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2020年3月12日 投稿:swing16o

ハッタリと嘘の狭間で 第51話〜第55話

第51話

新しいモノが好きだという人には手に取ってもらえる可能性が高い。

デバイスやガジェット好きという人であれば、手に取ってもらえるだけでなく、購入してもらえる可能性も高い。

でも、全く興味のない人や少しだけ興味のある人にはstakは無価値だ。

stakだけではなく、他のIoTデバイスも同様だ。

あれだけTVCMや交通広告を打ち出している「Alexa(アレクサ)」で呼びかけるAmazon Echoや「OK Google(オッケー グーグル)」で呼びかけるスマートスピーカーの2018年の日本での普及率はわずか6%だという。

Makuakeでクラウドファンディングを実施した当初は、そんなデータもなかったが、アメリカやヨーロッパでスマートホームという概念が想定していたよりも浸透していないという情報は入っていた。

そこで、とにかく啓蒙活動は必要だということはヒシヒシと感じていたのだ。

今でもその気持は変わらないのであるが、自分では買わなくてもプレゼントしてもらうことで、使うようになるというシーンをstakは想定している。

第52話

バレンタインデーにMakuakeの支援者への配送および一般販売開始を設定したのは、まさにそこにある。

周知の事実だが、バレンタインデーはチョコレート会社のPR戦略に端を発している。

そして、女性が男性へチョコレートを贈るという風習を植え付けた。

その市場規模は減少しつつあるとはいえ、2019年でも約1,260億円というデータがある。

注目したいのは、贈るものは必ずしもチョコレートでなくなり、女性から男性という概念も崩れている。

つまり、PRという仕掛けは年月が経てば形が少しずつ変わっていくということで、資本主義の世界ではプラスに働くこともあればマイナスに働くこともあるということだ。

バレンタインデーに贈るものが、stakであってもいい。

もちろん、彼女から彼氏へでもいいし、女友達から女友達でもいい。

とにかく、プレゼントするという概念を植え付けることに最大のプライオリティがあるのだ。

そして、それは別にバレンタインデーに固執する必要もない。

少し考えただけでもプレゼントを伴うイベントは年中ある。

第53話

バレンタインデーがあるということはホワイトデーもある。

季節を追っていけば、卒業や入学に関するイベント、こどもの日、母の日、父の日、敬老の日、クリスマスなど強引に挙げればまだまだある。

なにもメジャーなイベントでなくてもいい。

例えば、引っ越しするという人への引越し祝いや結婚式の引出物でもいい。

引っ越しと結婚の掛け合わせで、新居へのプレゼントにもstakは最適だ。

stak以外のIoTデバイスであっても喜ばれるはずだ。

少しずつ認知度を高め、一度使ったらその便利さから抜け出せなくなるように圧倒的なUXとUIの改善をすればいいのだ。

そこが「モノづくり」をする側の命題である。

stakは機能拡張型という、ハード面での機能が増えていくという特徴がある。

つまり、買ったら終わりではなく、新しい機能が使えるようになることで飽きさせない、ワクワクが続くことでファンを喜ばせたいという想いが強くある。

くり返しになるが、スピーカー、フレグランス、虫よけ、カメラ、センサー、モバイルバッテリーなど様々なモジュールという機能拡張のモノが登場する予定だ。

そして、その登場するモジュールの販売はイベントがあるときに被せていくという戦略をとろうと思っている。

 

第54話

それを徹底することで、次のイベントのときにはstakをプレゼントに使おうという人が1人でも増えればいい。

それ以外にもPRに絡ませたキャンペーンもいろいろと打ち出していこうと思っている。

まあ、stakという商品を開発できる状況が1日でも長く続けばということが大前提だが。。

IoTデバイスが世の中でメガヒットしていない理由を俺なりに分析してみると、とてもシンプルな答えに行き着く。

それは、今すぐに必ずしも必要なものという位置づけでないからだ。

日常の生活に必要なものほどインフラ化しやすい。

一般的なインフラとは、電気、水道、ガス、インターネット回線などが挙げられると思うが、ここでいうインフラとは列挙した機会的な設備という意味ばかりではない。

人はお腹が空く生き物だ。

毎日、なにかしら飲食する。

寝る前にお風呂に入ったり、シャワーを浴びる習慣がある。

毎日、バスルームでシャンプーやリンスなどを消費する。

化粧をする人であれば、メイク道具は必須だ。

こういったものをインフラと称するとすると、毎日必要なものということになる。

IoTデバイスがその領域にいくには、まだまだということだ。

第55話

では、なぜまだまだの領域に留まっているのだろうか。

その理由も簡単だ。

多くの人にとって、IoTとかAIといった言葉が単純に難しいものだと脳内でリンクされるからだ。

そして、人は往々にして難しいもの、つまり自分が理解できないものについては、怖いとか不安が勝り遠ざける傾向にある。

自分はそういうことに疎いからという一言で遠ざけるだけでなく、ネガティブな感情に流されやすい。

IoTが批判される筆頭がセキュリティ問題だ。

情報漏洩する危険性は確かにあるが、必要以上なマイナス面のアピールがされる。

AIは仕事が奪われるという方向に持っていかれる。

AIに奪われる仕事とか生き残る仕事といったタイトルの記事を目にする機会が増えた。

いずれも恐怖を煽ることでアクセス数を稼ごうとするものが多い。

少し考えれば簡単なことなのに、大衆がネガティブな方向へ向かうと流される人がいかに多いことか。

人類が進化を遂げてきたのは、10%の変化を恐れない人たちの挑戦によるものだという。

つまり、10人いたら1人しか実際の行動に移さないということだが、なるほど理解できる。

 

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