安らかで静かなさま。
静かというワードで上がってくるのがCOVID-19だろう。
未だに自粛ムードが漂う街は夜が異常なまでに静かである。
そんな中、LIFULL HOME’Sからこんな発表があった。
「『2021年 LIFULL HOME’S 住みたい街ランキング』発表」
賃貸ユーザと購入ユーザで住まいに対する考え方の違いから、大きくランキングに変動があった模様だ。
まずは賃貸ユーザの圧倒的な支持を得て第1位に輝いたのが、本厚木ということだ。
そして、大宮、葛西、八王子と東京都心から離れた郊外がトップを連ねている。
他にも千葉、柏、町田といった準近郊・郊外でも都心方面へ乗換なしでアクセス可能な路線沿いの駅が軒並み大きく順位を上げたとのことだ。
明らかに賃貸ユーザの郊外化思考がが進んだ結果となった。
一方で、4年連続1位の池袋は5位に後退した。
他にも川崎が3位→10位、三軒茶屋が6位→16位、吉祥寺が9位→18位など、都心周辺のベスト10圏内の人気エリアが軒並みランクダウンしている。
この背景には、やはりCOVID-19が影響しているといわざるを得ないだろう。
というのも、この記事内にも書かれているが、もう1つの貴重ななデータがある。
2020年の東京都への転入超過数は約3.1万人と2019年の約8.3万人から62.5%も大幅減少しているのだ。
東京都では2020年7月以降6カ月連続で転出超過、つまり人口の流出が発生している。
この傾向は数年前までは考えられなかったが、まだしばらくは影響があるように思う。
購入ユーザはどうだろう。
勝どき、白金高輪、本厚木、三鷹、北浦和というトップ5だ。
1位2位を見る限り、都心一等地の人気はコロナ禍でも衰えていない。
これは新型コロナウイルス収束後を想定し、利便性と資産性の高い都心周辺に買っておきたいというニーズという見解だ。
もしくはコロナ禍だからこそ、仕事への移動の際に密を避けるため公共交通の利用を極力避けたく、移動の少ない都心周辺で生活したい職住近接などのニーズによるとのことだ。
とはいえ、郊外の人気も上昇しているところは注目しておいた方がいい。
自分が実際に住む、あるいは投資として物件を購入するとなると、二極化することが顕著だということだ。
衣食住に携わるビジネスは堅調だというセオリーがある。
不動産の動きは経済のリアルな動きと半年から1年くらいの遅れが生じることが多々ある。
これには理由があるのだが、それは別の機会に書くことにする。
いずれにせよ、IoTと不動産は切り離せない関係にあるので、stakのCEOとして今後も不動産に関する情報を出していくようにしよう。
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