

すると、大抵の問い合わせをしてきた側の担当者は、うやむやな回答をする。

データはなんでもかんでも取ればいいというものではない。

どんなデータをなんのためにどうやって取るのか、きちんと組み立てる必要があることを理解していない、ただただバズワードに踊らされている人が多いことに呆れる。

目的のないデータ収集はゴミだ。

要らないものを溜め込んで、ゴミ屋敷にすることとなにも変わらない。

そんなことすらわからない人が企業のIT部門に普通にいるのだから、本当に開いた口が塞がらない。

よくまとまっている記事を発見したので、こちらを一読することをオススメする。

目的無きデータ分析は無駄である

 

無駄なデータを集めることに類似しているが、明らかな関連性があるのに役立たずな統計結果もある。

結果を見ると明らかに相関関係があるのに、実際には全く役に立たない統計が出てくるということだ。

さて、頭の体操をしてみよう。

「次の食べ物を禁止するかを考えてみよう」

  1. 心筋梗塞で死亡した日本人の95%以上が整然と食べていた
  2. 強盗や殺人などの凶悪犯70%以上が犯行前24時間以内に食べていた
  3. 日本人に摂取を禁止すると精神的なストレス状態が見られることがある
  4. 江戸時代以降の日本で起こった暴動のほとんどはこの食べ物が原因である

上記を見ると、危険な食べ物だからさっさと禁止にした方がいいと思う人がほとんどではないだろうか。

でも、この食べ物とは「白米」だ。

もちろん、1〜4のデータは間違っていない。

仮に1〜4のデータと白米との関係を明確にしたければ、白米なしで取ったデータが必要になるし、白米を食べる食べない以外の条件はなるべく一緒にする必要もある。

いずれにせよ、白米が原因ではないので、そもそも統計を取る意味がない。

 

あなたは役に立たないことをやり続けている可能性がある。

成果があがらないと思っている人や上手くいかないと感じている人は、本当にそのやり方が的確なのか、立ち止まった方がいいかもしれない。

人生は一度しかない。

何度も同じことを伝えているが、人生において最も貴重なものは時間だ。

無駄な時間を過ごすことは最も浪費をしていることと同じだ。

歳を重ねれば重ねるほど時間の価値は上がっていくので、効率を上げることは絶対に悪いことではない。

だからこそ、テクノロジーを信用しているのも1つの理由である。

 

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植田 振一郎 Twitter

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