ハッタリと嘘の狭間で 第81話〜第85話

2020-04-22 投稿: 植田 振一郎

第81話

NYについてから、スケジュールの詳細を知る。

1日目は日本からの移動のみ。

2日目はピッツバーグで行われるピッチ本番の練習。

3日目は大阪の予選大会で1〜3位までのスタートアップのチーム合同mtgからの夜にはNYで本番の事前練習ピッチ。

4日目はNYからピッツバーグへ移動。

5日目はピッツバーグでピッチ本番。

6日目はカーネギーメロン大学で展示会。

7日目に帰国。

ざっくりこんな感じだったはず。。

1日目の到着後に軽く食事を終わらせると明日に備えて、ホテルで休んだ。

翌日からまずはNYでの余興の英語のみのピッチの練習だ。

正直、こういったレッスンは受けたこともないし、受ける必要もないと思っていた。

さすが、本場アメリカといったところだろうか。

コミュニケーションの取り方というか人と人との距離感が日本とは全く異なる。

どの分野にもプロフェッショナルがいるのが、いかにもアメリカらしく新たな経験値が増える。

比較的ナーバスは時間は続くが、こういった新しい出会いはやはりどこに行っても悪くないと感じた。

第82話

1日目のレッスンが終わると、少ない友人のツテをたどって、現地で暮らす日本人と束の間のNY観光をした。

アメリカ人と結婚した彼女は、いろいろと大変だということを主張しつつも、いつもポジティブだ。

高校時代から英語が好きだったが、本格的に学び始めたのは高校を卒業してフィリピンに留学してからだという。

年は俺とほぼ変わらない同年代。

当時、英語を学ぶためにフィリピンを目指したは日本人は珍しい。

理由を聞くと単純に安かったからだということだ。

英語を学びたいといいつつも日本でジッとしている人は多い。

彼女もまたノリで海外を目指し、会ったことはないが異国の地の男性と結婚をした。

そして、まだまだあどけないが、ステキな個性を持った娘には会った。

日本人として同郷で生まれたが、今はアメリカの地で暮らしている。

彼女と話していると、ネガティブをポジティブに変える力がある。

いろいろと経験してきたからこそ強さを感じる。

一番は、彼女のような生き方も決して悪くないと思わせてくれるところだろう。

そんな彼女に束の間のリラックスタイムをもらった。

残念ながら、見に行きたかった大リーグは雨のために中止になったが。。

第83話

3日目は午前中は引き続きレッスン。

そして、午後19時くらいからだったと思うが、NYでのピッチがあった。

ピッツバーグでの本番の前哨戦といったところだろうか。

会場は日本にも最近増えたシェアオフィスの一角といったところで、50人も人が入れば埋まってしまうくらいのところだ。

オーディエンスは日本人が多く、外国人であっても日本語が話せる人も多かった。

現地のコディネーターが日系企業の駐在員たちに声をかけていたようで、納得した。

まあ、俺も上海にいた時期があるのだが、日系企業の駐在員ほどロクでもない人材はいない。

大手企業になればなるほどそういった傾向が強いといっても過言ではない。

なぜグローバル企業が日本から生まれないのか。

それは日系企業の駐在員を見れば一目瞭然だ。

高い志を持って、まともな仕事をしている人は本当にごくごく一部の人間のみで後は帰国する日をカウントダウンしているのみだ。

そんな中でのピッチは、はっきりいってなにも生まないし、こちらのモチベーションも上がらない。

唯一の救いだったのは、そんな中にも日本語が話せないアメリが人が声をかけてくれたばかりではなく、stakに興味を持ってくれたことだ。

第84話

名刺を渡して、連絡するからアメリカ進出についてのアドバイスが欲しいと伝えた。

いや、正確には伝えたつもりだ。。

俺は英語ができないから、どこまで伝わったかわからないが、誰も助けてはくれないのだから、とにかく必死に拙い英語で話すしかない。

そんな感じでNYでのピッチは終わった。

終始雨模様で寒さが目立ったNYだったが、雨も止んだ最終日の夜にエンパイアステートビルに行くことにした。

入口がわかりにくく、入場料も1人50ドル(約5,500円)を超えていたことにも驚いた。

もっと驚いたのが、そんなに大した夜景ではないことだが。。

いずれにせよ、5月中旬にしては記録的な寒さで、しまった冬物の衣服を再び出すほどだと現地の人がいうほどの歓迎をNYでは味わえた。

そして、ステーキはさすがに美味く日本よりも安価だったことも覚えている。

なにを得たかといわれれば皆無なのだが、それでも雰囲気とまた行きたいと思わせてくれる言葉にならない魅力が確かにあった。

そんな貴重な経験をさせてくれたstakには要所要所で感謝している。

第85話

翌日はピッツバークへ向けての旅だ。

初めてのアメリカで国内線で乗り継ぐという経験ができたのも良かったことの1つだ。

NYの中心マンハッタンからUberで空港へ向かう。

到着したのはジョン・F・ケネディ空港だが、ピッツバークへ向かう空港はニューアークリバティ空港。

ちょうどNYを横断する感じだ。

ニューアーク空港ではセルフチェックインで若干の戸惑いもあったが、人の流れに乗っていけばなんとかなるものだ。

そして、国内線の機体のサイズに驚いた。

左右に2席ずつの4列しかない小型機で約1時間のフライトだ。

ピッツバーグの知名度は日本でいうところのどのくらいなのだろうか。。

カーネギーメロン大学と聞けば、もう少し知名度が上がるかもしれない。

今回の旅ではカーネギーメロン大学へ日本の大手企業からMBAを取りに行っている人たちとの意見交換の場もあるということだ。

いずれにせよ、NYとはまた違った場所に行けることに英語縛りのピッチ本番が控えて若干の憂鬱はありつつも、ワクワクしていた。

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